私立医学部センター利用のボーダー、最低点、科目などの情報を徹底的にまとめました。
この記事さえ読めば私立医学部センター利用について必要な情報をすべて得ることができるでしょう。
目次
私立医学部センター利用がある医学部は?
私立医学部でセンター利用がある医学部は、以下の17校です。
センター利用を導入することで国立医学部に落ちた優秀な学生を確保できるので、近年私立医学部でセンター利用入試を取り入れる大学がどんどん増えてきています。
私立医学部センター利用のボーダーが低い医学部は?
私立医学部センター利用のボーダーとは、合格可能性が50%となるセンター試験の得点率のことです。
センター利用ボーダーは、どの大学を受験するかの参考にすることができます。
私立医学部でセンター利用ボーダーが1番低いのは、愛知医科大学86%です。
2番目にセンター利用ボーダーが低いのは、埼玉医科大学、藤田保健衛生大学、産業医科大学で、ボーダーは87%となっています。
私立医学部センター利用ボーダーについて詳しく知りたい方はこちらの表をご覧ください。
センター利用のある私立医学部 | センターボーダー(%) |
順天堂大学医学部 | 92% |
東海大学医学部 | 89% |
大阪医科大学 | 91% |
兵庫医科大学 | 88% |
昭和大学医学部 | 89% |
帝京大学医学部 | 93% |
関西医科大学 | 90% |
愛知医科大学 | 86% |
東京医科大学 | 89% |
埼玉医科大学 | 87% |
近畿大学医学部 | 89% |
藤田保健衛生大学 | 87% |
杏林大学医学部 | 90% |
獨協医科大学 | 89% |
産業医科大学 | 87% |
福岡大学医学部 | 88% |
国際医療福祉大学医学部 | 88% |
私立医学部センター利用の最低点が低い医学部は?
私立医学部センター利用の最低点が低い医学部は、昭和大学医学部、帝京大学医学部、産業医科大学、埼玉医科大学の4つの大学です。
昭和大学医学部 セ試地域別:77.8%
帝京大学医学部 78.5%
産業医科大学 57.1%
埼玉医科大学 80.2%
これらの4つの私立医学部はセンター利用の最低点がだいたい8割以下なので、穴場でしょう。
産業医科大学が57.1%はあまりに低すぎるのですが、これは2次試験の個別学力試験の点数も含まれているからです。
2次試験が難しいので、合計の最低点がかなり低くなっています。
私立医学部センター利用の最低点は非公表の大学が多いのですが、公開されている情報をすべてまとめてみました。
センター利用のある私立医学部 | 2017センター利用最低点(%) |
順天堂大学医学部 | 不明 |
東海大学医学部 | 不明 |
大阪医科大学 | 前期:90.5% 後期:92.0% |
兵庫医科大学 | 前期:87.5% 後期:88.2% |
昭和大学医学部 | セ試地域別:77.8% |
帝京大学医学部 | 78.5% |
関西医科大学 | 89.0% |
愛知医科大学 | 不明 |
東京医科大学 | 不明 |
埼玉医科大学 | 80.2% |
近畿大学医学部 | 不明 |
藤田保健衛生大学 | 前期:86.7% 後期:87.2% |
杏林大学医学部 | 不明 |
獨協医科大学 | 不明 |
産業医科大学 | 57.1% |
福岡大学医学部 | 不明 |
国際医療福祉大学医学部 | 不明 |
私立医学部センター利用の科目は?
