新形式TOEIC800点とるためのパート別 解き方と対策

新形式TOEIC800点とるためのパート別 解き方と対策

新形式TOEICで800点をとるためのパート別の解き方と対策について書かせていただきます。

問題形式がガラリと変わった新形式TOEICに対応した問題の解き方や、書き込みのできないTOEICでどう消去法を使うかなど、独自の視点でパート別の解き方をまとめました。

あなたのTOEICのスコアアップの参考になればうれしいです。

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目次

新形式TOEIC パート1(Part1)解き方・傾向と対策

点数アップ

新TOEICでかわったこと

・問題数が10問から6問に減少

TOEIC Part1の解き方 先に絵に目を通して予想する

1 Directionが読まれている間に1~6問すべての絵を見ます
2 どんな人やモノがあるか?英語では何というか?を考える
3 人やモノが何をしているか?英語では何というか?を考える
4 主語動詞に注意して聞き取る(動詞はほぼ進行形か進行形の受動態で現れると意識)

Pat1はTOEICの勉強法で紹介した金のフレーズのパート1重要語100(p89~P103)
をやっていれば、すぐに満点がとれるようになります。
なぜなら、この部分の単語がとても高い頻度で出題されているからです。

パート1のもっとわかりやすい解き方・対策は、こちらの記事に書いています。

新形式TOEIC パート2(Part2)解き方・傾向と対策

リスニング

新TOEICでかわったこと

・問題数が30問から25問に減少
・5W1Hを聞けたら解ける問題が減少

TOEIC Part2の解き方 答えをあらかじめ予想する

Part2で正答率を上げるポイントは、答えをあらかじめ予想しておくことです。
例えば、
Why~?ときたら、
答えは、
・because S V.かTo do~.なら正解。
・ButやYesがついていない平叙文(普通の文)も正解になりうる。
・しかし、単語や前置詞句は正解にはならない。
ということを知識として知っておくのです。
このように、質問のパターンごとに正解になるパターンを覚えます。
すると、パターン通りの選択肢がくると、即答できるようになります。

5W1Hなどの他の疑問詞や平叙文、間接疑問文、or疑問文のときにどう予想すればいいか
を別記事にまとめました。

別記事は鋭意作成中です。こうご期待ください。

TOEIC Part2の解き方 消去法を使う

選択肢が3問しかないので消去法が使えます。
例えば、where~?ときたのに、because SV. と聞こえたら即バツにすることができますよね。

3問しかないので1問でも消去できれば後は50%の確率で正解するので
消去法を使えば正答率がぐっと上がります。

Part2は、スクリプトで見ても、なぜ正解になるかをすぐには納得できない問題が多いです。
それなのに、日本人が音で聞いて即座に判断するのは不可能です。
Part2は、このような小技を使って得点アップするのがTOEIC点数アップの近道になります。

しかし、TOEICでは、書き込みができませんから消去法が使いにくいですよね。
そこで、私は左手の親指をA、人差し指をB、中指をCと見立てて
消去なら指を折り、わからないならそのままにすることで
消去法を行いました。

無題9

TOEIC Part2の解き方 間違い選択肢の特徴を知る

間違い選択肢の特徴を知っておくことはとても有効です。
この3つだけは絶対に覚えておいてください。
特に同じ音が入っているものは不正解という特徴は必ずでますし、使えます。

・同じ音が入っているものは不正解(特に重要)

英語ができない人は適当に選択肢を選ぶときに、質問と似た音が入っていた選択肢を選ぶ傾向があります。
だから、TOEICの問題作成者はわざとひっかけ問題として間違い選択肢に質問と似た音の
単語を入れています。
例えば、
「quarter」に対して「quarterly」
「benefits」に対して「fit」
などがあります。

無題991

・5W1Hの答えでYesやNoで始まるものは不正解

これは、日本語で考えてみたら分かりますよ。
「どこで~したの?」に対して「はい、~したよ。」って返答する人
いませんよね。
「なぜ~したの?」に対して「いいえ、~だから。」っておかしいですよね。
もしかしたら口癖で言う人はいるかもしれないけど、そんな特殊なパターンは
TOEICには絶対に出ませんよ。(笑)

無題111

・A or Bという疑問文の答えでYesやNoで始まるものは不正解

これも、日本語で考えてみたら分かりますよ。
「AかBのどっちがいい?」と聞かれて、
「はい、Aがいいです。」
「いいえ、Bがいいです。」って絶対おかしいですよね。

