群馬大学医学部は難易度、偏差値、倍率から入りやすい

地方国立大学医学部に合格するためには学力だけでなく情報も必要となってきます。

例えば、今回紹介する群馬大学医学部医学科では理科は物理・化学選択のみでの受験となっているので入学後のことを考えて生物を選択した人は受験できないということになってしまうでしょう。

このように、知っておかなければ不利益になるような情報も含まれているので、今回はそのような情報をわかりやすくまとめて紹介してみました。

群馬大学医学部とは?

群馬大学医学部は医学科と保健学科の二つに分けられ、群馬県前橋市に大学キャンパスや附属病院を構えている国立大学医学部となります。

首都圏へのアクセスが容易であることや英語の学習が盛んなことから、就職先は都会から海外までと幅広いことが利点です。

定員は88名で、前期73名、推薦は23名という割り当てとなっています。

カリキュラムとしては、低学年の時は全学部共通の教養科目と基礎的な医学について学んでいき、高学年になるにつれて専門性の高い医学を学んでいくという一般的な国立大学医学部のカリキュラムです。

群馬大学医学部の紹介動画はこちらになります。

群馬大学医学部の偏差値は高い?

群馬大学医学部医学科の偏差値は66.7となります。

この偏差値は医学部の中ではやや下の偏差値ですが甘く見るのは厳禁です。

>>医学部偏差値ランキングと倍率から入りやすい医学部は?

群馬大学医学部の倍率は高い?

群馬大学医学部医学科の倍率は以下の通りです。

年度群馬大学医学部医学科倍率(前期)
20182.3倍
20174.1倍
20164.5倍

年度群馬大学医学部医学科倍率(推薦)
20183.4倍
20173.4倍
20163.2倍

この表から群馬大学医学部の倍率はやや高いと考えます。

2018年では倍率は下がっていますが、それまでの倍率を考えると4倍前後と考えた方が良いでしょう。

去年の倍率は低いからと言って安易な出願はしない方が得策です。

群馬大学医学部の難易度は偏差値、倍率から考えると?

群馬大学医学部の難易度は偏差値や倍率から考察してみると、難易度はやや高いと考えます。

偏差値は医学部の中では低いですが、医学部以外の学部と比べると非常に高く、倍率も高いことから上記の結論に至りました。

偏差値の項目で甘くみてはいけないといったのはこのような理由があったからです。

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群馬大学医学部の入試概要

群馬大学医学部は、浪人生や再受験生にかなり厳しい大学ですので、再受験を検討している方などは出願する前に何歳までぐらいの人が合格しているのかということを把握し、出願するか否かを判断する必要があります。

>>医学部再受験に寛容な大学|多浪や浪人でも年齢差別がないのは?

現役生の方で群馬大学医学部に行きたいという気持ちが強い人は、一発で合格できるようにしっかり勉強しましょう。

次の表は入試科目と配点に関する表です。

前期日程
入試科目数学、物理、化学、面接、小論文
センター試験:二次試験450:450

表を見ると、英語が試験科目にありませんが、小論文で生物に関する英語の論文などを読まされるので、英語の勉強をしなくてよいという訳ではありません。

配点はセンター試験と二次試験科目は同じですので、バランスよく対策する必要があります。

特に、小論文対策などに時間を取られるので、センター試験の対策は早めに終わらせましょう。

群馬大学医学部の各科目の対策

数学

難易度は標準的ですが、問題数が多く処理能力が必要となります。

幅広い範囲からの出題となりますので、典型問題はしっかりと抑えておきましょう。

対策としては、チャート系の網羅系問題集を一通り終えたら過去問演習に移って良いと思います。

物理

難易度は数学と同様に標準的ですが、計算が煩雑であることを考慮すると、難易度が少し上がります。

計算式の立て方、考え方は典型的なものが多いので、まずは基本問題をしっかりと抑えていくことが大事です。

ある程度の量の問題をこなしたら、やや計算が煩雑な問題や過去問に触れていくと良いでしょう。

参考書や問題集は教科書や学校配布の問題集で大丈夫ですが、不安な人は重要問題集や河合塾出版のエッセンシリーズなどに取り組むのがお勧めです。

化学

難易度は他の教科に比べると易しくなっています。

基本的な物質量の計算や化学平衡、知識問題等しか出題されず、難問・奇問は殆ど見られないので満点近くの高得点を狙える教科です。

ここで点数を落としてしまうと、周りにかなりの差をつけられてしまうので、基本問題、知識の抜けを無くすことに全力を尽くしましょう。

対策は、教科書、資料集の内容を覚えたら、重要問題集や学校のテキストを解きながら過去問に触っていけば大丈夫です。

小論文

前述しましたが、英語で生物に関する文章を読む必要があり、難易度は高いです。

しかし、生物に関する知識は基本的なことが多いので、理系選択者は生物基礎の授業をしっかりと理解しておきましょう。

記述力も試されるので、過去問演習を行った際は英語の先生に和訳に不備はないか、生物の先生には生物的な知識に誤りがないかを確認してもらってください。

海外の生物雑誌からの出題が多いので、読んでみるのも良いです。

面接

集団面接となっており、近年圧迫面接ではなくなったと言われています。

準備としては、何故群馬大学医学部を志望したのかということを、誰が聞いても納得できるような内容を考えておきましょう。(穴があるとかなり突っ込んでくる模様)

練習は学校の先生などに協力してもらいましょう。

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✅ 医学部専門予備校に行くと医学部合格率が高くなる理由について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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