医者の診療科一覧と今後の将来性やおすすめは?

医者の診療科一覧です。

医者って診療科がめちゃくちゃたくさんあります。

内科といっても実は、膠原病内科、神経内科、呼吸器内科、腎臓内科、血液内科・・・

と細分化されているのです。

今回は、医者の診療科を一覧にまとめました。

何科の医師になるかを迷っている方の参考になれば幸いです。

診療科ごとに今後の展望も解説していければいいなと考えています。

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内科

呼吸器・アレルギー内科

呼吸器疾患やアレルギーなどの診療が主になります。

代表的な疾患は以下のものです。

呼吸器疾患

  • 肺悪性腫瘍
  • 肺炎、胸膜炎
  • COPD(肺気腫、慢性気管支炎)
  • 肺化膿症
  • 膿肺
  • 肺真菌症
  • 肺結核、結核性胸膜炎
  • 非結核性抗酸菌症
  • 間質性肺炎、肺線維症
  • 過敏性肺炎
  • 気管支拡張症
  • 急性呼吸窮迫症候群
  • 自然気胸、縦隔気腫
  • サルコイドーシス
  • 肺病変を伴う膠原病や血管炎症候群
  • シューモシスチス肺炎など肺病変を伴うHIV感染症  など

アレルギー疾患

  • 気管支喘息
  • 薬物アレルギー
  • ハチアレルギー
  • 食物アレルギー
  • 花粉症
  • アナフィラキシーショック
  • 好酸球性多発血管炎性肉芽腫
  • アレルギー性肺アスペルギス症 など

出典:獨協医科大学

肺がんから結核、肺炎などは有名ですよね。主に肺に関する疾患を治療する診療科になります。

気管支喘息などのアレルギーも呼吸器内科が担当です。

肺に関係する疾患やアレルギーの治療に携わりたい方におすすめでしょう。

厚生労働省の患者調査によると、アレルギーは現在増えている疾患です。そのため呼吸器内科医の需要は今後増加していくと考えられるのでおすすめです。

リウマチ・膠原病内科

関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの膠原病を治療します。

リウマチ・膠原病内科で扱う主な疾患は以下の通りです。

  • 関節リウマチ(悪性関節リウマチ)
  • ベーチェット病
  • 全身性エリテマトーデス(SLE)
  • 抗リン脂質抗体症候群
  • 全身性硬化症 / 強皮症
  • 混合性結合織病
  • 多発筋炎 / 皮膚筋炎
  • 血管炎症候群 (顕微鏡的多発血管炎、アレルギー性肉芽腫性血管炎(チャーグストラウス症候群)、大動脈炎症候群(高安動脈炎)、側頭動脈炎、シェーンラインヘノホ紫斑病など)
  • 成人スティル病
  • 再発性多発軟骨炎
  • リウマチ性多発筋痛症
  • 血清反応陰性脊椎関節症 (強直性脊椎炎など)
  • RS3PE(remitting seronegative symmetrical synovitis with pitting edema)
  • シェーグレン症候群
  • サルコイドーシス
  • アレルギー関連疾患(気管支喘息、薬剤アレルギー)
  • 不明熱

出典:帝京大学医学部付属病院

膠原病の多くは若い女性に多く発症します。老人ではなく若い患者さんが多い診療科といえるでしょう。

がんは扱わないので患者さんの死に直面することは少ないのではないでしょうか。

若い患者さんを治療したい方、患者さんが亡くなる場面が苦手な方におすすめの診療科です。

腎臓内科

腎臓に関する疾患を扱い、透析療法、腎臓移植などに関わります。

主な疾患は以下の通りです。

  • 慢性糸球体腎炎
  • 急速進行性糸球体腎炎、急性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群
  • 慢性腎不全
  • 急性腎不全
  • 糖尿病性腎症
  • 膠原病・血管炎に伴う腎炎

出典:杏林大学医学部付属病院

腎臓を主に扱う診療科です。

腎臓は薬物代謝に関わるため他の診療科による薬物治療に大きく関わります。

日本透析医学会「2016年末の慢性透析患者に関する集計」によると、透析の患者数は近年糖尿病の増加により激増しているのです。昔よりは患者数の伸びは鈍化していますが、毎年慢性透析療法を受ける患者数は4500名程度増加しています。
そのため、将来的に腎臓内科医の需要は増加すると考えられるのでおすすめの診療科です。

