まとめノート|具体的な作り方【センター試験対策】

まとめノートの具体的な作り方

2019/9/28に大幅に加筆・修正

まとめノートの具体的な作り方についてわかりやすく説明します。

まとめノートとは、私がおすすめしているセンター9割取るための勉強法の一つ。

まとめノートを作ることで復習を効率化させることができ、ノートにまとめるときに考えが整理されるので、覚えやすくなります。

まとめることが知識のアウトプットになるからです。

まとめノートを作ると勉強を劇的に効率化することができ、センターで9割取れるようになります!

まだまとめノートを作ったことがない人は、ぜひすぐに作ることをおすすめします。

私が実際に作ったセンター試験生物のまとめノート

まず、私が実際に受験勉強で作ったセンター試験生物のまとめノートをみてください。

こんな風にまとめてます。

ふ化の時期
ウニ  ー 胞胚期
カエル ー 尾芽胚胞胚期の細胞の層
ウニ  ー 1層
カエル ー 複層

自分が間違ったところのポイントを端的にまとめています。

しかも、理解しやすいように、絵まで描いています。

暗記だと知識はすぐに忘れてしまうので、覚えるために理解しないといけないことは書いておくといいです。

このように、覚えるべきポイントだけをまとめていくことで、自分が苦手な問題だけを簡単に復習することができるのです。

すると、復習回数が増えるので、覚えにくいことも覚えることができます。

もう1つの事例を見てみます。

4/26 8/16 18 19 25
ばか苗病菌はカビの仲間(菌類)4/27
大脳
新皮質=随意運動、感覚、精神活動
古皮質=大脳辺縁系=本能行動、感情
間脳視床下部=体温調節・血糖量調節の中枢

まとめたところの上に書いているのは、まとめた日と復習した日付ですね。

まとめノートにまとめたことは、翌日、明後日、最後の復習日から1週間後、さらに最後の復習日から2週間後、さらに最後の復習日から1ヶ月後というように、5回復習することを意識していました。

いつ復習すべきかをわかるようにするために、勉強した日付は必ず書き込みましょう。

まとめノートを作るメリットは?

まず、まとめノートをつくるメリットは4つあります。

・知識を紙にアウトプットするので整理される
・自分が覚えにくいところを何度も復習できる

・まとめノートさえ復習すればよいという状況ができるので、復習するモチベーションが上がる
・模試や過去問の復習の漏れがなくなる

まず、まとめノートを作ること自体がアウトプットになるので、知識が整理されて、記憶に定着しやすくなります。

また、間違ったところだけをまとめたまとめノートを作れば、それを復習するだけで、模試の復習や問題集の復習全てを行うことができます。

間違えた問題を探すために、ページをパラパラめくる必要がないので、復習も簡単。

また、復習するのって正直面倒くさいものですよね。

さっさと新しい分野に進んで、勉強を進ませたいと思うのが普通でしょう。

でも、復習は勉強で1番大事なことです。

だから、絶対に復習はやらなければいけません。

なので、まとめノートを作って、これだけ読めば復習できるという状態にすることで、復習することへの心理的ハードルを下げましょう。

そうすれば、復習をする頻度が増えるでしょう。

また、まとめノートだけやれば、苦手な問題が解けるようになる。つまり、成績が上がるということなので、復習するモチベーションも上がります。

模試や過去問、問題集などの全ての苦手な問題をまとめておくことで、復習の漏れがなくなるというメリットもあります。

まとめノートを作る時の注意点

自分が忘れる前提でまとめる

人は忘れる生き物です。

今勉強したばかりなら、知っていて当然。

でも、1週間経てば、忘れてしまいます。

だから、ノートにまとめるときに

 ・どうまとめたら次に見た時に覚えやすいか?

・忘れても思い出すためには、何をまとめておけばいいか?(人は必ず忘れるから)

 ・自分が忘れてもこれを見返したら思い出せるようにするためにはどう簡潔に書くべきか?

といろいろと考えてまとめましょう。

すると、知識が整理されて、忘れにくくなります。

見方を変えると、将来の自分に勉強を教えているともいえますね。

人に勉強を教えると身に付きやすいっていうじゃないですか。

それと同じ理論です。

このようにまとめること自体が復習になるので、知識の定着にもつながるでしょう。

ホントにまとめノートを作るのはおすすめの勉強法なのでぜひ実践してください。

どうまとめたらわかりやすいか?を考えてまとめる。

ただ、ノートに写しているだけだと効果がありませんからね。

この点に注意してもらえれば莫大な勉強効果があると思います。

日付を書く

まとめノートに書いたことは、以下のように何度も復習します。

だから、日付を必ず書きましょう。

まず学習する
学習した次の日に、1回目の復習をする
その1週間後に、2回目の復習をする
2回目の復習から2週間後に、3回目の復習をする
3回目の復習から一ヵ月後に、4回目の復習をする

医学部再受験成功者のみが知る効率のいい復習法 勉強の効率を爆発的に高める復習法を3つ紹介します! 勉強の目的は知識をつけること、...

