医学部受験をするにあたり、まず最初に決めなければいけないのが選択科目です。
選択科目によっては、受かりやすい大学があったりしますし
自分が苦手な選択科目を選んでしまっては後悔しますよね。
選択科目で何を選べばいいかを悩んでいる方に役立つ記事となっています。
医学部受験 選択科目の選び方
国立大学医学部を目指す場合、2つの科目の選択が必要です。
倫理、政治経済、世界史、日本史⇒1つを選択
1つは、理科科目の選択です。
生物、化学、物理の中から2つを選択しなければいけません。
2つめは、地歴公民の選択です。
倫理、政治経済、世界史、日本史などの中から1つを選択するのです。
この記事を読む方は、科目の選択をどれにしようかと迷っているくらいなので、どうやって選べばいいのかも分からないと思います。
ですから、選択科目の選定基準を紹介させていただきます。
医学部受験 理科科目の選択方法
理科科目の選択方法は基本的には、2パターンあります。
・生物と化学
このどちらかになります。
化学は選択していなければ入学後困ることになるので必ず選択した方がいいでしょう。
だから、多くの大学では化学は必須となってます。
実際は、物理を選択するか、生物を選択するかで迷うことになります。
私が、おすすめするのは、生物選択です。
私は文系出身で数学が不得意でしたので、順当な選択だと思います。
理系の方でも数学に絶対的な自信がないならば、生物を選択するのがおすすめです。
また、生物は暗記科目なので、点数が安定しやすいというのも選択すべき理由になります。
医学部受験では、センター国語などの点数が安定しにくい科目があるので、選択科目に関しては、できるだけ点数が安定しやすい科目を選択しておいた方がいいんですね。
物理はある程度、解法を考えなければいけませんが、生物は知っているか、知らないかで済みます。
物理に絶対的な自信がある、すでに物理をかなり勉強しているといった特殊な事情でない限り、生物を選択するのがいいでしょう。
数学が得意な方→ 化学・物理選択
暗記が得意な方→ 化学・生物選択
医学部受験 社会(地歴公民)の選択方法
医学部受験における地歴公民科目の選択では、2,3年前までは、倫理選択が主流でした。
しかし、最近の医学部では、どこも、倫理選択では、受験することができなくなってきています。
だから、倫理選択だと、A大学は出願できるが、B大学は出願できないというように出願が制限されてしまいます。
もしかしたら、状況によっては、志望校を変更する可能性もあります。
だから、念のため、倫理政治経済を選択することをおすすめします。
ただし、志望校を確実に変えないと断言できる方は、その志望校の入試要項を調べて許可されている科目の中から選択すればよいでしょう。
ただし、許可されているのならば倫理がおすすめです。
やはり、勉強しなければいけない量が他の科目に比べて少ないですからね。
一つ注意するべき点は、もし、後期試験を受けるのならば、多くの大学で受け入れられる科目である倫理政治経済を選択しておくべきであるということです。
センター試験で高得点がとれれば、後期試験で合格できる可能性もあるわけですから、その機会を最大限活用すべきだということです。
ちなみに、日本史や世界史は選択しない方がいいと思います。
日本史や世界史は分量が倫理政治経済に比べても多いです。
また、単純暗記が多いため、膨大な記憶量が必要とされるでしょう。
医学部再受験の方で、現役のときに日本史や世界史を選択した方でも、膨大な科目数を勉強する必要がある医学部受験では、日本史や世界史を選ぶことはおすすめできません。
おわりに
参考になりましたでしょうか?
科目選択が決まったら次は、受験校の選択をしましょう。
受験校は8月までに決定して、志望校の対策をねるのがいいですよ。