医者の寿命は短い?医者の不養生は本当なのか?

医者の寿命は短いって聞いたことがあります。

勤務医は日勤後に当直をした後、そのまま働いて36時間連続勤務なんて日が当たり前です。

しかも医者は人の命を預かる仕事なので、ストレスも多いでしょう。

このような環境で仕事をしていたら医者は寿命が短いと考えるのは当然です。

実際に医者の寿命は短いのかを調べてみました。

職業別の寿命統計

まずは職業別の寿命統計を調べてみました。いくつかデータを紹介させていただきます。

少し古いデータですが、以下のような職業別のデータがあります。

森一、工藤倫夫の「職業と寿命の研究」の「各職業集団の平均寿命」を見ると、10の職種に分かれ、高い順に次の職業があげられている。(括弧内は平均寿命)。

宗教家(75.6)
実業家(73.2)
政治家(72.8)
医師・医学者、大学教授(67.7)
俳人(67.6)
歌人(66.9)
芸術家(64.7)
小説家(63.0)
詩人(57.7)

これは1926年~1979年の資料によったものであり、この期間の職業全体の平均寿命は68.6歳である。

出典:職業と死因

当時の平均寿命は68.6歳。

それに対して、医師を含めた医師・医学者、大学教授の平均寿命は67.7歳でした。

このデータからは、医師の寿命は平均より少し短いということがうかがえます。

週刊SPA!では、早死にする職業ベスト10が紹介されていました。

【早死にする職業ベスト10】
1位 大手広告代理店の営業
2位 IT企業の下請けSE
3位 チェーン飲食店店長
4位 若手官僚
5位 病棟勤務の看護師
6位 タクシー運転手
7位 LCCの客室乗務員
8位 自衛官
9位 公立学校の教員
10位 トラック運転手

出典:早死にする職業ランキング

医療関係者では、病棟勤務の看護師が5位にランクインしています。

しかし、看護師よりも長時間勤務をしている勤務医が入っていないのはいささか謎です。

労働時間という観点から見た場合、看護師が入っているなら勤務医が入っているのは当然だといえます。

韓国の円光大保健福祉学部のキム・ジョンイン教授チームによるデータでは、職業別寿命に関して以下のようなデータがありました。

1963年から2010年にかけてメディアで報道された3215人の訃報記事や統計庁の死亡統計資料に基づき、国内11職業群別の平均寿命を比較分析したものだ。

過去48年間の職業別平均寿命は宗教人が80歳で最も高かった。次いで、政治家(75歳)、教授(74歳)、企業家(73歳)、法曹人(72歳)、高位公職者(71歳)、芸能人と芸術家(各70歳)、スポーツ選手・作家・メディア関係者(各67歳)などの順となった。

出典:芸能人平均寿命、10歳短く最下位…宗教人1位

まとめると、上のデータでの職業別平均寿命ランキングは以下のようになります。

1位 政治家(75歳)
2位 教授(74歳)
3位 企業家(73歳)
4位 法曹人(72歳)
5位 高位公職者(71歳)
6位 芸能人と芸術家(各70歳)
7位 スポーツ選手・作家・メディア関係者(各67歳)

残念ながら、医師や医療関係者は入っていませんでした。

医療関係者は寿命が長くはないということがこのデータからはいえますね。

イギリスの職業別の平均寿命のデータも見てみましょう。


出典:Why accountants live longer than builders

イギリスのデータでは、医師は一番上の専門職に分類されています。

医師を含む専門職の人の2002~2005年までの平均寿命は男性が80.0、女性が85.1です。

一方、一番下の技術職でない人たちである労働者、掃除夫、メッセンジャーなどの2002~2005年までの平均寿命は男性が72.7、女性が78.1となっています。

よって、イギリスでは、医師の寿命は高いと考えられます。しかし、外国での医師は労働時間が短いという可能性も考えられるので日本の医師の寿命が短いことを否定するデータとはいえないでしょう。

医者の寿命は短いのはデマ?

結論として、医者の寿命が短いという話はデマだと思います。

寿命は労働時間やストレスによって短くなる可能性も考えられますが、他にも寿命に影響を与えることがたくさんあるからです。

寿命に影響を与える因子の中で、仕事の社会的地位の高さや裁量の有無、過重労働、暴飲暴食などが寿命に影響を与えると考えられます。

社会的地位が高いほど、自分の健康に気をつかっており、禁煙率が高かったり運動習慣がある人が多いから社会的地位が高いほど寿命は高くなっています。

裁量が高いほど、自分で仕事をコントロールできるので、ストレスが低くなり、長生きできると考えられるのです。

過重労働だとストレスが大きいので寿命は短くなります。

接待が多い仕事の場合、暴飲暴食になり内臓を悪くすると考えられるでしょう。

このように、寿命に影響を与える因子で職業によって変わってくる主なモノは、社会的地位の高さ、裁量の有無、過重労働、暴飲暴食の4つだといえます。

実は医者は過重労働ではありますが、社会的地位は高く喫煙率は数%と驚くほど低いです。

また、裁量が大きいのでストレスは少ないと考えられます。

接待をする必要もないので、暴飲暴食をすることもありません。

そのため、労働時間が長いことを除くと、意外と健康的な生活を送っているといえるのです。

医者の不養生とはいいますが、先ほど紹介したデータの通り意外と医者の寿命は短くはないのでしょう。

看護師の方が裁量がない分ストレスがたまるので、寿命が短いということがいえるのかもしれません。

ただし、あくまでも推測です。

人間は一生同じ職業についているわけではないので、職業別寿命というものを考えること自体が難しいということを理解しておきましょう。

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医者は健康に気を使っているので寿命が高いと思う

私の大学の医学部の喫煙率は2~3%程度です。

一方、早稲田大学では30%程度の喫煙率でした。

太っている人も少ないですし、勉強ができる人は自己管理もできる人が多いのではないかと思います。

医学部に精通し、病気の要因もわかっているので、やはり病気を予防しようと考えるのは当然です。

私自身もタバコは吸わないし、定期的に運動をしたり、野菜ジュースを毎日飲んだりと健康には気をつかっています。

周りをみていてもそういう人が多いですね。

飲酒も早稲田大学のときは毎日飲んでいましたが、今はほとんど飲まなくなりました。

年のせいかもしれませんが(笑)

それくらい飲酒率も低いですね。

なので、個人的な経験上も医者は健康に気を使っている人が多いので、寿命は高いと思います。

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