弘前大学医学部の再受験情報まとめ。偏差値、学費、青森県定着枠

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(この記事は2017年2月10日に更新しました)

弘前大学医学部の情報

大学名弘前大学医学部
設立年1948年設立(旧制医科大学)
住所〒036-8562 青森県弘前市在府町5
大学ホームページhttp://www.med.hirosaki-u.ac.jp/web/index.html
6年間の学費 3,496,800円
医師国家試験合格率93%
学生数1,604人【男性:51%・女性:49%】
再受験寛容度厳しい(医学部一発合格のコツ調べ)
進級難易度超かなり厳しい(医学部一発合格のコツ調べ)
交通アクセスJR弘前駅前からバス乗車。

※超かなり厳しい>かなり厳しい>寛容>かなり寛容

弘前大学医学部は、再受験に厳しい医学部です。

また、進級難易度がかなり厳しいことで有名です。

医学部は基本的に進級が大変ですが、その中でもトップクラスの進級難易度を
誇ります。

弘前大学医学部の入試・受験情報

偏差値 東進67・河合67.5・駿台63・代ゼミ65・平均65.6
募集人数 前期62名・推薦50名
学士編入試験 あり
 試験日 17/2/25・17/2/26
 受験料17000円
 出願期間17/01/23~17/02/01
 調査書点数化 なし

推薦入試の募集人数が50名とかなり多いです。

また、前期62名には、青森県定着枠が12名含まれています。

だから、純粋な一般枠は50名ということになります。

他の国立医学部に比べて一般枠の募集人数は、少なめです。

進級が”超かなり厳しい”となっていて、全国の医学部でもトップレベルの厳しさを
誇るのは、推薦入試での募集増加による学生の学力レベルの低下によるものではない
かと考えられます。

ですから、進級は”超かなり厳しい”となっていても、高いレベルの学力をもつ受験生
にとっては、問題がないと考えられます。

弘前大学医学部 前期 配点

数学理科英語国語地歴公民面接合計
センター試験200200200200100900
2次試験300300300900

弘前大学医学部では、センター試験の圧縮がありません。

弘前大学では、2次試験は数学、理科、英語が300点と高配点になっています。

また、文系科目(国語、地歴公民)の割合が16.7%とかなり低いので
文系科目が苦手な方におすすめです。

弘前大学医学部 センター試験・2次試験配点比率

センター試験2次試験面接
50%50%

弘前大学医学部は、センター試験の配点が50%とかなり高いです。

そのため、センター試験で高得点をとることが合否のポイントとなります。

かなり早めからセンター試験対策にとりかかるといいですね。

11月からセンター試験対策:2次試験=1:1の割合で勉強に取り組み、12月からはセンター試験対策だけにしぼって勉強することをおすすめします。

弘前大学医学部 合格者成績情報

2015前期試験合格者最高点合格者最低点合格者平均点
青森県定着枠(1950)1530 (78.5%)1450 (74.4%)1485.1 (76.2%)
一般枠(1800)1552 (86.2%)1407 (78.2%)1454.8 (80.8%)

2016前期試験合格者最高点合格者最低点合格者平均点
青森県定着枠(1950)1570 (80.5%)1427 (73.2%)1488.4 (76.3%)
一般枠(1800)1549 (86.1%)1430 (79.4%)1467.9 (81.6%)

弘前大学医学部の一般入試には、青森県定着枠というものがあります。

青森県定着枠では、一般入試と配点は同じなのですが、選考に面接(150点)が加わります。

そして、データを見ると、一般枠よりもかなり低い点数で合格できています。

だから、条件があえば、青森県定着枠で出願することをおすすめします。

青森県定着枠についての詳細は後述します。

弘前大学医学部 青森県定着枠について

青森県定着枠で出願するには、多くの条件があります。

それらの条件すべてを遵守すると確約をした場合のみ、出願をすることができます。

出願条件

一般入試(前期日程)医学部医学科「青森県定着枠」を受験できる者は、上記(1)~(8)のいずれかに該当し、かつ、卒業(医師国家試験合格を前提)後、下記の事項について遵守する者です。
①卒業後、直ちに弘前大学医学部附属病院または医学研究科関連施設の臨床研修プログラムにしたがって臨床研修を行うこと。
②上記臨床研修終了後、引き続き弘前大学医学部附属病院または医学研究科関連施設で医療に従事すること。
③上記①②の定めの下で、臨床研修開始後少なくとも12年間医療に従事すること。
④「医療従事」の範囲及び「医療従事期間中」の詳細について、別に示す確約書内容を遵守すること。

