名古屋大学医学部は難易度、偏差値、倍率から入りやすい?

旧帝大学の一つとして知られる名古屋大学ですが、数ある学部の中で医学部医学科にはかなりハイレベルな学力がないと合格することはできません

平成30年度より、後期日程の出願条件が、受験生または保護者の出身が愛知県であることが追加されました。

今回はこのような名古屋大学に合格するために必要となる情報を紹介していこうと思います。

名古屋大学医学部とは?

名古屋大学医学部は医学科と保健学科の二つに分けられ、愛知県名古屋市に大学キャンパスや付属病院を構えている国立大学医学部です。

先述しましたが、日本トップの大学である旧帝大学の一つであり、歴史が深い大学で、様々な分野に長けています。

定員は107名で、前期日程90名、後期日程5名、推薦入試12名という割り当てになっています。

カリキュラムとしては、一年次は週四で全学部共通の教養科目を履修しますので、入学してすぐに医学の勉強をできないので受験を希望している方は頭に入れておきましょう。

MD・PhDコースという医学研究者の養成コースがあり、研究に力を入れている医学部ともいえます。

最前線で医学研究をリードする研究医や研究マインドを持った臨床医の育成を目指しているそうです。

名古屋大学医学部について詳しく知りたい方はこちらの動画がおすすめです。

名古屋大学医学部の偏差値は高い?

名古屋医学部の偏差値は71.2となっており、医学部の中で10番以内に入るという非常に高い偏差値となっています。

後期日程ではさらに偏差値は跳ね上がり、センター試験での得点率が95%程ないと合格は厳しいと予想されるので、安易に出願しないようにしましょう。

>>医学部偏差値ランキングと倍率から入りやすい医学部は?

名古屋大学医学部の倍率は高い?

名古屋大学医学部医学科の倍率は以下の通りです。

年度名古屋大学医学部医学科倍率(前期)
20182.8倍
20172.3倍
20162.7倍

年度名古屋大学医学部医学科倍率(後期)
201810.6倍
201712.0倍
201615.6倍

年度名古屋大学医学部医学科倍率(推薦)
20181.8倍
20172.1倍
20161.9倍

この表から名古屋大学医学部医学科の倍率は医学部の中では平均的な倍率となります。

難関大学なので、自信のある受験生しか出願しないため、非常に安定した倍率となっています。

しかし、後期日程では枠も少なく、非常に高い倍率となっているので出願の際は気を付けましょう。

名古屋大学医学部の難易度は偏差値、倍率から考えると

名古屋大学医学部医学科の難易度は偏差値や倍率から考えると、非常に難易度の高い医学部と考えることができます。

偏差値の高さが普通の医学部よりも段違いなので、東大、京大などにも合格するような猛者が集まってくるため、レベルの高い戦いになります。

名古屋大学医学部の入試概要

名古屋大学医学部は浪人生や再受験生には寛容であり、合否の判断基準には学力を重要としている傾向があります。

>>医学部再受験に寛容な大学|多浪や浪人でも年齢差別がないのは?

現役生は非常に厳しい戦いになるので、推薦入試を選択することをお勧めします。

次に、下の表は入試科目と配点に関する表です。

前期日程

入試科目国語、数学、英語、理科二科目、面接
センター試験:二次試験900:1650

後期日程

入試科目面接
センター試験:二次試験900:0

前期日程では二次試験の配点が非常に大きく、国語以外の科目は500点という配点になっています。

二次試験での逆転が起きる可能性が非常に高いので、二次試験の対策に時間をかけるようにしましょう。

後期では、面接は医師になる人材として問題がないのかを判断するために行われ、合否はセンター試験の点数で殆ど決定するので、センター試験の点数に自信がない場合は他の医学部に出願した方が得策です。

名古屋大学医学部各科目の対策は?

国語

難易度は理系の中では難しいですが、他の教科と比べて配点が非常に低いので、国語はセンター試験の対策のみで二次試験の対策はしなかったという合格者もいます。

しかし、他の教科に自信がないのであれば対策は必須ですので、最低限数年分の過去問くらいは解いておきましょう。

東京大学の出題傾向と似ているらしいですが、問題の難易度が非常に高く、時間効率が悪いので余裕のない人は手を付けなくて良いと思います。

英語

長文が多く、時間的に厳しいため、処理能力が問われます。

内容としては特に難しい内容ではないので、落ち着て素早く読んでいきましょう。

英作文も出題されるので過去問等を添削してもらいましょう。

数学

難易度はかなり高く、整数問題や微積の難問が出題されます。

年度によっては東京大学よりも難しいと言われる問題もあり、配点も高く、差がつきやすい教科なので慎重に対策しましょう。

やさしい理系数学や、大学への数学シリーズなどで難問に慣れておくことが大切となります。

物理

問題はやや難しく、計算量も多いです。

全く手が出ない問題は出題されず、傾向がつかみやすいので、過去問で傾向を研究し、慣れておきましょう。

化学

問題量が非常に多く、時間的に厳しいので、普段から時間を見ながら過去問を解くようにしましょう。

問題の内容自体も重いものがあるため、重要問題集レベルの問題はスラスラと解答できるようにする必要があります。

生物

人間の身体に関する問題が多く、物理と同じく傾向がつかみやすいので過去問をしっかり研究しましょう。

遺伝子についての問題はしっかりと理解しておくようにしてください。

面説

一般的な面接であり、定番の質問について答えられれば大丈夫です。

後期では英語の課題文が出題されるようなのでしっかりと対策しておきましょう。

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