岡山大学医学部の難易度は?
岡山大学医学部は、旧六医科大の一つで、長い伝統のある医学部です。
今回は、偏差値や倍率から岡山大学医学部の難易度を考察した後、科目ごとの難易度や対策についても紹介させていただきます。
目次
岡山大学医学部とは?
岡山大学医学部は医学科と保健学科からなる国立大学医学部です。
岡山県岡山市に大学キャンパスや付属病院があります。
キャンパスへは、新幹線の停車駅である岡山駅から徒歩でいくことができるという最高の立地条件です。
肺移植の分野では日本でトップクラスの優秀さを誇り、旧六医科大という格式高い医学部に分類される非常に歴史ある医学部となります。
定員は115名で、内訳は一般入試枠では103名、推薦入試枠で12名。
カリキュラムとしては、一年次から専門分野を学ぶことができ、早期体験実習といった実習にも参加できます。
なので、入学してすぐに医学について学びたい人にとっては候補の一つとして考えてもいい大学になります。
医師国家試験合格率も医学部の中では上位に位置するのも特徴です。
岡山大学医学部医学科の紹介動画がこちらになります!
岡山大学医学部の偏差値は?
岡山大学医学部医学科の偏差値は69.2となっています。
この偏差値はかなり高く、医学部の中でも上位に位置する偏差値です。
旧帝大学の医学部に合格するレベルの受験生もたくさん集まってくるので、妥当な偏差値でしょう。
岡山大学医学部の倍率は高い?
岡山大学医学部医学科の一般入試の倍率は以下の通りです。
年度 | 岡山大学医学部医学科倍率(一般) |
2018 | 2.7倍 |
2017 | 3.3倍 |
2016 | 2.9倍 |
岡山大学医学部医学科の倍率は例年3倍程度に収まっています。
これは国立大学医学部の中では平均的な倍率になります。
しかし、受験層のレベルが高いことを考えると、倍率は少し高いと考えることもできます。
岡山大学医学部の難易度は偏差値や倍率から考えると
岡山大学医学部医学科の偏差値や倍率から難易度を考察してみると、難易度は高いという結論に至りました。
倍率低いものの、偏差値が高い大学であることから、レベルの高い受験生が集まってくること考慮して結論を出しました。
様々な医学部について調べてきましたが、格式が高く、歴史がある大学は難易度が高いことがわかります。
岡山大学医学部の入試概要
岡山大学医学部は浪人生、再受験生にかなり寛容な大学であるため、現役生はそれを念頭に置いたうえで、自分よりも数年多く勉強している受験生たちを凌ぐ学力が必要となってきますので、厳しい受験になります。
>>医学部再受験に寛容な大学|多浪や浪人でも年齢差別がないのは?
地元出身の受験生の方は地方推薦枠での入学を狙ってみるのも良いでしょう。
一般入試の科目は数学、英語、理科二科目、面接。
センター試験と二次試験の比率は900:1200となっています。
二次試験の配点比率が大きいので、センター試験対策期間中も二次試験対策を怠らないようにしましょう。
岡山大学医学部の科目別難易度と対策
数学の難易度
数学についてですが、標準レベルの問題が三つと少し難しい問題が一つで構成されています。
標準レベルの問題は絶対に落とせませんので、基礎しっかり固めましょう。
標準レベルの問題だけ全て完答することができれば、難しい問題で部分点を少しとるだけで、8割の点数に手が届きます。
比率の大きな二次試験の科目で、差がつきやすい数学で8割を取ることができれば多少のセンターの失敗はカバーできます。
英語の難易度
英語に関しては全学部共通問題ですので、特別な対策は必要ないと思います。
ただし、自由英作文に関してはかなり長い文章を記述することを求められるので、過去問を解いて、英語の先生に添削してもらいましょう。
過去問を解くときは時間を意識して解きましょう。
物理の難易度
理科に関しては、3科目全て難易度は易しめです。
物理に関しては、穴埋め問題が多く、熱力学が頻出なので過去問で確認しましょう。
化学の難易度
化学に関しては、問題は簡単ですが、分量が多く、時間内に解き終わらない恐れがあるので、対策として素早くかつ正確に式をたて、計算する練習を繰り返すことと、知識問題をクイックレスポンスできるくらいまで勉強することです。
生物の難易度
生物は最も分量が多く、時間内に終わらせられない受験生が多いです。
物理選択者に差をつけられないように、簡単な知識問題に時間をかけないように、日頃の知識の抜け漏れチェックと、少し難しめの記述問題に触れておき、急な難化に備える必要があります。
理科は全体的に簡単なので、8割5分の点数を狙っていきたいですね。
面接
最後に面接についてです。
面接は自然な雰囲気で行われ、定番の質問や医療に対する質問が行われる。
医療に対する質問は専門的な知識を問うものではなく、質問された内容に対して自分がどう思っているのかを答えればよいので、特別な対策は必要ないでしょう。
自然体でいられるように本番で緊張しない程度の練習で大丈夫だと思います。