目次
1. 推薦入試の形式は何?
地域枠推薦
2. 合格した大学と学部はどこ?
信州大学 医学部
3. 出身高校の種類と偏差値はどれくらい?
偏差値67の公立高校
4. 学校の評点平均は何点だった?
5.0
5. 受験科目はなんだった?
センター試験、面接、書類選考
6. 合格体験談
医学部の推薦入試は他の学部と異なりセンター試験の結果も利用されるものでした。
1校から4人までしか推薦できず、評定平均が4.3以上必要なため高校での成績も重要でしたので、受験対策の勉強だけでなく高校の期末試験で確実に得点をとれるようにしなければなりませんでした。
私は幸いにも体育や音楽など受験とは関係のない教科もそこそこ得意だったため評定平均ではあまり悩みませんでした。
また、面接では高校時代の部活などありふれた内容から高校時代に経験したこと、特に理系分野への興味や経験を多く聞かれたため、高校時代から研究や実験などに少し興味を持って取り組んでおくこともメリットかと思います。
また、最も重要視されるのがセンター試験(共通試験)の得点率であり、面接でよっぽどのことが無ければこの試験の得点率が高い順に合格するようなものでした。
そのため、東京大学や京都大学を筆頭とした旧帝大のような特殊な受験勉強をしなければいけない状況ではなく、いかに一般的に大学受験で必要な知識を広く正確にもっているかが問われました。
得点配分としては、理系ではありますが英語、国語がそれぞれ数学、理科と全く同じ得点配分であり、社会のみがこれらの半分の配分だったため、文系理系問わずに点を取ることが要求されました。
そのため、国・数・英の主要3科目が得点源となり、理系の人が受験する割合が多い医学部においてはむしろ文系科目での得点で差がつきました。
しかも数学や化学は満点を狙える教科であるのに対し、国語、英語、社会ではある程度の得点は狙えても満点を取ることはなかなか難しい教科なので、これら文系科目を強化し、模試を受けるなどして経験を積み、どのような問題が出てもいつも同じくらいの得点がとれ、ヘマをしないように心がけました。
一緒に受験した同級生はバリバリの理系だったので数学はいつも満点でしたが本番の国語で得点が伸びず、私より理系科目においては明らかに長けているにもかかわらず不合格となってしまっていましたので、これは大切だったかと思います。
また、覚えなければならないことが多いため、少し負担を減らすために社会では地理を選択し、基礎知識を覚えていればあとは当日考えれば点数が取れるようにしました。
このおかげで比重の重い教科により力を入れることができ、かつ推薦入試が残念な結果であった場合に向けての2次試験勉強の余力も残すことができ、許容範囲の点をとり推薦入試で合格することができました。
7. 後輩へのアドバイスは?
勉強に限らず日々の努力は報われるので、冷静な頭と熱いハートを持って頑張ってください。
そして何より体調管理をしっかりしてください。