消化器内科

食道、胃、膵臓、大腸などの消化器の疾患を扱います。

主な疾患は以下の通りです。

・がん(食道・胃・大腸・膵)
・機能性ディスペプシア
・膵管内乳頭粘液性腫瘍
・慢性膵炎
・急性膵炎
・胆管がん
・胆嚢がん
・総胆管結石
・急性胆管炎
・急性胆嚢炎
・虫垂炎

消化器のがんを多く扱います。

内科の中で一番人数が多いのが消化器内科です。人数が多いので、権力も大きいと考えられます。

参考加盟学会の専門医数の一覧表

血液内科

血液内科では、白血病や貧血などの血液に関する疾患を治療します。

  • 急性リンパ性白血病
  • 慢性リンパ性白血病
  • 急性骨髄性白血病
  • 骨髄異形成症候群
  • 慢性骨髄性白血病
  • 慢性骨髄増殖性疾患
  • 悪性リンパ腫
  • 多発性骨髄腫
  • 再生不良性貧血
  • 特発性血小板減少性紫斑病

循環器内科

循環器内科では、心臓に関する疾患を治療します。通称「じゅんない」

主な疾患は以下のものです。

・虚血性心疾患
・不整脈
・弁膜症
・末梢動脈疾患
・静脈系疾患

心電図、心エコー、心臓カテーテルなどを駆使して病態を把握し疾患を治療します。

循環器内科は消化器内科に次いで内科の中で人数が2番目に多いです。その分勢力も強いと考えられます。

参考加盟学会の専門医数の一覧表

 「2015 PCI治療の現状と未来」によると、PCIの症例数は増加しつづけており、TAVIなどの新たな治療法も保険適用されるようになってきました。
今後伸びていく科だと思います。内科といっても心臓カテーテルを用いて侵襲的な手技も行うので、やりがいがあるでしょう。
ただし、心臓カテーテルをやるなら被爆リスクがあるということはデメリットだと思います。

腫瘍内科

腫瘍内科では、すべての固形がんを持つ患者を治療します。

近年では抗がん剤の進歩によりがんの治療は抗がん剤による治療へとシフトしてきています。

米国では数十年前から存在していましたが、日本では2000年代以降と最近できた新しい診療科となっています。

日本では需要に対して供給が少ない診療科なので、狙い目といえるでしょう。

がん薬物療法専門医は、2013年4月1日時点で、871人。米国の腫瘍内科専門医は14,158人(2013年)。米国の15分の1しかいません。日本でも5,000人は必要とされています。

出典:腫瘍内科医Q&A

話題のPD-1抗体などの免疫療法も扱えますね。

目まぐるしく移り変わる最新の薬物を使った治療に携われるやりがいは大きいと思います。
高齢化が進む中でがん患者はどんどん増加しており、腫瘍内科医の役割は大きくなってくるでしょう。将来性もあるし、担い手もまだまだ少ないおすすめの診療科です。

感染症内科

近年感染症が増加してきたことで重要性が増してきた診療科です。

感染症はどの臓器にも起こりうるものなので、すべての診療科に関係します。

院内の感染症対策や防止の教育なども重要な責務です。

少し前に話題になったエボラ出血熱などに対する対策も有名だと思います。

扱う疾患の一部は以下の通りです。

・HIV感染症
・サイトメガロウイルス感染症
・ニューモシスティス肺炎
・新型インフルエンザ
・多剤耐性菌MRSAによる院内感染

感染症内科と腫瘍内科医は欧米では、一般的ですが日本では少ないので狙い目の科です。今後重要性が増していくと考えられるので、おすすめだと思います。
関連記事 ここがヘンだよ! 日本の医療 – 中外医学社

内分泌代謝内科

やはり糖尿病の患者さんが多いです。糖尿病の合併症を他科と連携して治療していくことができます。

扱う疾患の一部は以下の通りです。

・糖尿病
・バセドウ病
・原発性アルドステロン症、
・原発性アルドステロン症
・褐色細胞腫
・クッシング症候群
・下垂体機能低下症
・甲状腺のう胞

糖尿病の患者は1000万人、予備軍の数も1000万人もいて、患者数は現在も増加しています。なので、今後も内分泌代謝内科医の需要は高まると考えられます。これから診療科を選ぶ研修医の方にもおすすめの診療科です。
関連記事 糖尿病有病者と糖尿病予備群は、いずれも約1,000万人と推計