引用元:弘前大学 平成29年度学生募集要項〔一般入試〕

まず、卒業後、弘前大学医学部附属病院、関連施設などで研修をおこなわなければいけません。

研修後も弘前大学医学部附属病院、関連施設などで働き、研修開始後から最低12年間は青森県内で医師として働く必要があります。

ということは、現役で入学して、ストレートで卒業したとしても36歳まで青森県で働かなければいけないことになります。

36歳となると、結婚して子供もいる年齢でしょうし、そこまで青森県にいたとなると、その後も一生青森県で医師として働くことになるのではないでしょうか。

ですから、青森県定着枠での受験をする方は、一生青森県で医師として働く覚悟を持ったうえで、出願しなければいけないでしょう。

医学科の青森県定着枠では,一般枠と同様の集団面接(注4参照)を実施した上で,さらに個人面接も実施します。個人面接は点数化して配点に加えます。

引用元:弘前大学 平成29年度学生募集要項〔一般入試〕

青森県定着枠で出願する場合、一般入試における集団面接に加えて、個人面接も課されることになります。

また、個人面接は150点と点数化されて配点に加えられます。

なので、青森県定着枠で合格するには、面接での高得点が必要だと考えられます。

7 医学部医学科の合否判定に係る「青森県定着枠」と「一般枠」との関係について
(1)「青森県定着枠」受験者のうち合計点の点数順に上位12人を「青森県定着枠」合格者とします。ただし、「個人面接」の得点が50%に満たない者は、順位に関わらず不合格とします。
(2)(1)の結果「青森県定着枠」において不合格となった者を「一般枠」に組み入れます。すなわち、「一般枠」と「青森県定着枠(のうち不合格者)」を併せて、上位50人を「一般枠」の合格者とします。

引用元:弘前大学 平成29年度学生募集要項〔一般入試〕

青森県定着枠で出願した場合、個人面接の点数が50%に満たない者はいくら試験の点数がよくても不合格となるので注意してください。

また、青森県定着枠で出願すると、青森県定着枠で不合格になった場合、一般枠に組み入れられるので、試験の点数はいいが、面接で不合格になった場合でも合格する可能性は十分あるというこちになります。

青森県定着枠の条件まとめ
・弘前大学医学部附属病院や関連施設で研修を行う
・研修開始後12年間医療に従事
・追加で個別面接がある(50%ないと不合格)
・不合格の場合、一般枠にくみいれられる

