TOEIC公式問題集の難易度の違いは?本番より難しい?

TOEIC公式問題集の難易度の違いをテーマにお話をさせていただきます。

TOEIC公式問題集は今まで9冊刊行されています。

その中で難易度をつけると、それぞれどれくらいの難易度か?を考えていきましょう。

また、どの公式問題集から始めればいいかという疑問にもお答えしたいと思います。

この記事の対象者
●TOEIC公式問題集の難易度の違いが知りたい
●どのTOEIC公式問題集から始めたらいいかわからない

TOEIC公式問題集の難易度の違いは?

TOEIC公式問題集の難易度の違いは、最新版が出るにつれて、どんどん難しくなっています。

具体的には、文章量が徐々に増加しているのです。

また、版が変わるごとに問題傾向や出題方式も変化し、どんどん難化しています。

私が考えたTOEIC公式問題集の難易度の違いは以下のようになります。

TOEIC公式問題集の難易度の違い
Vol.1<Vol.2<Vol.5<Vol.3<Vol.6<Listening&Reading問題集1=Listening&Reading問題集2<新形式問題対応編<Vol.4

TOEIC公式問題集Vol.4は難易度が難しいと有名です。

新形式問題に対応した公式問題集として初めて出版された新形式問題対応編もやや難といえるでしょう。

以下に、TOEIC公式問題集の難易度の違いと傾向変化を版ごとにまとめました。

公式問題集選びの参考にしてください。

公式問題集(出た順)難易度出版月 コメント
TOEICテスト新公式問題集Vol.1やや易 2005/12 文章量は少ないので、新形式のボリュームに慣れている方には時間が余るはず。しかし意外と難しい。ポケベルが登場したりと時代背景にそぐっていない。古いといっても公式問題集、やる価値あり。
 TOEICテスト新公式問題集Vol.2やや易 2007/02 難易度はVol1と変わらない。大量に質の高い問題を解きたい方におすすめ。
 TOEICテスト新公式問題集Vol.3 標準 2008/03 難易度はVol1.2と比べるとやや難化したといわれている。
 TOEICテスト新公式問題集Vol.4 難 2009/08 公式問題集の中でも特に難しいと評判です。英語に自身のある方の力試しにおすすめ。
 TOEICテスト新公式問題集Vol.5やや易 2012/06 2000年以降に刊行された新しめの公式問題集の中で難易度は易しめです。初心者向けの公式問題集。
 TOEICテスト新公式問題集Vol.6 標準 2014/11 Vol1よりも長文化傾向はみられる。難易度は標準。
 TOEICテスト公式
問題集 新形式問題
対応編
やや難 2016/2 2016年5月からの新形式問題に対応した初めての公式問題集。文章量が多く時間内に解き終わるのは厳しいので難易度はやや難。
 公式 TOEIC Listening&Reading 問題集 1  標準 2016/10 内容は韓国版と同じなので注意。新形式問題対応編に比べると難易度は易化。
 公式TOEIC Listening & Reading 問題集2 標準 2017/2 2017年現在、最新版の公式問題集であるため、本番に最も近い。長文化に対応するための時間配分の練習におすすめ。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集3
標準2017/122018年6月時点で最新のTOEIC公式問題集です。

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TOEIC公式問題集の難易度に違いがある理由は?

TOEIC公式問題集の難易度の違いは、2つの点から生じています。

TOEIC公式問題集の難易度の違いの原因
・問題文の長文化

・より実用的な英語力を測定するための問題形式変化

TOEICの問題文は回が進むにつれて、どんどん長くなっています。

リーディングパートでは文法問題が減少し、今では3つのパッセージを元に設問を解くトリプルパッセージ問題まで登場しているのです。

リスニングパートでも問題文の長文化という傾向はみられており、3人の話者による会話が出題されるようになっています。

このように、文章量が増加すると、本文を読むのに使える時間が少なくなってしまうので、あせってしまいミスが起こりがちです。なので、基本的にはVol1から最新版になるほど少しずつ難しくなっているのです。

TOEIC公式問題集Vol.1が出版されたのは2005年です。すでに10年以上経過しています。

この間、世の中で求められる英語力がどんどん高まってきており、それに対応するために、問題傾向が変わってきているのです。

昔の公式問題集は肩慣らし程度に考えて解いてみるといいでしょう。

昔の公式問題集を解いてみると、現行のTOEICテストとあまりの問題傾向の違いに愕然としてしまいます。

ただし、文法問題やリスニングのPart1や2などは大きく傾向変化はありませんから、昔の公式問題集も問題演習として利用できるでしょう。

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1. 公式TOEIC Listening & Reading 問題集2