無題112

パート2のもっとわかりやすい解き方・対策は、こちらの記事に書いています。

新形式TOEIC パート3(Part3)解き方・傾向と対策

パート3

新TOEICでかわったこと

・問題数が30問から39問に増加
・図表問題が3問追加
・3人での会話文が追加
・表現の意図を問う問題が追加

TOEIC Part3の解き方 解き方の流れ

1 directionが流れている間に、32~34の設問を英語のままで選択肢まですべて読んでおく
2 スクリプトが読まれている最中に、問題について考えて正解を判断し、正解の選択肢の上に
指を置く
3 2問目の設問の読み上げが始まるまでに解答用紙にマークする
4 33~35の設問を英語のままで選択肢まですべて読んでおく
5 1~4を繰り返す

このような、流れで問題を解いていきます。

TOEIC Part3の解き方 選択肢まで先読み

directionが流れている間に、英語のまま選択肢も含めて、3問分すべて読んでおきます。
くれぐれも日本語に訳して読まないようにしてくださいね。
日本語に訳して読むと、読むスピードが遅くなるので、2問目までしか先読みできなくなります。
英語のまま、先読みができない方は、以下の記事のSTEP5『TOEICテスト公式問題集』の音読
をしてみてください。
英語のまま、先読みができるようになりますよ。

TOEIC Part3の解き方 正解が分かったら選択肢に指をおく

先読みをして問題を解くには、時間がないので、スクリプトが読まれている最中に
問題について考えて正解を判断して選択肢に指を置いておかなければいけません。
しかし、マークしている時間はありません。
だから、正解と思った選択肢の上に指先(爪)を置いておきます。
1問目は中指、2問目は人差し指、3問目は親指でおさえるといいでしょう。
そして、スクリプトの読み上げが終わってからマークします。
このテクニックは地味ですがかなり重要ですよ。

無題1989

TOEIC Part3の解き方 図表問題

図表問題の対策は、先読みで図表も読んでおくだけです。
図表問題でよく出るパターンは、スクリプト中のキーワードを聞き取って
図表内でそのキーワードに対応した情報がそのまま答えになるというものです。
このパターンで出たときは、絶対に正解できるようにしておいてくださいね。

無題66678

TOEIC Part3の解き方 表現の意図

表現の意図を問う問題とは
「What does the woman mean when she says,”スクリプト中の英文”?」
という形式の問題のことです。
表現の意図とは、前後の文脈からの流れで決まるので、前後の内容をつかめるかが
重要です。
これといった対策は必要ではなく、以下の記事のSTEP5『TOEICテスト公式問題集』の音読
をすることで、リスニング力と会話パターンの知識量を共に上げていくと
正解率を徐々に上げることができます。

パート3のもっとわかりやすい解き方・対策は、こちらの記事に書いています。

新形式TOEIC パート4(Part4)解き方・傾向と対策

パート4

新TOEICでかわったこと

・図表問題が2問追加された
・表現の意図を問う問題が追加

TOEIC Part4の解き方 解き方の流れ

1 directionが流れている間に、71~73の設問を英語のままで選択肢も含めて、すべて読んでおく
2 スクリプトが読まれている最中に問題について考えて正解を判断し、正解の選択肢の上に指
を置く
3 2問目の設問の読み上げが始まるまでに解答用紙にマークする
4 74~76の設問を英語のままで選択肢も含めて、すべて読んでおく
5 1~4を繰り返す

Part4の解き方は、Part3と全く同じ解き方で大丈夫です。
なぜなら、Part3は、複数人での会話文であり、
Part4は、1人の人が話すラジオ広告やプレゼンであるという点しか違いがないからです。

TOEIC Part4の解き方 選択肢まで先読み

これもPart3と全く同じやり方を行ってください。
内容が同じなので省略します。

TOEIC Part4の解き方 正解が分かったら選択肢に指をおく

これもPart3と全く同じやり方を行ってください。
内容が同じなので省略します。

TOEIC Part4の解き方 図表問題

Part4の図表問題の対策としては、先読みで図表も読んでおくしかないでしょうね。

TOEIC Part4の解き方 表現の意図

これもPart3と全く同じやり方を行ってください。
内容が同じなので省略します。

パート4のもっとわかりやすい解き方・対策は、こちらの記事に書いています。

TOEIC リーディングパートを解くための3つの注意点

reading

日本語に訳して読んでいく

リーディングパートでは、英語を日本語に訳しながら読んでください。
なぜなら、リーディングパートでは、読む文章量が多く、文脈などの深い理解ができているかが
問われるからです。
それらは、母国語に訳していくことで初めて可能になります。

一方、リスニングパートの先読みでは、定型の質問文や短い文だけ読めばよくて、
あまり深い理解は問われませんが、素早く読む必要がありました。
だから、英語のまま読むという方法で読みました。
このリスニングとリーディングで英語の読み方を変えるという方法は、TOEIC攻略のための
非常に重要なポイントとなります。

