山口大学医学部は難易度、偏差値、倍率から入りやすい?

今回は山口大学医学部医学科について紹介していこうと考えていますが、受験生の皆さんの中には過去問しか見たことない人や、山口大学の入試状況について詳しく知らない人も多いと思います。

そんな受験生たちのために、山口大学医学部医学科の偏差値や、倍率、難易度、カリキュラム等、様々な情報をわかりやすくまとめて紹介してみました。

山口大学医学部とは?

山口大学医学部は医学科と保健学科の二つに分けられ、山口県宇部市に大学キャンパスや附属病院を構えている国立大学医学部です。

地域から海外まで幅広く活躍できる人材を育てており、離島研修や海外留学といった制度が充実しています。

低学年次から研究室への出入りが可能なため、やる気さえあればどんどん知識を蓄えていくことができるでしょう。

定員は107名で、前期日程60名、後期日程10名、推薦37名といった割り当てとなっています。

カリキュラムは、一般的な国立大学医学部と同様に低学年次は全学部共通の教養科目を吉田キャンパスという医学部キャンパスとは別の場所で履修し、高学年になると専門性の高い医学を履修していくというカリキュラムです。

山口大学医学部の偏差値は高い?

山口大学医学部医学科の偏差値は67.3です。

この偏差値は医学部に中では平均的な偏差値なっていますが、他の学部を考慮するとかなり上位に位置する偏差値です。

>>医学部偏差値ランキングと倍率から入りやすい医学部は?

山口大学医学部の倍率は高い?

山口大学医学部医学科の倍率は以下の通りです。

年度山口大学医学部医学科倍率(前期)
20184.6倍
20177.9倍
20165.9倍

年度山口大学医学部医学科倍率(後期)
201816.9倍
201724.2倍
201617.9倍

年度山口大学医学部医学科倍率(推薦)
20184.1倍
20174.3倍
20164.3倍

この表から、山口大学医学部医学科の倍率は他の医学部よりは高いと判断しました。

2017年では8倍近くに跳ね上がっていますが、基本的には5倍前後と考えてよさそうです。

後期日程では更に倍率は跳ね上がっており、安易な出願は避けた方がよいと思います。

山口大学医学部の難易度は偏差値や倍率から考えると?

山口大学の難易度を偏差値や倍率から考察してみると、他の医学部よりもやや高い難易度という結論に至りました。

偏差値としては平均的ですが、倍率が高いことが上記の結論理由です。

山口大学医学部の入試概要

山口大学医学部医学科は浪人生や再受験生に厳しい大学ですので、再受験を考えている方はよく考えて慎重に出願を決めましょう。

>>医学部再受験に寛容な大学|多浪や浪人でも年齢差別がないのは?

次の表は入試科目と配点に関する表です。

前期日程
入試科目数学、英語、理科二科目、面接
センター試験:二次試験900:600

後期日程
入試科目面接、小論文
センター試験:二次試験900:500

前期日程、後期日程ともにセンター試験が圧縮されないので、センター試験の点数が合格に直結すると考えましょう。

普通の人は、9割以上はないと健康な精神状態で受験は望めません。

しかし、二次試験の配点も無視できないのでセンター試験が終わった後も逃げ切れるとは考えずにしっかりと勉強するようにしてください。

山口大学医学部の各科目の対策

英語

標準~やや難程度の問題ばかりです。

英問英答から和訳、自由英作文まで幅広い問題の形式がありますが、突出して難しい問題等はでないので努力次第でいくらでも点数を伸ばせます。

対策として一番良いのは過去問演習ですが、山口大学以外の過去問を解いて練習するのも実力をつけるにはもってこいです。

数学

問題の難易度は標準的ですが実力によって差が顕著に表れる教科となります。

市販の問題集や学校の受験対策用のプリントをしっかりと解いていれば対応できるので日々の学習は怠らないようにしましょう。

対策としては、チャート等の網羅系問題集の例題を一通り解き終えたら過去問演習を行ってよいです。

医学部専用の問題集等の特別な対策は必要ないと思います。

物理

難易度は標準的で高得点が狙える教科です。

センター試験の配点的には少しのミスでは逆転されることはありませんが、センター試験の点数が好ましくない人には命取りとなるので計算などは日頃から気を付けましょう。

対策は重要問題集や河合塾出版の物理のエッセンスシリーズで十分に行えるでしょう。

化学

やや難の問題を見かけるくらいで全体的には標準的な難易度です。

原子構造などかなり基本的なことまで問われますが、案外忘れている人も多いので出題傾向を確認した後も基本的な知識はまめに復習しましょう。

対策は、重要問題集と過去問で十分ですが物足りない人や高得点を狙う人は化学の新演習等にも手をつけてよいかもしれません。

生物

難易度は標準的な問題が多いです。

生物は暗記に加え記述力も必要となりますが、山梨大学医学部では他の大学に見られる時間内に解ききれない問題が多いということは少ないので安心できます。

対策としては、基本は教科書と資料集で身に着け、記述などは問題集を解き、先生に添削してもらうことで実力をつけましょう。

面接

個人面接の形式で行われ、二回面接が行われることが特徴です。

一回目の面接でアピールできなかった人や緊張してしまった人には挽回の機会が与えられる良い制度だと思います。

二次試験前には面接で何が尋ねられ、どう答えるのか等はあらかじめ準備しておきましょう。

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