神経内科

神経内科は精神科とまぎらわしいのですが、脳、脊髄、神経、筋肉などに何らかの異常があることで体の自由がきかなくなる疾患を扱います。

神経内科で治療する疾患は以下の通りです。

・頭痛
・めまい
・しびれ感
・失神
・脳卒中
・パーキンソン病
・アルツハイマー病
・認知症
・髄膜脳炎
・頚椎症
・脊髄炎
・多発性神経炎
・ギランバレー症候群
・多発性筋炎
・筋ジストロフィー
・重症筋無力症

神経内科では、増加している疾患「認知症」を扱います。高齢者が増加している中で今後も重要な役割を担う診療科でありつづけるでしょう。「2025年の認知症患者は、2012年の約1.5倍に増加する見込み」というデータもあるようにこれから専門医を目指す方にもおすすめです。

外科

呼吸器外科

呼吸器の疾患に対して外科的治療を施します。通称「こげ」です。

肺だけでなく、縦郭腫瘍も扱います。

・肺悪性腫瘍
・縦隔腫瘍
・悪性胸膜中皮腫
・胸壁腫瘍
・自然気胸

心臓血管外科

心臓血管外科といえば、冠動脈バイパス手術を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

天皇陛下の心臓手術をした天野篤氏(心臓血管外科学講座教授)が有名です。

対象疾患は以下の通りです。

・狭心症
・心筋梗塞
・不整脈
・心臓弁膜症
・心膜疾患
・大動脈解離
・大動脈瘤
・下肢静脈瘤
・閉塞性動脈硬化症

小児心臓血管外科

先天性心疾患に対して心臓手術を行います。

対象疾患の一部はこちらです。

・心房中隔欠損症(ASD)
・心室中隔欠損症(VSD)
・ファロー四徴症
・動脈管開存症
・房室中隔欠損症
・完全大血管転位症
・大動脈縮窄症、離断症
・総肺静脈還流異常症
・左心低形成症候群

消化器・一般外科

消化器・一般外科といっても、さらに上部消化管、肝・胆道・膵、下部消化管、内視鏡外科、腹壁疾患などに細分化されています。

対象疾患が多いのでほんの一部だけ紹介します。

・鼠径ヘルニア
・急性虫垂炎
・消化器の腫瘍
・食道アカラジア
・逆流性食道炎
・食道裂孔ヘルニア

乳腺外科

主に乳がんに対して治療を行います。

女性にとってセンシティブな部分を扱うので、患者さんとしては女性医師がいいという人も多いでしょう。

なので、女性医師の需要が大きい診療科ではないかと思います。

アンジェリーナジョリーさんが乳がん予防として乳腺切除をしたのは有名ですよね。

2013年5月に掲載された『ニューヨーク・タイムズ』への寄稿文で、ジョリーは乳癌と卵巣癌の発生が高くなるとされる遺伝子「BRCA1」に変異があるとして、乳癌予防のために両乳腺を切除する手術を受けたことを明かした[58]。これは、医者から「乳癌になる可能性の確率が87%」だと診断されたことを受けたもので、ジョリーの母も卵巣癌で早逝(2007年・56歳没)したことも影響しており、乳癌リスクを抑えるためでもあるとしている[59]。この手術の公表は世界的に大きなインパクトを与え、「アンジェリーナ効果(The Angelina Effect)」と呼ばれた[60][61]。この手術の影響は著しく、日本でも乳房予防切除手術の倫理申請を行う動きが出ている[62]
出典:アンジェリーナ・ジョリー

小児外科

小児を対象とした外科治療を行うのが小児外科です。

小児外科が何かを端的に知るには、日本小児外科学会のサイトに書いている以下の記述がわかりやすいでしょう。

 「こどもはおとなのミニチュアではない」 小児外科を説明するときによく使われる言葉ですが,これほど適切に小児外科の特質をあらわした言葉はありません.
こどもはおとなに比べてからだが小さく,とくに新生児・未熟児では非常に繊細な手術のテクニックが必要です.おとなの手術と同じ方法ではこどもの手術は行えません.
しかしもっと大事なことは,こどものからだはおとなのように完成したものではないことです.肺・腎臓・肝臓など身体のあらゆる臓器が発育の途中にあり機能が未熟です.また,身体の機能の調節のしかたもうまくありません.しかも,発育に伴ってこれらの機能はどんどん変化してゆきます.このような子供の特徴を十分に知った上で手術前後の治療をしなければなりません.薬の使い方・点滴のしかたなどあらゆる面でおとなの常識は通用しません.これが小児外科が独立した大きな理由です.