無題555

時間配分を厳守

リーディングパートを時間内に最後まで解くためには
時間配分をきっちりと守ることが絶対に必要です。
新形式TOEICの時間配分はこちらになります。

パート5   10分
パート6   10分
パート7   55分

分からない問題はとばす

分からなかったら悩んで時間を無駄にする前に、分からない問題に印をつけておいて
適当にマークしてとばします。
試験時間の中で一番無駄な時間は分からない問題に無駄に時間を使うことです。
これは、全問解き切るために必ず必要なテクニックとなります。
ただし、最後に印を消すのを忘れないでくださいね。
一応、問題用紙への書き込みは禁じられてますから私は解答用紙の問題番号に丸をつけて最後に消してました。
しかし、最後に消す余裕がないと思う人は、小さな印くらいだったら問題用紙の問題番号のところに
つけておいてもいいかもしれませんね。

新形式TOEIC パート5(Part5)解き方・傾向と対策

パート5

新TOEICでかわったこと

・問題数が40問から30問に減少

TOEIC Part5の時間配分

Part5の時間配分の目安は30問で10分です。
なので、1問20秒が目安です。
しかし、最初の方が簡単な問題が多い傾向があり、先に進むにつれて時間がかかるようになります。
だから、最初の方で時間を稼いでおくようにしてくださいね。

TOEIC Part5の解き方 問題の種類を見分けて解き方を変える

Part5の文法問題は大きく2種類に分かれます。
見分けるポイントと解き方を紹介します。

無題770091188

選択肢をみて、同じ品詞で違う意味の単語がある。
例えば、(A)ordered (B)admitted (C)described (D)purchasedのように
すべて動詞だが、意味が違うならば、
文脈から判断が必要なので、最初から読んで空欄の前後の文意から考えます。

一方、選択肢をみて、意味が同じだけど品詞が違う。
例えば、(A)secure (B)securely (C)securest (D)securesのように
すべて同じ語の品詞が違う形ならば、
文構造から判断が必要なので前後の文の形だけをみて判断します。

このように解くことで、答えを出すために不要な部分を読む必要がなくなります。
その結果、かなり早いスピードで解くことができるようになるのです。

新形式TOEIC パート6(Part6)解き方・傾向と対策

パート6

新TOEICでかわったこと

・12問から16問に増加
・各パッセージに1つ文補充問題が追加

TOEIC Part6の時間配分

Part6の時間配分の目安は16問で10分です。

TOEIC Part6の解き方 解き方の流れ

1 最初から読んでいって空欄にたどり着くたびに設問をとく
2 文補充問題はいったんとばします
3 1つのパッセージの単語の補充問題(3問)を解いてから、とばした文補充問題(1問)を解く

Part6の解き方の流れは、まず最初から読んでいきます。
そして、空欄にたどり着くたびに設問を解きます。
ただし、文補充問題はいったんとばします。
これが時間節約のポイントです。
そして、単語の補充問題を全部解いてから、とばした文補充問題を解きます。
このように解くことで、全体の文意と話の流れから文補充問題を解くことができるので
素早く解くことができます。

TOEIC Part6の解き方  文補充の正解の特徴

 文補充問題の正解の特徴は、「前文の内容を受けている」です。
だから、前文を受けた選択肢を選んでください。
これがPart6攻略の最大のポイントです。これには理由があります。
Toeicには客観的な正解の根拠が必ずあります。
だから、答えは必ず新しい話題ではなく
例えば、前文を指示語で受けていたり、前文の具体例だったり、同じ内容が続いていたりと、
必ず前文を受けた内容となっているのです。

この考えで正解を選べば即解けますよ。
新形式の文補充問題も全く恐れることはありません。

ただし、残念ながらすべての問題で使えるわけではありません。

段落の先頭が空欄になっているときは、前文がないので使えませんしね。
しかし、難しい文補充問題ほどこの特徴を持っていることがあります。
だから、分からないときはこの特徴を意識してみてください。

新形式TOEIC パート7(Part7)解き方・傾向と対策

last

新TOEICでかわったこと

・トリプルパッセージ問題が3題追加
・文章量も増加
・チャットやラインのトークのような文章が扱われるようになった

TOEIC Part7の時間配分

Part7の時間配分の目安は55分です。
Part5と6で予定通り解ければ、ぎりぎり確保できる時間となります。

TOEIC Part7の解き方 シングルパッセージ

1 まず設問だけ読んで、何が聞かれているかを確認する
2 the following ○○○から文章の形式を把握
3 1問目で聞かれていることに特に注意して読む
4 答えが分かればマークする
5 次に2問目で聞かれていることに特に注意して読む。
6 答えが分かればマークする
7 3~6の流れを繰り返す

