鹿児島大学医学部は難易度、偏差値、倍率から入りやすい?

鹿児島大学医学部の難易度を偏差値や倍率から考えてみたいと思います。

また、科目ごとの難易度や対策についてもお話させていただきます。

鹿児島大学医学部とは?

鹿児島大学医学部は医学科と保健学科からなり、鹿児島県鹿児島市にキャンパスがある国立大学医学部です。

新制八医科大学の一つで古い伝統のある医学部になります。

地域や国際社会など幅広く活躍できる人材を欲しているとのこと。

定員は107名で前期日程は69名、後期日程は23名、推薦入試で15名。

前期日程での募集が多めです。

カリキュラムとしては、一般的な国立大学と同じく、一年次は全学部共通の教養科目を中心に履修し、二年次より医学に関する内容の講義が増えていきます。

こちらの動画を見ると、鹿児島大学医学部の雰囲気がわかるのでおすすめです!

鹿児島大学医学部の偏差値は?

鹿児島大学医学部医学科の偏差値は66.3となっており、医学部の中では真ん中より少し下の偏差値の高さです。

しかし、偏差値66.3というのは他の学部なども含めると高い偏差値なので、簡単だということではないので注意しましょう。

旧帝大学(医学部を除く)に合格するレベルの偏差値というと、決して偏差値は低くないということが伝わるでしょう。

>>医学部偏差値ランキングと倍率から入りやすい医学部は?

鹿児島大学医学部の倍率は高い?

鹿児島大学医学部の一般入試および推薦入試の倍率は以下の通りです。

年度鹿児島大学医学部医学科倍率(前期)
20184.2倍
20173.3倍
20166.1倍

年度鹿児島大学医学部医学科倍率(後期)
201811.4倍
20173.7倍
201614.2倍

年度鹿児島大学医学部医学科倍率(推薦)
20183.0倍
20173.2倍
20162.5倍

この通り、鹿児島大学医学部の倍率は年度によって大きく変化しますが、基本的には倍率は高いと捉えてよいです。

しかし、鹿児島大学には浪人覚悟で受験する人も多数いるので、倍率は高くなりやすいです。

2017年の後期日程の倍率が低すぎたのでデータの間違いかと思い、公式HPで調べてみましたが、受験者数が90名弱しかいませんでしたので間違いではなさそうです。

正直この年に何が起こったのかはわかりませんでしたが、このようなことは異例であり、滅多に起こらないと考えてよいでしょう。

>>国公立医学部の後期試験でおすすめの穴場大学は?

鹿児島大学医学部の難易度は偏差値や倍率から考えると

鹿児島大学医学部医学科の偏差値、倍率から難易度を考察してみると、若干易しめという結論に至りました。

偏差値的には医学部の中でも中間よりということと、ダメもとで出願する受験生がいることで倍率が上がっていることを考慮して結論を出しました。

易しめといっても飽くまでも、“医学部の中では”易しいということをお忘れなく。

全体的にみると難易度は高いです。

鹿児島大学医学部の入試概要

浪人生、再受験生には厳しい医学部となっていますので現役生には狙いやすい医学部です。

>>医学部再受験に寛容な大学|多浪や浪人でも年齢差別がないのは?

入試科目は前期が数学、英語、理科二科目、面接。

センター試験と二次試験の比率は900:920となっています。

後期は小論文と面接。

センター試験と二次試験の比率は900:320となっています。

前期日程では、センター試験と二次試験の配点がほぼ同じなので、センター試験対策と二次試験対策のバランスを保ちながら勉強を続ける必要があります。

地方国立大学の医学部入試でよくみられる「センター試験で逃げ切り」といったことはできなので注意しましょう。

各科目の対策について紹介します。

数学

数学では証明問題が頻繁に出題され、難易度は標準~難問まで幅広く出題されます。

なので、数学の対策ではチャートなどの幅広い問題が載っている網羅系の問題集を使って行いましょう。

採点が厳しいと噂されているので、添削などをしてもらいましょう。

英語

英語の難易度はそこまで高くはないのですが、数学と同様に採点が厳しいと言われているので、英作文問題についてはしっかりと先生に添削してもらいましょう。

特に、自由英作文では90~110字くらいの課題を先生に指定してもらい、練習するのが良いでしょう。

長文に関しては、学校の演習プリントを真面目にこなし、復習をしっかりしていれば解ける難易度だと思います。

理科

理科に関しては、化学、生物、物理の三科目とも標準的なレベルの問題が殆どです。

化学に関しては少し難しい問題がありますが、そこで差がつくのだろうと僕は考えています。

標準レベルの問題が多い入試では、ミスの少なさと難問でどれだけ点数を稼げるのか、という点が重要になります。

面接

最後に、面接についてです。

面接はなんと120点分の配点があります。

しかも面接の採点は厳しく、下手すると40点しか取れない、といったこともあるようです。

面接内容も面接官の納得がいく返答をしないと、論理の穴などをかなり突っ込んでくるようです。

なので、面接対策にはかなり時間をかけ、穴のない受け答えができるようにしましょう。

後期日程では、小論文対策をしっかりと行う必要があります。国語の先生などに添削してもらいましょう。

なにより、センター試験の配点が大きく、倍率も高いので、センター試験の得点率が九割以上ないと、まず受かる見込みはないでしょう。

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