出典:小児外科とはどんな科?

治療する疾患は多岐にわたります。一部を紹介すると以下のようになるでしょう。

・横隔膜ヘルニア
・肺分画症
・壊死性腸炎
・食道閉鎖症
・腸閉鎖症
・鼠径ヘルニア
・臍ヘルニア

脳神経外科

脳や脊髄に関する疾患を治療します。

主な疾患は以下の通りです。

・脳梗塞
・脳出血
・くも膜下出血
・脳腫瘍
・変形性脊椎症
・椎間板ヘルニア
・脊髄腫瘍
・脊椎・脊髄損傷
・頭蓋内出血
・脳挫傷
・頭蓋骨骨折

整形外科

整形外科学会によると、整形外科とは以下のような診療科となります。

運動器官を構成するすべての組織、つまり骨、軟骨、筋、靭帯、神経などの疾病・外傷を対象とし、その病態の解明と治療法の開発および診療を行う専門領域です。

その対象は脊椎(脊柱)・脊髄、骨盤、上肢(肩、肘、手、手指)、下肢(股、膝、足、足指)など広範囲に及びます。新生児、小児、学童から成人、高齢者まで全ての年齢層が対象になり、その内容は多様で治療の必要な患者数が極めて多いのが整形外科の特徴です。
出典:日本整形外科学会 整形外科とは

主な疾患は以下の通りです。

・脊椎
・関節疾患
・外傷・スポーツ障害
・関節リウマチなどの炎症性疾患
・骨粗鬆症等の全身疾患
・小児整形

スポーツに関係する疾患を扱うことも多いです。

スポーツ経験があった方が患者さんの立場で考えられるので、有利だと思います。スポーツドクターになりたい方にもおすすめ。

形成外科

形成外科は、外傷や先天奇形などで見た目がよくない状態を改善する診療科です。

人は社会の中で生きていくためには、ある程度の見た目が必要であり、患者さんのQOLを改善する大切な診療科といえます。

主な疾患

・口唇口蓋裂
・副耳
・小耳症
・多指症
・合指症
・瘢痕・肥厚性瘢痕・ケロイド
・褥瘡

日本整形外科学会のよると、形成外科とは以下のように書かれています。

形成外科は、生まれながらの異常や、病気や怪我などによってできた身体表面が見目のよくない状態になったのを改善する(治療する)外科で、頭や顔面を含めたからだ全体を治療対象としています。
熱傷(やけど)の治療、怪我や手術後の皮膚の瘢痕・ケロイドや生まれつきの母斑(あざ)の治療、皮膚や皮下の腫瘍の切除、眼球がおさまっている骨のくぼみやほほ骨などの顔面骨折の治療などが、形成外科の一般的な治療です。
出典:日本整形外科学会

マイナー科

耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科とは、頭頚部の疾患を治療する診療科です。

日本耳鼻咽喉科学会によると、耳鼻咽喉科とは以下のような診療科となっています。

耳、鼻・副鼻腔、口腔、咽頭、喉頭、気管、食道、唾液腺・甲状腺など頭頸部領域の病気をはじめとしてアレルギー、めまい、顔面麻痺、いびき、声とことばや飲み込みの異常などについて、専門的な知識と技術を持って適切な診療を行い、必要に応じて他の診療科との連携や紹介が的確に行える医師です。
出典:耳鼻咽喉科専門医とは?