基本的に回答の根拠は1、2、3…という順に現れるので、
前の問題から順番に解いていくとよいですね。

TOEIC Part7の解き方 読む必要がない部分は徹底的にとばす

無題1123

シングルパッセージの初めの方は簡単なので、できるだけ早く解いて時間を
節約しなければいけません。
そのためのコツとしては、読む必要がないと思ったところをとばす
ことで時間を節約することができます。

例えば、文の途中ですべての問題を解答し終えた場合、残りは読まずにとばします。
また、疑問があったらどうすればいいか?という設問が2問目(最後の設問)にあり、文章がメールの場合、
「疑問があったらホームページwww.ichinose.comをみてください。」というような
指示は、メールの最後に書かれていると予測できますよね。
その場合、1問目を解答して文章の中盤を読んでいる途中でも、間をとばして、メールの最後だけを
読むことで解答が可能になります。
このように、読む必要がない部分は徹底的にとばすことで時間を節約することができます。
その結果、時間内にリーディングパートを解き切ることが可能になるのです。

TOEIC Part7の解き方 ダブル・トリプルパッセージ

1 まず設問だけ読んで、何が問われているかを確認する
2 単語の意味の問題は複数のパッセージを読まなくても解けるので、単語の場所を確認する
3 the following ○○○から文章の形式を把握
4 すべてのパッセージを一気に読む
5 途中で単語の意味の問題を解く
6 読みながら解答の根拠になりそうなところがあれば指を置く
7 設問に回答する

基本的にはシングルパッセージと同じように解きます。
ただし、ダブル・トリプルパッセージでは、回答の根拠が2(3)つのパッセージにまたがって複数あって、
すべて読んでいないと解けない設問があります。
そのため、ダブル・トリプルパッセージでは、すべてのパッセージを読んでから設問の答えを
考えたほうがいいです。
そうしないと、根拠を読んでいない状態で、無駄に悩んでしまい時間を無駄にすることがあるからです。
ただ、先に設問を読んでいるので、パッセージを読んでいる最中に根拠になりそうなところが
あれば、場所を忘れないために指を置いておくという工夫も大切ですよ。

また、単語の意味の問題とは
In the mail,the word “trouble” in paragraph2, line 1, is closest in meaning to(     )
という問題のことです。
この問題については、単語の前後の文脈から解答することができますから
この部分を読んだときに解いてしまいます。

TOEIC Part7の解き方 文挿入問題の解き方

文挿入問題とは

In which of the positions marked[1],[2],[3],and[4]does the following sentence best belong?
“挿入文”
という問題のことです。

シングルパッセージの最後の方(175番)に出てくる文挿入問題の解き方を解説します。

1 選択肢を読むときに、文挿入問題があれば、挿入文中の接続詞、副詞、指示語、内容から
前文の内容を予測する
2 予測した内容の直後の空所が正解となる

TOEICの設問は、基本的に文脈から根拠を得て選択肢を見て答えを考えますよね。
しかし、文挿入問題は、挿入される文(答え)を見て、本文(文脈)を読むというように
逆の思考が必要なのです。
だから、みなさんこの考え方の切り替えができず、間違ってしまったり、
大量に時間がかかってしまうのです。
しかし、事前にこのように逆に考えるということを準備しておけば文挿入問題も即解答できますよ。

それでは、実際のTOEIC公式問題集を例に解説してみましょう。

“A new chapter on travel in East Asia is also sure to draw much interest.”

出典:TOEIC公式問題集 新形式問題対応編 TEST1 175

まず、挿入文を分析するポイントは、接続詞、副詞、指示語、内容でしたね。
これらに注目すると、alsoという副詞に注目することができます。
日本語で考えると、「東アジアでの旅行についての新しい章もまた、きっと多くの
興味を引く」という意味になりますよね。
「また」があるということから、前の文で別のある事柄が多くの興味を引く
という内容のことが書かれていると予測できますよね。
すると、実際に、前の文では、「電子書籍版が発売される」というような人の興味を
引く内容が書かれています。
このような、考えから答えを導くのが文挿入問題の解き方となります。
これは、国語的な思考なので難しい方もいるかと思います。
そういう方は、文挿入問題はたった1問だけですから、適当にマークしてとばしてもらっても
かまいませんよ。

さいごに

時間が余ったらすること

・印をつけておいた問題を解きなおす
・解答用紙につけた印を消す

時間がたとえ1分でも余ったら印をつけておいた自信のない問題の中で
解きなおしたい問題にとりかかりましょう。
また、解答用紙に印をつけていた方は消すのも忘れないようにしてくださいね。

以上で、新形式TOEICの解き方の解説を終わらせていただきます。
長い拙文にお付き合いいただきありがとうございました。