慶應義塾大学医学部の難易度を偏差値や倍率から考えてみたいと思います。
慶應義塾大学医学部の偏差値は高い?
慶應義塾大学医学部医学科の偏差値は76です。
偏差値76というのは上位0.6%であることを意味します。
1学年の人数が167人の学年ならトップをとらなくてはいけません。
いかに慶應義塾大学医学部医学科の偏差値が高いかがわかるでしょう。
慶應義塾大学医学部医学科は私立医学部の中でトップの偏差値となっています。
なので、私立医学部を目指す人たちの中でトップをとるくらいの成績がないと合格するのは難しいといえるでしょう。
参考記事 医学部偏差値ランキングと倍率から入りやすい医学部は?
慶應義塾大学医学部の倍率は高い?
慶應義塾大学医学部医学科の倍率は高いです。
しかし、最近は倍率は年々減少傾向にあります。
医学部志願者は増加傾向にあるので、受験生が自分の身の丈にあった大学を受験する傾向が高まっているようですね。
これは慶應義塾大学医学部医学科の受験料が6万円と高額だからだと思います。
世の中も不況ですし、合格できる可能性が低い医学部は受験しないで、無駄なお金を使いたくないのでしょう。
年度 | 慶應義塾大学医学部医学科倍率 |
2017 | 7.7 |
2016 | 8.6 |
2015 | 9.5 |
2014 | 10.3 |
2014年は10倍を超えていたのが、2017年は7.7倍にまで減少しています。
これは結構穴場で入りやすいといえるかもしれませんね。
偏差値が70以上ある方は受験してみるのもいいでしょう。
慶應義塾大学医学部の難易度は偏差値や倍率からかなり高い?
慶應義塾大学医学部の難易度は偏差値や倍率から考えると、かなり難しいです。
偏差値は76と私立医学部トップですし、倍率は最近は減少傾向にありますが、受験生の超トップ層が受けることに変わりはないので、難易度はめちゃくちゃ難しいといわざるおえないでしょう。
現役生ならまだ難しいレベルといえますが、2浪以上はさらに難易度が上がります。
1年毎にマイナス10点されるそうです。
25歳くらいの再受験生はもはや100%合格するのは無理なレベルといえるでしょう。
慶應義塾大学医学部の入試概要
慶應義塾大学医学部を志望する方のために、入試情報をまとめました。
慶應義塾大学医学部入試情報 | |
偏差値 | 76 |
偏差値ランキング | 1位(私立医学部) |
倍率 | 2017:7.7倍 |
定員 | 一般入試68 |
受験科目 | 数・理科2科目・外国語・小論文・面接 |
再受験差別 | かなり厳しい |
学費 | 2199万円(6年間):各種奨学金あり |
過去問 |
慶應義塾大学医学部の偏差値は76で私立医学部トップです。
倍率は2017年は7.7倍でした。
一般入試は68名と結構多めです。
受験科目は数学、理科2科目、英語、小論文、面接。
再受験差別はかなり厳しいです。
学費は6年間で2199万円と高額ですが、一般入学試験の成績上位10名に入ると、給付型の奨学金がもらえます。
この奨学金は返済する必要がなくて、1~4年のときに年間200万円ずつ、合計で800万円もらうことができるのです。
なので、成績上位10名に入って合格できた場合、学費は1400万円になります。
1400万円ならサラリーマン家庭でも奨学金をいくつか借りれば通うことは可能です。
参考記事 慶應義塾大学医学部の学費や奨学金は?
慶應義塾大学医学部はどんな大学か?
慶應義塾大学医学部は1917年に北里柴三郎を初代学部長として設立されました。
フィジシャンサイエンティストといって、研究能力をもった医師を育成することを目指している医学部です。
慶應義塾大学医学部には研究医養成プログラム(MD-PhDコース)があるのが特徴的といえるでしょう。
研究医養成プログラムとは、大学3年次から大学院設置科目の履修を開始し、医学部卒業と同時に大学院に入学することで、通常4年かかる学位を3年で取得できるというプログラムです。
将来研究をしたいという気持ちがあるなら慶應義塾大学医学部はベストな選択でしょう。
自分たちが医療の中で新しいことを見つけて、引っ張っていこうという志を持っている人が多くのが魅力的です。
また、慶應義塾大学は関連病院も多く、先輩後輩関係が強いので、卒業するだけで医師としてのキャリアが有利になると考えられます。
医学部の教授も多く輩出していて、病院長のポストにもつきやすいといえるでしょう。
医学界の中で出世したり、良いポストにつきたいと考える方は慶應義塾大学医学部を目指すのがおすすめです。