よほどのこだわりがない限り、TOEICでスコアアップを目指すならまず最初は最新版の公式問題集をやるべきです。

どのように勉強を進めていくかを決めるためには、まず現在の敵を知ることが大切です。最新版を解いて、あなたが現状何点取れるか?どこのPartが苦手なのか?どんな問題が苦手なのか?時間は足りるか?などを知ることでTOEICと自分の差を知ることができます。

すると、おのずとやるべきことが見えてくるのです。

それは、人によっては単語力の増強であったり、早く読むための練習であったり、リスニング力の強化であったりするでしょう。

苦手な部分は人によって異なるので、やるべき対策も変わってくるはずです。

まずは最新版の公式問題集を解いて自分の弱点を把握しましょう。

難易度は標準

こんな方にオススメ
●最初の一冊におすすめ
●TOEICの最新の傾向が知りたい方

2. 公式 TOEIC Listening&Reading 問題集 1

公式TOEIC Listening & Reading 問題集2の次にやるのがおすすめです。公式問題集は最新版からさかのぼって解いていくのがいいです。古いものも悪くはないのですが、傾向を反映していないためスコアアップにはつながりにくいからです。

amazonのレビューは、韓国版と同じ問題で2倍の値段ということで荒れていますが、やはり解説が日本語の方が安心すると思いますから、僕は日本版をおすすめします。

難易度は標準

こんな方にオススメ
●2冊目の公式問題集におすすめ
●新形式での演習を積みたい方

3. TOEICテスト公式 問題集 新形式問題対応編

初めて出版された新形式問題対応の公式問題集です。難易度はやや難ですが、演習に十分使えます。新形式は時間配分が高得点の肝ですから、TOEIC独自の時間間隔を身に着けるために何度も解きなおすことをおすすめします。

こんな方にオススメ
●3冊目の公式問題集におすすめ
●新形式問題の時間配分を練習したい方

4. TOEICテスト新公式問題集Vol.6

問題の難易度は標準。2014年と割と新しい公式問題集ですが、旧TOEICの問題となっており、新形式対策には使えません。ですが、問題の質は高く、新形式対応の公式問題集を3冊とも終えた人がさらに演習を積みたいときに使用するのにおすすめです。

こんな方にオススメ
●新形式対応の公式問題集を3冊とも終えた方
●質の高い問題を解きたい方

5. TOEICテスト新公式問題集Vol.5

難易度はやや易しめ。結構古いが公式問題集なので問題の質は高いです。他のTOEIC対策用の参考書をやるくらいなら、こちらをした方がいいでしょう。

TOEICで満点を解くためには、1万問解かなければいけないといわれているので、満点を目指す方はこれも必須ですね。

こんな方にオススメ
●900点以上の高得点を目指す方
●質の良い問題がいい方

6. TOEICテスト新公式問題集Vol.4

難易度は難。amazonのレビューでも難しいと言っている方が多いです。点数が低くてもあまり気にしないように。本番前に解いてへこんでしまうのだけは避けたいですね。高得点を目指す方におすすめです。

こんな方にオススメ
●900点以上の高得点を目指す方
●難しい問題に挑戦してみたい方

7. TOEICテスト新公式問題集Vol.3

難易度は標準。ここまでくるとかなりのTOEICマニアか満点を目指している人しか解く必要がないのではないかと思います。

誰よりも高みを目指してみたい方におすすめ

後は、昔の問題がどんなものかを知りたい方くらいですかね。

こんな方にオススメ
●満点を目指す方
●昔の問題傾向を見てみたい方

8. TOEICテスト新公式問題集Vol.2

難易度はやや易。今とはかなり傾向が違い、文章量も出題の仕方も違います。ですから、解いたとしても参考程度にしかならないでしょう。

換算スコアもあまりあてにならないと思います。

こんな方にオススメ
●満点を目指す方
●マニアの方

9. TOEICテスト新公式問題集Vol.1

難易度はやや易。問題にポケベルが登場するというのが面白いですね。若い人ですと、ポケベルって何か知らないのではないでしょうか?

ノスタルジアに浸りたい方におすすめです。

こんな方にオススメ
●満点を目指す方
●過去のなつかしさに浸りたい方

まとめ

TOEICの公式問題集は難易度が結構違います。人間がつくるものですから仕方ないでしょう。

Vol4は難しい。これだけは覚えておきましょう。本番前には自信をなくすので絶対に解かないこと(笑)

解く順番はあたらしいものから順番に解くのがTOEIC対策の常識です。

では、あなたのスコアが上がりますように。

就職活動や転職で有利なスコアが出るといいですね。

頑張ってください。

まとめ
●新しい問題から順番に解く
●Vol4は難しいので要注意

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