マイナー科といわれますが、意外にも外科的手術が多いのが特徴です。

頭頚部における手術を行う専門分野を頭頚部外科といいますが、頭頚部外科は耳鼻咽喉科が担当しています。

主な疾患は以下の通り。

・慢性中耳炎
・真珠腫性中耳炎
・滲出性中耳炎
・耳硬化症
・難聴
・アレルギー性鼻炎
・嗅覚障害
・顔面外傷
・頭頸部の悪性腫瘍

皮膚科

皮膚科では皮膚疾患を治療します。

主な疾患

・アトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患
・褥瘡、熱傷、外傷
・薬疹
・水疱症
・膿疱症
・乾癬
・にきび

皮膚科が扱う疾患はとても多く、上記はほんの一部となっています。

皮膚科といえば、女性医師が多い診療科として有名ですね。平成28年のデータでは、皮膚科の女性医師の割合は54.3%と過半数を超えているほどです。

この場合、最も女性医師の比率が高いのは「皮膚科」で53.2%となっています。
次いで「産婦人科」「産科」41.0%、「眼科」40.7%と続きます。
出典:女性医師が最も多い診療科は皮膚科!?

皮膚科は緊急の呼び出しなどもなく、勤務時間が短い診療科だからというのもありますが、女性はお肌に対する関心が高いということも理由の一つでしょう。

美容皮膚科では女性医師の需要が高いので、皮膚科から美容皮膚科になりたいという女性が多いというのも考えられます。

眼科

眼球に関する疾患を治療する診療科が眼科です。

主な疾患は以下の通り。

  • 白内障
  • 後発白内障
  • 緑内障
  • 網膜剥離
  • 網膜円孔、網膜裂孔
  • 網膜静脈閉塞症
  • 糖尿病網膜症
  • 加齢黄斑変性
  • 黄斑円孔
  • 黄斑硝子体牽引症候群
  • 黄斑上膜

日本眼科学科によると、眼科は、眼球だけを扱うので狭い領域だと感じられますが、かなり広い領域を扱うということです。

眼科は、未熟児網膜症の新生児から白内障のお年寄りまで、男性も女性も、幅広い患者さんが対象です。また、周産期異常、染色体異常、代謝異常、糖尿病、神経、循環器、血液、内分泌、皮膚などの疾患とも深く関わるので、全身疾患の知識も必要です。そして、その診断から手術を含めた治療まで、患者さんの生涯と向きあうことができる診療科です。分業化した現代医療の中で、自ら見つけた病気を治療するという、医師としての喜びを味わうことができます。
出典:日本眼科学会

眼科は緊急手術もなく、拘束時間も長くはないので、QOLの高い科です。

そのため、最近は多くの女医さんが活躍されています。

すべての診療科の中で女性医師の割合が4位41.5%と女性医師の割合が多い科です。

精神科

精神科は精神に関する疾患を治療する科です。メンタルヘルス科、心療内科、神経科などと同じです。

主な疾患は以下の通り

・うつ病
・双極性障害
・発達障害
・強迫性障害
・パニック障害
・統合失調症

精神科も比較的拘束時間が短く、QOLが高い科です。

総合診療科

総合診療科は新しい科です。

複数疾患を抱えていたり、原因臓器が不明の場合に総合診療科が必要とされるでしょう。

日本病院総合診療医学会によると、総合診療医とは以下のような医師とされています。

総合診療医とはSubspecialtyを持った上でどのような疾患にも対応し、未診断症例には速やかに正確な診断を行い、速やかな治療を行うことができ、場合によっては患者のことを考えた専門医との連携を円滑に行うことが出来る医師です。
出典:総合診療について

症状があるけど、何科に行けばいいかわからず、耳鼻科、内科、呼吸器内科などのたくさんのクリニックをたらい回しになった経験がある人も多いのではないでしょうか。

総合診療科医は身体全体を幅広く診ることができるので、症状の原因を的確に把握することができるという点で医療費の削減に寄与すると期待されています。

今後ますます必要とされていく診療科ではないでしょうか。

産婦人科

産婦人科とは、女性生殖器に関する疾患から妊娠や出産まで幅広く女性に関わる診療科です。

主な疾患は以下の通りになります。

  • 前置胎盤
  • 妊娠糖尿病
  • 流産・切迫流産
  • 早産・切迫早産
  • 妊娠高血圧症候群
  • 不正出血
  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜症
  • 子宮頸がん
  • 子宮体がん
  • 卵巣腫瘍
  • 月経前症候群
  • 更年期障害
  • 不妊症

