私立医学部の学費を奨学金や教育ローンで捻出できるか?

私立医学部の学費を奨学金などで払えるのか?をテーマにお話をしたいと思います。

「国立医学部にいけるほどの学力はないけどどうしても医師になりたいんです。

でも、親は普通のサラリーマンなので私立医学部の学費を払うことはできません。

なんとか奨学金や教育ローンなどで工面することはできませんか。」

以前、読者さんからいただいたこの質問に今回は答えさせていただきます。

この記事では、実際に私立医学部の学費を借金で払うことはできるのかとその方法について考えていきます。

【最終更新】2018/01/28 

学費の工面に悩んでいる方には、こちらの書籍がおすすめです。

私立医学部の学費っていくら?

私立医学部の学費は、とてつもなく差が大きいです。

一番学費が安い私立医学部は、自治医科大学です。

自治医科大学は、特定の条件(へき地に9年間勤務)を満たすと学費が無料になります。

また、産業医科大学は特定の条件(9年間産業医等として勤務)を満たすと6年間の学費は1130万円です。

これらを除くと、後は、最低でも6年間で2000万円程度必要となります。

自治医や産業医を除くと、私立医学部で学費が一番安いのは、国際医療福祉大学で1910万円。

次が順天堂大学で2080万円です。

慶応義塾大学2200万円、日本医科大学2230万円とつづきます。

しかし、これらの比較的学費が安い私立医学部の偏差値はめちゃくちゃ高いです。

みんな安い私立医学部に行きたいからなんでしょうね。

この法則は「私立医学部の学費が安いと偏差値が上がる法則」といわれています(笑)

一方、学費が高い私立医学部だと、6年間で5000万円以上するところもあるんです。

ちなみに、平均的な私立医学部の6年間の学費は約3200万円です。

じゃあ、3200万円をどうやって工面するかを考える前にちょっと少しだけ待ってください。

お金って大切なのでできるだけ安い医学部に行った方がいいですよ。

学費が安い医学部に入るには偏差値を上げることが必要となります。

それともう一つ防衛医科大学校に行くという方法もあるんです。

防衛医科大学は学費が無料だし、月11万円程度のお金がもらえます。

なので、私立医学部の高い学費が払えない人におすすめです。

2018年医学部学費安いランキング 学費免除?国立が安い?

もうこれ以上偏差値は上げれないというときの最後の手段が借金をして私立医学部に通うということだけは理解しておいてください。

以降、この記事では、この3200万円を工面する方法について考えてみます。

奨学金はいくら借りれるの?

奨学金にもいろいろあります。

・卒業後利息がつくもの
・一生利息がつかないもの
・卒業後条件を満たすと返済免除となるもの

利子がつくもの、利子がつかないもの、大学を卒業後、数年間指定された地域で働くことで返済が免除されるものと数多くの奨学金があります。

まずは、奨学金のド定番、日本学生支援機構の奨学金を借りましょう。

日本学生支援機構の奨学金

無利子で貸してくれる一種奨学金と有利子で貸してくれる二種奨学金があります。

第一種奨学金月3万~6.5万(学校による)
第二種奨学金月3万~16万(学校による)

第一種奨学金は最高、6.5万円借りることができます。

また、第二種奨学金は、最高16万円の貸与が可能です。

もし、どちらも最大限借りることができれば月22.5万円の資金が出来ます。

在学中は利子がかからないというのが、日本学生支援機構の奨学金の良いところです。

 自治体・病院による奨学金

日本には医師不足であえぐ地域が多くあり、その自治体が独自に医師を確保するために医学生に「卒後数年間地域で医療活動に従事すれば、返済を免除する」という給付型の奨学金が数多くあります。

例えば、北海道斜里町の奨学金では貸付期間の2倍にあたる期間、町の病院に勤務した場合、返済が免除される奨学金があります。

そして、衝撃的なのがその金額。

なんと最大で月額25万円の奨学金が給付されるのです。

学資ローン(日本政策金融公庫)

日本政策金融公庫では、一括で300万円の借入が可能です。

しかも、大学進学者ならだれでも借入ができます。

ただし、在学中も利子がかかってしまうのが欠点です。

銀行の教育ローン

千葉銀行では「ちばぎんスーパー教育ローン」というものがあり

最大3000万円まで借り入れが可能なんです。

利子は約2%で、在学中も利子がかかりますが、

在学中は利子だけを支払うこともできます。

その他

矯正医官修学資金貸与制度、大学独自の奨学金、徳州会グループの奨学金など上げればきりがありません。

(追記)
いろいろと奨学金について調べてみましたが、重要なことがわかりました。
日本学生機構の奨学金の第一種と第二種の併用は可能。
しかし、一部の「自治体・病院による奨学金」では、”本奨学金利用者は他の奨学金を利用していないこと”といった利用条件があるようです。
また、採用にあたり面接もありますから、他で奨学金を多く借り入れしているのはよくなさそうですね。

現実的にすべて借金で私立医学部に通うことはできるの?

借金をして学費の高い私立医学部に行くことは、”覚悟があれば可能”です。

しかし、デメリットもたくさんあります。

まず、何千万も借金をして私立医学部に通うのは精神的にはかなりきついものでしょう。

なにしろ留年は絶対できませんから、勉強漬けの毎日にならざるおえません。

それでも、学力がないがために私立医学部を目指すという方は、おそらく留年してしまうことになるでしょう。

なにしろ今の医学部の留年率は3割こえてるとこもあるくらいですからね。

プレッシャーもとてつもないものがあるのではないでしょうか。

しかも、万が一病気やけがで途中であきらめるということにでもなれば、迷惑がかかるのは連帯保証人となった親や親戚です。

一気に何千万円もの借金がふりかかれば破産してしまいます。

さらに、まわりはお金持ちで自分だけ借金で通うというのは、とてもつらいと容易に想像がつきますよ。

しかし、偏差値の高い大学ほど学費が下がる傾向にあるので、自分の努力次第で少しでも学力をつけて学費の安い大学に入学することが出来るのです。

慶応大学などの学費が約2100万円の大学ならば、一般家庭でも上記奨学金などでお金を工面すれば十分進学が可能ではないでしょうか。

ほんと世知辛い世の中ですね。。。

(追記)
実際に学費が3000万円の私立大学医学部に、奨学金で通っているお子さんがいる父親のブログがありました。
以下引用になります。

我が家では,2つの奨学金と銀行ローンでこの分を賄っています。学生支援機構第二種奨学金で1152万円(月額16万円),地方自治体奨学金1440万円(月額20万円),銀行の教育ローンで残りの400万円程度の構成にしています。
引用:私立医学部受験ローンと奨学金で入学させた親のブログ

学生支援機構第二種奨学金1152万円(月額16万円)
地方自治体奨学金1440万円(月額20万円)
銀行の教育ローン400万円
合計2992万円

私立医学部に奨学金で通われている方って、実際にいるんですね。

親の鏡だと思います。

親子の絆が相当強いのでしょう。

とても恵まれたお子さんですね。

勉強の方を頑張ってぜひ良い医師になってほしいです。

ただ、あくまで3000万円は学費だけですから、ここに一人暮らしならば、家賃、食費、生活費、光熱費、教科書代などのさまざまな費用がかかってきます。

これらの生活費は、6年間でざっと1000万円はかかります。

だから、おそらくこのパターンで借金をして通うとすると、そこそこ世帯収入が高く、子供の一人暮らしの生活費は収入から支払い可能な人でないと難しいでしょうね。

もしくは実家からの通学なので費用が少なくてすむという方でないと厳しいかもしれません。

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