私は高校中退したのち、高卒認定をとって、早稲田大学を卒業してから国立医学部を再受験し成功しました。
私立文系から医学部再受験を経験したからこそわかる医学部再受験の実情をお伝えしたいと思います。
医学部受験は科目数が多いのがつらい
私立大学の文系は、英語・国語・社会の3科目で受験が可能です。
一方、国立大学医学部では、英語・国語・社会に加えて、数学・理科(2科目)も勉強しなくてはいけません。
さらに、センター試験を受験する必要があります。
センター試験と2次試験は別々の対策が必要な上、面接もあるので、面接対策もしなくてはいけません。
単純に、国立医学部の試験範囲は私立文系の5倍くらいあります。
毎日、全部の科目を少しずつ勉強するというように複数のタスクを同時にすすめていく能力が必要です。
医学部再受験はリスクがある
医学部を目指して勉強すれば学力は必ず上がります。
でも、最終的に合格できなければ全部パーなんです。
もし、あなたが現役生なら医学部に落ちても他の大学や学部に進学すれば問題ありません。
しかし、大手企業や公務員を退職して医学部受験に挑戦しても、失敗してしまえば戻るところがないのです。
このように、医学部再受験には大きなリスクがあるということを忘れないでください。
医学部は昔よりも入るのが難しい
近年、不景気のため医学部が人気になっていますよね。
だから、昔は東京大学を受験していた層が国立大学医学部を受験するようになってきています。
私の進学校出身の友人によると、学年の半分が医学部に進学するそうです。
東京大学は1、2割程度になっていて、医学部が頭のいい人たちにとってとても人気になっているのです。
だから、年々医学部に入学するのが難しくなっているのが実情です。
誰にでも可能性はある
デメリットやリスクばかり書きましたが、もちろんいい面もあります。
やはり医師は社会的地位も高いしまだまだ安定した職業といえます。
やりがいも大きく人生をかけるに値する仕事かもしれません。
なによりもまして、自分が医師になりたいのなら医師になる人生を得られずして幸せにはなれないでしょう。
自分の目標を達成できないことほどつないものはないと思います。
まだ、挑戦してない段階なら可能性はいくらでもあります。
失敗する可能性と同じ程度に成功する可能性もあるのです。
だからこそ、僕は挑戦しましたし、これからも挑戦する人はいるのです。
人類はそうやって進化・進歩してきました。
現状に満足して、今の生き方に満足しているようでは衰退しかないと
90歳のおばあちゃんが言っていました。
自分がやりたいのならやれると信じてやるしかないのではないでしょうか?
僕がいえるのはここまでです。