弘前大学医学部 センター試験ボーダー 推移

一般枠注意(%)ボーダー(%)濃厚(%)
2013年798388
2014年808388
2015年798489
2016年808488

定着枠注意(%)ボーダー(%)濃厚(%)
2013年788285
2014年798287
2015年788288
2016年788183

※注意は合格可能性20%以下。
ボーダーは合格可能性50%、不合格可能性50%。
濃厚は合格可能性80%以上を示す。

弘前大学では、センター試験ボーダーはあまり変化がみられません。

他の医学部では、ボーダーがのきなみ上がっているのですが、変化がないということは
穴場の大学かもしれません。

弘前大学医学部 前期 倍率推移

一般枠募集人数志願者数受験者数実質倍率
2014年11.7倍
2015年6588976911.8倍
2016年6295483913.5倍

※倍率は志願者数の合格者数に対する割合

弘前大学医学部の倍率は、毎年10倍をゆうに超えています。

しかも、他の医学部の場合、前年倍率が高ければ次の年の倍率は下がります。

しかし、弘前大学では、高倍率で安定しています。

なので、ハイレベルな争いに巻き込まれる可能性がありますね。

なぜこれほどまでに倍率が高いのでしょうか。

情報をお待ちしております。

弘前大学医学部 医師国家試験合格率推移

2013年92.3%
2014年93.2%
2015年92.7%
2016年93.1%

※データは新卒・既卒の合計

医師国家試験合格率は、毎年安定して93%前後を推移しています。

これほどまでに安定しているのは、学校がなんらかの国試対策を行っているという
ことなのでしょうか。

弘前大学医学部 面接試験について

一般枠
面接形式グループ面接(5人)
面接時間20分
面接官3人
再面接の有無

一般枠では、受験生5人のグループ面接が行われます。

青森県定着枠
面接形式グループ面接(5人)+個人面接
面接時間ともに20分
面接官ともに3人
再面接の有無

青森県定着枠では、グループ面接に加えて、20分の個人面接が行われます。

この個人面接は150点に点数化され、50%にみたない場合は不合格となり、一般枠にくみこまれます。

定着枠で出願をする受験生は、綿密な面接対策が必要でしょう。

弘前大学医学部 2次試験出題傾向 数学

2次試験数学 出題分野の分析

医学部医学科の数学は、大問が3つです。小問数も2問前後しかありません。

しかも、教育学部との共通問題ですからあまり難易度は高くありません。

基礎問題ばかりなので高得点が要求されます。

数学が苦手な方でも解けるレベルです。

2013年度出題分野
第1問 対数関数の最小値、三角関数の最大値・最小値
第2問 曲線で囲まれた部分の面積
第3問 行列、等式の証明、領域の図示最小値

2014年度出題分野
第1問 連立不等式の表す領域の図示、1回転してできる立体の体積
第2問 不等式の証明(2問)
第3問 行列、逆行列極限

2015年度出題分野
第1問三角関数の定積分対数関数の増減極限定積分
第2問楕円に関する値の範囲、最大値、最小値
第3問不等式の証明、数列の極限

2016年度出題分野
第1問分数関数のグラフの作図定積分
第2問関数の極値、異なる実数解の個数
第3問円の接線に関する最大値

※管理人が実際の過去問を見て調べています。

75%の確率で、最大値・最小値に関する問題がでています。

特に、円や楕円に関する最大値・最小値の問題が頻出です。

50%の確率で、定積分、関数関連、領域の図示、極限、行列、不等式の証明から出題がみられます。

これらの分野は、基礎から応用まで解けるように徹底的に対策をしておきましょう。

もう1つ重要な傾向として、”前年の問題と2~3分野が同じ”傾向があります。

2016年は、2015年と最大値・最小値、関数関連の分野が重複しています。

2015年は、2014年と極限、不等式の証明が重複。

2014年は、2013年と行列、領域の図示が重複。

というように、前年の出題分野から出題される傾向があります。

なので、前年出た分野に関しては、しっかりとした対策をしておく必要がありますね。

頻出分野のまとめ

毎年でる分野なし
75%でる分野最大値・最小値
50%でる分野定積分、関数関連、領域の図示、極限、行列、不等式の証明

前年に出題された分野に加えて、これらの頻出分野の基礎~応用問題を解けるようにしておけば、数学でかなりの高得点が狙えるでしょう。

ベクトルなどの出ていない分野は、勉強しないなどの大胆な戦略も有効かもしれませんね。

2次試験の数学の問題集は、1対1対応の演習がおすすめです。

これの頻出分野のところだけ学習すれば、弘前大学の2次試験数学はあまり難しくないのでかなりの高得点が期待できますよ。

2次試験英語 出題分野の分析

大問4つで、他学部との共通問題なので、難易度は易しいです。

基本的に難しい問題の方が、学力が違う場合に点数差がつきます。

なので、学力に自身のない方に有利な試験となっていると考えられます。

もちろん、高得点の争いになることは必至です。

2014年度出題分野
第1問説明問題
第2問和文英訳
第3問説明問題下線部和訳
第4問自由英作文(100語)

2015年度出題分野
第1問説明問題
第2問和文英訳
第3問説明問題下線部和訳、前置詞選択
第4問自由英作文(100語)

2016年度出題分野
第1問説明問題
第2問和文英訳
第3問説明問題
第4問自由英作文(100語)

出題傾向は、例年ほとんどおなじです。

大問1が説明問題、大問2が和文英訳、大問3が説明問題と下線部和訳、大問4が100語程度の自由英作文となっています。

特徴的なのが、英作文が大問2つ分あるということです。

英作文はできる人とできない人の差がつきやすいので、ちゃんと対策しておいた方がいいですよ。

後、説明問題が多いのも特徴です。

下線部和訳もたまに出題されていますから、少し対策をしておいた方がいいかもしれません。

2次試験の英語の説明問題対策におすすめの問題集です。

説明問題だけを解くと効率がいいので、おすすめです。

英作文が多いので、英作文対策もしっかりしておきましょう。

灘高校の英語教師キムタツ先生のこちらの本がおすすめです。

めっちゃぺらい本なのですが、できるだけ少ない知識で減点されない答案を書くためのエッセンスが凝縮されています。

僕もやったので、おすすめです。

英作文対策で一番おすすめできる参考書ですよ。これは。

英文和訳もたまに出ますので、対策しておくといいかもしれません。

和訳の参考書で1番のおすすめは、英文和訳演習です。

これもぺらぺらの問題集なのですが、和訳で間違いやすいポイントが凝縮されています。

おすすめの一冊です。

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