医学部定員の推移|医学部定員は10年で20%増加?

医学部定員の推移

医学部定員の推移はどうなっている?

医学部定員は近年増加しています。

今回は、医学部定員の推移をテーマにお話をさせていただきます。

医学部定員の推移が過去10年で20%増加した?

出典:平成30年度 医学部入学定員増について 

医学部定員の推移は過去10年間で20%増加しています。

平成20年に7793人だった医学部定員は平成30年に9419人にまで増加しました。

およそ21%の増加になります。

医学部定員が増加した背景は、医師不足の地域で働く医師を確保するためが主な理由です。

21%の医学部定員増加が多いとみるか、少ないとみるかは賛否両論があるでしょう。

私個人の意見としては、まだまだ少ないと思います。

これは、OECD加盟国の臨床医数の平均値が2.8人/1000人(2015年)なのに対して、日本の医師数は2.3人/1000人(2015年)とかなり少ないからです。

日本の医師数はかなり少ないにもかかわらず世界トップレベルの医療水準を維持できているのは、日本の医師が私生活を犠牲にして医療に打ち込んでいるからでしょう。

最低でも、OECD加盟国の平均値くらいまでは日本も医師数を増やさなければ、今後日本の医療は崩壊してしまうことは目に見えているのです。

医学部定員推移が増えているのは高齢者が増えているから?

根本的に現状の日本では、高齢者の人口が急増しており、それに伴い、医師の需要も増加してきています。

なので、高まる医療需要に対応するために医学部定員推移は増加傾向にあるということもいえるでしょう。

総務省統計局のデータによると、2016年の高齢者人口は3461万人、割合は27.3%にもなっています。

参考 総務省統計局 高齢者の人口

また、内閣府の統計によると、2042年に65歳以上の高齢者人口は3935万人とピークをむかえるという予測があります。

その後も高齢者人口は増加傾向が続き、平成54(2042)年に3,935万人でピークを迎え、その後は減少に転じると推計されている。

出典:内閣府 高齢化の現状と将来像

病院にかかる人の多くは高齢者ですから、高齢者が増えるとともに医師の仕事も増えていくわけです。

なので、高齢者人口の増加に比例して医学部定員推移も増加傾向にあるということになります。

医学部定員推移が増えても実際に医師が増えるのは10年後?

医学部の定員が増えても実際に医師の数が増えるのは、10年後です。

医師になるには、6年間の医学部生活、2年間の前期研修医を経なければいけませんからね。

その後、専門を決めて、2年くらい経った頃にやっと一人前の医師になることができるのです。

つまり、医学部の定員が増えたことが医師数に影響を与えるのは、10年も先になります。

なので、今医師不足で大変だといっていても、解決の糸口としての医師の数が増えるのはかなり先の未来なのです。

逆に、医師が増えすぎてしまっても困りますし、10年後の需要動向を見据えて医学部の定員を決める必要があり、医学部の定員をどうするかという判断はかなり難しいということがいえるでしょう。

医学部定員が増えても医師が増えない理由は?

平成20年から医学部の定員増加が始まったので、そろそろ医師が増えてくるのではないかと期待している人もいるでしょう。

しかし、医師数だけでなく、医師を労働力でみた場合、そう単純な話ではないのです。

というのは、最近話題になった女性研修医2年目の方の匿名ブログから伺えます。

参照 私が医療崩壊のトリガーになる未来

医師を目指す人で、まだ読んでいない人は必ず読んでおくべきですね。

簡単にまとめると

・医師という仕事は女性のライフステージにあっていない

・女性医師は出産・育児を考えると、マイナー科を選ぶ傾向がある

・女性が増えることで相対的に男性医師が減る

・ブランクのある女性医師を支えるために、ベテラン男性医師の負担が増加

・医学部定員増加したのに、なぜか医師が増えないのは女性医師が増えているからかもしれない

といったことが女性研修医の医師としての葛藤を交えて描かれているのです。

男性という立場ではわかりえない女性として、医師としての葛藤は、今後の持続可能な医療システムを考えていく上で克服していかなければいけない問題だと思います。

海外では女性医師の比率は日本よりも多いので、女性医師が増えても持続可能な医療システムを維持することは不可能ではないでしょう。

きっと何らかの解決策があると思います。

このような問題は医療従事者だけでなく、一般の方も含めて考えていかなければいけない問題だと思うのです。

上のエントリーを読んで少しでも問題意識を持っていただければなと思います。

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