まとめノートに書いたことをまた間違えたら付け加える

人は忘れる生き物です。

まとめノートにまとめてたのに、また間違えることもあります。

その時は、まとめてた場所にさらに内容を付け加えましょう。

忘れたということは、理解が足りなかったということです。

もしくは、単純な記号的暗記が必要とされる問題の可能性があるので、ゴロを作ったりして覚えてしまいましょう。

例えば、総タンパク(TP)6.5-8.0を覚えたいとします。

でも、こんなもの一旦覚えてもすぐに忘れてしまうでしょう。

しかし、トランポリン(TP)向こう(6.5)にやれ(8.0)と覚えれば、なかなか忘れません。

ゴロを作ったら、まとめノートに追加しておきましょう。

このように、まとめノートは何度もアップデートを加えていくものです。

気がついたことがあれば、情報を付け加えましょう。

まとめノートの作り方|実践編

①まず網羅的な問題集一冊を効率的な復習法「問題の評価、復習間隔の最適化」という2つの手法を用いて、5回以上繰り返す。

医学部再受験成功者のみが知る効率のいい復習法 勉強の効率を爆発的に高める復習法を3つ紹介します! 勉強の目的は知識をつけること、...

② ①を真面目に行えば、センター試験過去問やマーク模試で安定して70点以上とることが出来る。
(これを達成できれば③へ進む)

③ センター試験過去問やマーク模試を解く

次に、間違えた問題の解説を読みましょう。

そして、自分が「なぜ間違えたのか」考えます。

さらに、「どのような知識があれば、この問題を解けたのか」と考えるのです。

知識問題でない問題は、「どのように考えれば、この問題を解けたのか」を考えます。

このように問題について考えることを問題分析といいます。

これらの問題分析により

例えば

「副交感神経が分布していないところは、血管や汗腺や立毛筋である。

副腎髄質からのホルモン分泌を促進するのが、交感神経である」

ということを覚えていれば正解出来たとわかったとします。。

すると、まとめノートにこうまとめるのです。

副交感神経が分布していない=血管、汗腺、立毛筋
副腎髄質からのホルモン分泌を促進=交感神経

これで、マーク模試や過去問を2度と復習しなくてすむようになるのです。

マーク模試や過去問を定期的に引っ張り出してきて復習をするというのは、本当に面倒だし、絶対に忘れてしまいます。

しかし、だからこそ模試や過去問の復習をすれば、他の受験生に絶対的な差をつけることができるのです。

さらに、問題分析により、問題を解くために必要最小限の知識を分かりやすくまとめています。

だから、模試をそのまま復習するよりも、大幅に短い時間で復習が出来るのです。

通常、模試を復習するなら、まず家の中から模試を探す(散らかっていたら探すだけで1時間かかることも)→間違った問題を見つける→解説で答えを探す→解説を全部読む(実際に重要なところはごく一部)という無駄な作業を何度もしないといけません。

圧倒的に非効率的で面倒です。

僕だって、こんな非効率的なやり方だと復習したくありません。

私は面倒くさがりなのでまとめていたんです!

面倒なことは一回こっきりにしましょう。

すぐに効率良く復習するために、まとめノートを今すぐ作りましょう。

やるべきことが明確になっていて、それを勉強すれば成績が必ず上がる!!!

なんて教材があったらぜひ欲しいと思いませんか?

それがまとめノートなんです。

初めは、マーク模試で70点しかとれないので、30点分の知識をまとめることになります。

つまり、1問2点なので、最低15個の知識をまとめることになります。

2ページもあれば、まとめられる量でしょう。

④ 間違えた問題をまとめる

まとめノートに書いたことは、以下のように何度も復習します。

だから、日付を必ず書きましょう。

まず学習する
学習した次の日に、1回目の復習をする
その1週間後に、2回目の復習をする
2回目の復習から2週間後に、3回目の復習をする
3回目の復習から一ヵ月後に、4回目の復習をする

医学部再受験成功者のみが知る効率のいい復習法 勉強の効率を爆発的に高める復習法を3つ紹介します! 勉強の目的は知識をつけること、...

⑤ 新しいセンター試験過去問やマーク模試をどんどん解いて、間違えたらまとめる

このとき、まとめノートを何度も復習しているので、1度間違えた問題は、間違えなくなっているでしょう。

だから、マーク模試を受けても80点取れるようになっているでしょう。

最初のベースとなる問題集は、5回復習した後も1ヶ月に1回くらいは、全部復習をします。

時間がなければ、何度も間違えた問題だけの復習でもOK。

すると、マーク模試で90点くらい取れるようになります。

この時点では、ほとんど正解するので、まとめノートにまとめる知識はせいぜい5つくらいしかありません。

以上のように、まとめノートを作ると、どんどん点数が上がるにつれて、まとめノートにまとめる内容もなくなっていくのです。

つまり、勉強が進むにつれて、楽になっていきます。

最終的に、安定して100点がとれるようになるでしょう。

そこまでくれば、もうその教科を制覇したことになります。

もうその教科をあまり勉強する必要はありません。

⑥ 後は、①の問題集を忘れないように定期的に復習して、まとめノートを週1で読み返していれば、毎回100点がとれるようになるのです。

後は、定期的に、最初の問題集とまとめノートを復習するだけ。

いわゆる記憶のメンテナンスですね。

ここまでくれば、センター生物の勉強時間は、1日30分で毎回100点を取る実力を維持できるでしょう。

まとめノートは、あなたの血と汗の結晶です。

絶対に、なくさないようにしてください。

他の人には、何の価値もありませんが、あなたにとっては、お金には替えられない価値のあるものになっているはずです。

最後に

今回紹介したまとめノートの作り方は、あらゆる科目に応用できます。

受験勉強は所詮、記憶した量が多い人が勝つゲームですから。

なので、数学、英語、化学、国語など他の科目でも作ってみてください。

各教科の具体的な勉強のやり方

英語のオススメ参考書や勉強法

数学のオススメ参考書や勉強法

化学のオススメ参考書や勉強法

生物のオススメ参考書や勉強法

国語のオススメ参考書や勉強法

倫理政治経済のオススメ参考書や勉強法