私立医学部センター利用の科目をまとめました。
1番多いのは、国・数・英・理科2・地歴公民1の5教科7科目型です。
国立医学部と同じ受験科目で受験できるので、国立医学部志望者が滑り止めとして私立医学部を併願するときに受験する場合が多くなっています。
また、地歴公民がなくなった国・数・英・理科2の4教科6科目型も結構あります。
英と国語、数学、理科から2科目だけで受験可能な2~3教科3科目型が1番科目数が少なくて、お得ですね。
こちらは私立医学部専願の受験生も受験可能でしょう。
合格確率を高めるために、一般入試と併願でセンター利用を受験するのもおすすめです。
センター利用私立医学部 | センター利用科目 | 2次試験内容 |
順天堂大学医学部 | 国・数IAIIB・英・理科2・地歴公民1(5教科7科目) | 小論文・英作文、面接 |
東海大学医学部 | 数IAIIB・理科2・英(3教科5科目) | 小論文・面接 |
大阪医科大学 | 国・数IAIIB・英・理科2・地歴公民1(5教科7科目) | 小論文・面接 |
兵庫医科大学 | 前期:国・数IAIIB・理科2・英(4教科6科目) 後期:国・数IAIIB・英・理科2・地歴公民1(5教科7科目) | 面接 |
昭和大学医学部 | 国・数IAIIB・英・理科2・地歴公民1(5教科7科目) | 小論文・面接 |
帝京大学医学部 | 英・国語、数学、理科から2(2~3教科3科目) | 英語長文読解、課題作文、面接 |
関西医科大学 | 国・数IAIIB・英・理科2(4教科6科目) | 面接 |
愛知医科大学 | 国・数IAIIB・英・理科2(4教科6科目) | 面接 |
東京医科大学 | 国・数IAIIB・英・理科2・地歴公民1(5教科7科目) | 小論文・面接・適性検査 |
埼玉医科大学 | 国・数IAIIB・理科2・英(4教科6科目) | 小論文・面接 |
近畿大学医学部 | 前期:数IAIIB・英・理科2(3教科5科目) 中期:理科2・英・国、数から1(3教科4科目) 後期:英・国、数、理科から2(2~3教科3科目) | 小論文・面接 |
藤田保健衛生大学 | 国・数IAIIB・英・理科2・地歴公民1(5教科7科目) | 面接 |
杏林大学医学部 | 数IAIIB・英・理科2(3教科5科目) | 小論文・面接 |
獨協医科大学 | 数IAIIB・英・理科2(3教科5科目) | 小論文・面接 |
産業医科大学 | 国・数IAIIB・英・理科1・地歴公民1(5教科6科目) | 数IAIIB・理科2・英・小論文・面接 |
福岡大学医学部 | 国・数IAIIB・英・理科2(4教科6科目) | 面接・調査書 |
国際医療福祉大学医学部 | 国・数IAIIB・英・理科2・地歴公民1(5教科7科目) | 英語・小論文・面接 |
私立医学部センター利用は国立医学部受験者におすすめ
私立医学部のセンター利用は国立医学部受験者におすすめです。
なぜなら、5教科7科目型のセンター利用は私立医学部専願だと受験できません。
そのため、ライバルが減るんですね。
また、国立医学部志望者はセンター試験対策をしっかりしているので、かなり有利なのです。
センター試験で80%台後半をとれれば、十分にセンター利用ボーダーを超えることができます。
国立医学部志望者にとっては、私立医学部のセンター利用は、一般入試よりもかなり受かりやすいといえるでしょう。
私立医学部センター利用の倍率は高い?
私立医学部センター利用の倍率はそこそこ高いです。
10~20倍の医学部が多くなっています。
後期日程の倍率が、50~100倍であるのと比べるとかなり低いですね。
東海大学医学部前期、兵庫医科大学後期、藤田保健衛生大学後期は倍率が10倍を切っているので穴場といえるでしょう。
私立医学部のセンター利用を受験する方におすすめです。
センター利用のある私立医学部 | 2017センター利用倍率(倍) |
順天堂大学医学部 | 27.2 |
東海大学医学部 | 前期:9.2 後期:32.7 |
大阪医科大学 | 前期:14.3 後期:19.3 |
兵庫医科大学 | 前期:16.9 後期:6.8 |
昭和大学医学部 | セ試地域別:21.6 |
帝京大学医学部 | 53.4 |
関西医科大学 | 26.3 |
愛知医科大学 | 15.0 |
東京医科大学 | 17.6 |
埼玉医科大学 | 48.8 |
近畿大学医学部 | 前期:17.6 中期:14.7 後期:62.5 |
藤田保健衛生大学 | 前期:19.8 後期:8.2 |
杏林大学医学部 | 30.2 |
獨協医科大学 | 17.9 |
産業医科大学 | 14.5 |
福岡大学医学部 | 11.3 |
国際医療福祉大学医学部 | 23.8 |