他の診療科と違うのは、患者さんがすべて女性であるのと、唯一命の誕生に関われることです。

医師は基本的に病気の患者さんと関わるので死に直面することが多くなります。

しかし、産婦人科では唯一赤ちゃんが産まれる瞬間に立ち会うことができるのです。

この点が産婦人科は他の科と大きく違う特徴でしょう。

産婦人科医は不足しているので、ぜひ産婦人科を選んでくれる医師が増えてくれればいいなと個人的には思います。

泌尿器科

泌尿器科は、腎臓、尿管、膀胱、尿道などの尿を作り、排出するための器官に関する疾患を治療します。

  • 前立腺癌
  • 膀胱癌
  • 腎細胞癌
  • 前立腺肥大症
  • 尿路結石症
  • 間質性膀胱炎
  • 腹圧性尿失禁
  • 骨盤臓器脱
  • 男子性機能障害
  • 小児泌尿器科疾患

泌尿器科が扱う膀胱がんは男性が女性よりも4倍かかりやすいです。

男性生殖器に関する疾患も扱うので、泌尿器科の患者さんの多くは男性となっています。

そのため、女性医師や女性看護師は少ない科です。

女性患者が苦手な男性医師におすすめの診療科といえるでしょう。

放射線科

放射線科とは、放射線を使った画像診断や治療を施す科です。

日本医学放射線学会によると、以下のように規定されています。

放射線科は単純X線写真から最先端画像までの画像診断と画像誘導下で行う局所治療(インターベンショナルラジオロジー:lVR)、および放射線を使った侵襲性の少ないがん治療を行う診療科です。画像を扱う画像診断部門と放射線治療部門とから構成されます。
出典:放射線科とは 日本医学放射線学会

放射線科といえば被爆するのではないか思いがちですが、放射線科医師の被爆量は問題にならないレベルだそうです。

また、放射線科は独自の試算によると、2番目にQOLが高い科となりました。

関連記事 医師QOL高い科ランキング 麻酔科と放射線科がおすすめ

QOL重視で診療科を選ぶ方におすすめです。

麻酔・緩和ケア

麻酔科

麻酔科医は、手術前から手術後までの患者の全身管理を行います。

意外にも女性医師が39.6%と多い科でQOLが高い診療科としても有名です。

当サイト独自の試算ではQOLが最も高い科となりました。

これは、女性医師への復職支援や育児支援などのワークライフバランスの仕組みが最も整えられている診療科だからです。

麻酔科医はまだまだ不足していますし、女性医師におすすめの診療科でしょう。

緩和ケア科

がんなどの疾患による身体的つらさを緩和するのはもちろん、精神的つらさをも緩和することを目指す診療科です。

患者だけでなくそのご家族の痛みをも緩和することを目指しています。

救急医学科

24時間体制で救急車により搬送されてくる急性期の患者を治療します。

対象疾患は以下のようにたくさんあります。

・心肺停止
・ショック
・原因不明の意識障害
・敗血症、DIC
・多臓器不全
・中毒
・溺水
・熱中症
・外傷

救急は医療系ドラマの題材になっているように、すごくカッコいい診療科だと思います。

急病人に対する対応に精通することができるので、飛行機や新幹線などで急病人に出くわした時に、自信をもって対応できるスキルが身につくのがメリットではないでしょうか。

小児系

小児科

小児の疾患を治療します。

主な疾患は以下の通りです。

・かぜ症候群
・咽頭炎
・気管支炎
・肺炎
・気管支喘息
・感染性胃腸炎
・小児下痢症
・インフルエンザ
・RSウイルス感染症
・溶連菌感染症
・アデノウイルス感染症
・各種予防接種

小児科の患者はみんな小さな子供です。大人と違い、泣きわめいたりするのでぬいぐるみなどで注意を引きながらサッと注射をするとったテクニックも求められます。

子供が好きだったり、子供の扱いが得意な方におすすめです。

女性医師の割合が35.6%と比較的多い診療科でもあります。

小児循環器内科

小児の心血管系に関する疾患を治療する診療科です。

対象疾患はほとんど先天性心疾患となります。

その他の診療科

その他の診療科として以下のような診療科もあります。

・臨床検査科

・核医学診療科

・臨床病理診断科

・歯科

・歯科口腔外科

・東洋医学科

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