昭和大学医学部は偏差値、倍率から見ると入りやすいのかをテーマに記事を書きました。
また、地域選抜で地方在住が有利、3月上旬にも受験できる、昭和大学医学部の難易度などについても説明させていただきます。
・国語と社会が苦手だけど、英数理なら誰にも負けない!
・滑り止めは受けたいけどできるだけ学費の安い大学に行きたい!
・地方在住だけど将来は東京で勉強したい!
目次
昭和大学医学部とは?
昭和大学医学部は、東京都品川区にある私立大学です。
私立大学の医学部の中では比較的学費が安い(6年間で約2300万円)ことが特徴です。
学費が高い私立医学部と比べると、半分以下になります。
例えば、川崎医科大学の学費は約4700万円と倍以上するのです。
一般選抜Ⅰ期(地域選抜)には、成績が優秀な方には初年度の授業料免除まであるので、ご家庭がお金持ちでない医学部志望者にもオススメの私立医学部となります。
昭和大学医学部といえば、高須クリニックの院長高須克弥先生が卒業生として有名です。
日本の医師でもっとも有名な方だと思います。
昭和大学医学部にいけば、高須克弥先生みたいに成功できるかもしれませんね。
昭和大学医学部の偏差値は?
昭和大学医学部の偏差値は70です。
昭和大学医学部は私立大学でも学費が比較的安いため、人気があり、受験者数の多い大学です。
その結果、偏差値は高くなっています。
昭和大学医学部の倍率は高い?
昭和大学医学部の2018年の倍率は、センター利用B(地域選抜)が17.8倍、一般選抜Ⅰ期が12.2倍で、私立大学医学部の中ではそれほど高くありません。
この3年間で減少傾向にあります。
しかし、3月上旬に行われる一般選抜Ⅱ期は滑り止め目的の申し込みが多いため、49.1倍とかなり高くなっています。
2016 | 2017 | 2018 | |
一般選抜Ⅰ期 | 13.9倍 | 13.4倍 | 12.2倍 |
センター利用B(地域選抜) | 53.5倍 | 48.9倍 | 49.1倍 |
一般選抜Ⅱ期 | 23.2倍 | 21.6倍 | 17.8倍 |
昭和大学医学部の難易度は偏差値や倍率から考えると・・・
昭和大学医学部の難易度はかなり高いです。
私立医学部の中で偏差値は5位ですし、私立医学部御三家並の難易度といえるでしょう。
一般選抜Ⅰ期の倍率は例年、12倍を超えています。
センター利用B(地域選抜)にいたっては、倍率は50倍程度と異常に高い倍率です。
難易度はめちゃくちゃ難しいといっていいでしょう。
昭和大学医学部の入試概要
昭和大学医学部には、3回受験のチャンスがあります。
センター利用B(地域別選抜)、一般選抜Ⅰ期、一般選抜Ⅱ期の3つです。
ここではまず一般選抜Ⅰ期と一般選抜Ⅱ期について説明します。
募集人員はⅠ期78名、Ⅱ期20名です。
Ⅰ期試験の上位合格者78名には初年度授業料の免除があります。
各試験の募集人員
試験 | 一般選抜Ⅰ期 | 一般選抜Ⅱ期 | センター利用B(地域別選抜) |
募集人員 | 78名 | 20名 | 12名 |
私立大学は入学辞退を見越して募集定員より多くの合格者が出ますので、Ⅰ期に合格すれば初年度授業料免除になるわけではありません。
しかし、高得点で合格すれば免除になる可能性は高く、非常に魅力的です。
試験科目は一次試験が英数理、二次試験が小論文と面接で、国語と社会がありません。
理数系科目に自信がある人におすすめです。
一次試験の配点は英語100点、数学100点、物理・化学・生物のうち2教科各100点、合計400点です。
二次試験の小論文と面接については配点が公表されていません。
試験科目と配点
試験科目と配点は以下の通りです。
科目 | 英語 | 数学 | 理科 | 合計 |
配点 | 100点 | 100点 | 100点×2 | 400点 |
※理・化学・生物のうち2教科から選択、各100点
センター利用Bの「地域選抜」は地方在住だと有利か?
センター利用Bの「地域選抜」は地方在住だからといって有利であるとは限りません。
昭和大学医学部のセンター利用B(地域選抜)では、全国を6つの地域に分けて、その地域ごとに2名が合格者が選ばれます。
地域は出身高校の所在地によって決定されるとのこと。
たとえば、東京都の自宅から神奈川県の高校に通っている場合には、「東京」枠ではなく「南関東」枠になるのです。
そのため、自分が所属する地域枠に進学校が少ない場合は有利となります。
しかし、地域枠の区分は以下の通りに分けられており、人口を元にして区分が分けられていると考えられます。
地域枠区分 | 該当の都道府県 |
北海道・東北・北関東 | 北海道、青森 、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬 |
南関東 | 埼玉、千葉、神奈川 |
東京 | 東京、その他(海外の教育施設など) |
中部 | 新潟、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、三重 |
北陸・近畿・中国 | 富山、石川、福井、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口 |
四国・九州・沖縄 | 徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
地方にも頭の良い進学校はありますし、地方だからといって有利になることはないでしょう。
ちなみに、センター利用Bの「地域選抜」上位合格者は、初年度の授業料が免除されます。
特待制度として、一般選抜入試(Ⅰ期)の上位合格者および大学入試センター試験利用入試[B方式:地域別選抜入試]の上位合格者は初年度の授業料が免除されます。
出典:昭和大学特待制度
試験科目もセンター試験5教科と小論文・面接であり、国公立大学の医学部と併願がしやすくなっているのも特徴です。
試験科目と地域枠の区分は以下の通りです。
センター利用B(地域選抜)入試の試験科目と配点
一次試験(センター試験)
科目 | 国語 | 英語 | 数学 | 理科 | 社会 |
配点 | 200 | 200 | 200 | 200 | 100 |
※理科は物理・化学・生物から2教科を選択200点
二次試験
小論文・面接 配点は非公表