宮崎大学医学部の難易度をテーマにお話をさせていただきます。
また、科目ごとの難易度や対策についても紹介させていただきました。
宮崎大学医学部志望の受験生のお役にたてれば嬉しいです。
宮崎大学医学部とは?
宮崎大学医学部は医学科と看護学科に分けられている宮崎県宮崎市にある医学部です。
新設医科大学の一つで、比較的新しく作られた大学になります。
地域医療に力を入れており、九州の他大学に地域医療学の講座などを公開しています。
定員は医学科は110名で、前期50名、後期20名、推薦40名。
後期日程を設けている数少ない大学であり、後期日程ではかなりの倍率になります。
カリキュラムとしては、一般的な国立大学よりも早い時期、つまり一年次から基礎医学について学ぶことができ、入学してからからすぐに医学について学びたい人には嬉しいカリキュラムとなっています。
宮崎大学医学部の紹介動画がこちら!
宮崎大学医学の偏差値は?
宮崎大学医学医学科の偏差値は65.7です。
医学部の中では下位に分類されます。
しかし、医学部の中では下位というだけで、全学部の偏差値から考えると高いと判断できます。
宮崎大学医学部の倍率は高い?
宮崎大学医学部の一般入試および推薦入試の倍率は以下の通りです
年度 | 宮崎大学医学部医学部医学科倍率(前期) |
2018 | 5.8倍 |
2017 | 5.9倍 |
2016 | 5.0倍 |
年度 | 宮崎大学医学部医学部医学科倍率(後期) |
2018 | 17.1倍 |
2017 | 18.2倍 |
2016 | 10.4倍 |
年度 | 宮崎大学医学部医学部医学科倍率(推薦) |
2018 | 3.4倍 |
2017 | 4.1倍 |
2016 | 3.8倍 |
表を見てわかる通り、一般入試では前期日程も後期日程も倍率は高いです。
人気の理由としては、二次試験科目に理科がないことから、理科に自信がなく英語と数学に力を入れてきた受験生が集まることが考えられます。
宮崎大学医学部の難易度は偏差値や倍率から考えると
宮崎大学医学部は偏差値や倍率から考えて、難易度は低いと判断できます。
倍率はかなり高いですが、医学部の中では偏差値が低いことと理科が二次試験科目にないことから受験層レベルも一般的な医学部よりも下だと考えられます。
しかし、確実な合格を狙って出願してくるハイレベルな受験生も大勢います。
実際に合格するのもレベルの高い受験生となりますので、実際の倍率は2~3倍程度と考えてよいと思います。
後期日程に関してはかなり倍率が高く、受験層のレベルもかなり上がるので、難易度も高いと考えられます。
後期日程では、センター試験で9割以上の点数が要求されることからも難易度の高さがわかります。
宮崎大学医学部の入試概要
宮崎大学医学部は浪人生、再受験生にかなり厳しい医学部です。
再受験生や県外の方はあまり受験しない方が無難でしょう。
>>医学部再受験に寛容な大学|多浪や浪人でも年齢差別がないのは?
入試科目は前期日程は英語、数学、面接。
後期日程では化学、英語、面接。
センター試験と二次試験の比率は前期は900:600、後期は900:300となっています。
前期日程と後期日程は共にセンター試験の配点がかなり大きく、合格に直結すると言っても過言ではないでしょう。
また、前期日程では6倍、後期日程では10倍を超える倍率になると足切りが行われる可能性があるので、センター試験で9割近くの点数がないと安心して出願すらできません。
各科目の対策について紹介します。
数学
まずは数学に関してですが、問題の難易度はかなり易しめです。
なので、合格できる学力を持つ受験生のほとんどが満点近い点数を取ってくると予想できます。
これは、数学では絶対にミスはできないということです。
計算ミスや条件の読み間違え等が致命的な失点となり得るので日頃から慎重に解くように心がけましょう。
過去問と標準的な数学の問題集で対策は十分できると思います。
次に英語に関してです。
英語
英語では医学部独自問題があり、この問題の存在が英語の難易度を少し上げる要因となります。
ただし、全体的な分量は多くなく、医学部独自問題以外は易しいので、独自問題以外を早めに終わらせて、独自問題にじっくり時間をかけてやれば高得点が狙えます。
医学部独自問題と言ってもしっかりと単語と文法を抑えていればそこまで難しくないので、あまり気構えずに普段通りに解けば大丈夫です。
過去問と学校などの単語帳や演習プリントを完璧に解けるようにしておけば怖くはないはずです。
面接
面接については少し厳しめの質問をしてくる様子で、雰囲気も和やかとは言い難いものだそうです。(友人談)
宮崎に関してのことをかなり聞かれるようなので、対策はしっかりと練っておかないと良い結果は望めないでしょう。
後期試験の英語と化学に関しては過去問をみて徹底的に形式に慣れるしかないです。
後期試験なので、それなりの難易度はありますが、しっかりと準備していれば良い結果を得られるでしょう。
センター試験の配点が後期試験はかなり大きいので、二次試験の結果が良くても、全国から集まったセンター試験得点率9割超の受験層に合計点で敵わないこともあるので注意しましょう。