大阪大学医学部といえば、ドラマ「白い巨塔」のモデルとなった大学として有名です。
日本で3番目に難しい国立医学部といっていいでしょう。
ブラックジャックを書いた手塚治虫が卒業したことでも有名です。
今回は、大阪大学医学部の難易度について考えていきたいと思います。
大阪大学医学部とは?
大阪大学医学部は、研究や臨床を通して、将来の医学を作っていく学生を求めているとのこと。
トップレベルの医学部なので、意識が高いですね。
研究をしてみたいという受験生にはおすすめの医学部になります。
大阪大学医学部は、医学科と保健学科からなり、大阪府吹田市にキャンパスのある大学です。
日本トップクラスである旧帝大学の一つであり、歴史ある非常に優秀な大学です。
定員は医学科は今年から一般入試枠が95名、推薦枠が5名となっています。
推薦枠がほとんどない、学力勝負の医学部と言えるでしょう。
また、カリキュラムとしては、一年次では他の国立大学医学部と同じく全学部共通の教養科目の講義を中心に履修しますが、基礎医学の体験実習なども行われるため、早い時期から医学に触れることもできます。
二年次の後半より、専門科目の講義を中心に履修していきます。
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大阪大学医学部の偏差値は?
大阪大学医学部医学科の偏差値は73.3です。
これは、東京大学、京都大学の医学部に次いで、日本で三番目の偏差値となるかなり高い偏差値です。
全国模試などで、上位者名簿一覧に名前が載るくらいの実力が求められます。
大阪大学医学部の倍率は高い?
大阪大学医学部医学科の一般入試の倍率は以下の通りです。
年度 | 大阪大学医学部医学科倍率(一般) |
2018 | 2.5倍 |
2017 | 2.0倍 |
2016 | 2.5倍 |
この通り、倍率は上位大学だということを考えても低いです。
しかし、倍率は低くても、集まる受験層のレベルは日本トップクラスの方々ですので、油断できません。
浪人生、再受験生にも寛容な大学であることからも、受験生のレベルが高いと考えられるでしょう。
大阪大学医学部の難易度は偏差値や倍率から考えると
大阪大学医学部医学科の偏差値や、倍率から難易度を考察してみると、かなり難しいという結論に至りました。
倍率は低いですが、浪人生や再受験生の存在、大阪周辺の高校のレベルの高さと日本で三番目の偏差値であることを考慮すれば、難しくないはずがありません。
次の項目で書かせていただきますが、入試問題も非常に難しいので、相当の学力が求められます。
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大阪大学医学部の入試概要
大阪大学医学部は高い偏差値に加え、浪人生、再受験生にかなり寛容な医学部ですので、レベルの高い戦いが予想されます。
>>医学部再受験に寛容な大学|多浪や浪人でも年齢差別がないのは?
入試科目は数学、英語、理科二科目、面接。
センター試験と二次試験の比率は500:600となっています。
高度な二次試験での力に加えて、センター試験での高得点も求められます。
なので、早い段階からセンター試験対策を終わらせ、二次試験の勉強に時間を割く必要があります。
次に、各科目についての情報を書いていきます。
数学
数学に関してはかなり難しく、数学の根幹を理解していないと解けないような問題が多く、東大や京大の過去問を使って勉強すると良いでしょう。
計算に関しても煩雑な問題が多く、計算練習も怠らないようにしましょう。
英語
英語では英文和訳、英作文などが中心として出題されるが、難関校を意識した勉強を行っている受験生ならそこまで苦しむことはない難易度です。
自由英作文に関しては、テーマに対しての制限字数が少ないのでしっかりまとめられるように、過去問などを英語の先生に添削してもらいながら対策しましょう。
物理
物理に関しては、難易度は標準的ですが、計算が煩雑である問題が多いので計算練習を数学と同様にしっかり行いましょう。
化学
化学では難問が多く、知識問題が少ないので、難易度の高い大学の過去問や、問題集をある程度解けるようにしましょう。
しかし、標準的な問題もある程度存在するので、そこでミスをしないようにすることが合格へ近づく一歩です。
生物
生物では、入試問題の中ではトップクラスに難しいです。
知識力、読解力、考察力、文章力と様々な能力を要求されます。
生物だけで見ると、東大や京大の難易度を超える可能性もあるので、難しめの問題集と過去問を解いてしっかり対策しましょう。
このような理由から、大阪大学医学部医学科の受験では生物は不利と考えることができます。
面接
最後に面接についての内容です。
面接の時間は10分程度で、和やかな雰囲気で行われます。 質問内容に関しても、医療に関する質問はあまりなく、受験生自身のことに関する質問が多い様子ですので、対策としては、本番で自然体でいられるように緊張しない練習をする程度で大丈夫だと思います。
学校や予備校の先生などに定期的に練習相手をお願いしましょう。
最後に
大阪大学医学部医学科への合格はかなり険しい道となります。
僕が受験生時代に解いた感想では、東大や京大は基本をしっかりできていれば解ける問題が多い中、大阪大学では難問や奇問が多く、東大や京大よりも難しく感じました。
しかし、過去問をしっかり研究していけば傾向を掴むことができ、慣れてくると思うので、諦めずに勉強を続けてください。
受かってきます