大学・専門学校入試での面接対策として、服装、マナー、入室、退室、注意すべきポイントなどを説明します。
入試における面接の注意点をまとめています。
基本的に、この記事に書いていることだけで面接対策は完璧でしょう。
目次
大学・高校・専門学校入試面接 入室の基本パターン
2回ノックをして、面接官に「どうぞ」と言われてから、両手でドアを開けて入室しましょう。
初めの「失礼します!」というあいさつは、面接官が耳にする最初のあなたの声となります。元気よく大きな声であいさつをしましょう。
(必ずドア側を向いて両手でドアを閉めた後、面接官の方を向いて、起立姿勢をとり、元気に「失礼します!」といった後、45°の深いお辞儀をします。そして、いすの左側までいきましょう。)
1つ1つの動作は別々に行いましょう。
ドアを閉めながら「失礼します!」と言うと、あまりいい印象にはなりません。
ドアを閉める⇒起立姿勢⇒あいさつ⇒お辞儀というように順番に行うといいですよ。
自分が面接官の方を向いたときに、椅子が右手側にくる位置に立ちましょう。
(自己紹介をした後、お辞儀をします。)
(着席します)
必ず「どうぞ」「お座りください」などと着席を促されてから座ります。
大学・高校・専門学校入試面接 面接中のマナー
面接中のマナー 姿勢について
・椅子には浅く腰掛ける
・背もたれにもたれない
・ひざは直角に曲げる
・脇をしめる
・足の開き具合は男性は肩幅に開き、女性はぴったりそろえる
・手は男性はグーの形に、女性は手を膝の上で重ねる
・頭の先が天井からひもで引っ張られていることを意識する
写真のように、椅子には、浅く腰掛けましょう。背もたれにもたれてしまうと偉そうな印象をあたえてしまいます。
ひざは、直角に曲げて、足を机の下や前に放り出すことのないようにしてください。
脇も開いていてはみっともないです。必ず閉じるようにしてくださいね。
足の開き具合は、男性と女性で異なります。
男性は、肩幅の広さに、女性はぴったりそろえるようにしましょう。
手の形も男性と女性で違うので注意してください。
男性は、グーの形でひざの上に置きます。
一方、女性は、膝の上で手を重ねましょう。
姿勢をよくするポイントですが、頭の先が天井から引っ張られていることを意識するといいです。
やってみるとわかりますが、普段よりも身長が2cmくらい高く見えるようになります。
面接中のマナー 目線について
・面接官の目を見て話す
・複数の面接官がいる場合、まんべんなくすべての人の目を見る
面接中は、面接官の目を見て話しましょう。
目を見て話すのが恥ずかしいという方は、面接官のネクタイの結び目や鼻のあたりを見るといいですよ。
面接官が複数いる場合は、まんべんなくすべての面接官の目を順番に見るようにします。
やはり、目を見て話すことで話の説得力が増し、信頼感を感じます。
必ず、目を見て話すことを意識してくださいね。
面接中のマナー 声の大きさについて
・やや大きめではっきりと話す
・相手の声の大きさに合わせる
面接では、よく声が大きい方が有利だといわれてますよね。
しかし、あまりにも声が大きすぎると不快に思われることもあります。
だから、相手の声の大きさに合わせるのが1番いいのです。
面接官が結構小さめに話す人だったら、それに合わせるというように臨機応変に対応するのがベストです。
ただし、面接官に自分の声が聞き取れなくては意味がありません。
日常会話よりやや大きめではっきりと聞き取りやすいように話すことを意識しましょう。
面接中のマナー 言葉遣い(敬語)について
・語尾は「~です。~ます。」
・慣れない敬語は使わない
入試面接では、語尾を「~です。~ます。」とする丁寧語が使えれば十分です。
就職面接のように、「~さんがおっしゃった」「~していらっしゃる」などを無理に使うとすごく不自然です。
再受験生や社会人などの方は使うべきだと思いますが、国立大学2次試験などを受験する場合、面接官の方は敬語ができてるかというのは特に気にしません。
面接中のマナー 服装について
現役生⇒学校の制服
浪人生、社会人⇒スーツ
現役生の方は、学校の制服で大丈夫です。
ただし、浪人生、社会人の方は、スーツを着用するのが常識となっています。
男性は、ネクタイがゆるんでいたり、ずれていたりすることのないようにしましょう。
ズボンもしっかり上まであげて、しわのないようにしてください。
靴下は黒のロングが基本です。
髪型は短めで耳が見える長さがいいです。片側だけ前髪を長くするような奇抜な髪形はやめた方がいいです。左右対称の髪形にすると良い印象を与えることができます。
靴はスニーカーではなく、黒の革靴にしましょう。
ぼろぼろのスニーカーよりも、しっかりと磨かれた革靴の方が真面目で良い家庭で育ったという印象を与えることができます。
面接中のマナー 態度について
学校によっては、グループ面接を課すところもあります。
グループ面接では、自分が答える番でないときの態度も面接官に見られています。
だから、他の人の話をしっかり聞いておきましょう。
「○○については、どう思いますか?」
なんて、とっさに話を振られても大丈夫なように気を抜かないようにしましょう。
面接中のマナー 表情について
面接中の表情は、明るい表情が基本ですね。
歯を見せないように口角をあげて、目を三日月形にすることを意識しましょう。
特に理系の人は、無表情の方が多いですから、少し笑顔にすることを意識するだけでも印象はがらりと変わりますよ。
大学・高校・専門学校入試面接 退室の基本パターン
(「はい」と返事をしてから、会釈をし、立ち上がり、いすの横に立つ)
面接が終わった後、「ありがとうございました。」と感謝をつげ、お辞儀をしましょう。
(入口のドアの前に立って、起立姿勢をとります。)
(ドアを両手で開け閉めして退室します。)
「失礼します!」とあいさつをしてから、お辞儀をします。そして、入ってきたときと同じように、両手でドアを開けて、両手でドアを閉めましょう。
あいさつ⇒お辞儀⇒両手でドアを開け閉めという手順を別々にするように意識しましょう。
大学・高校・専門学校入試面接 お辞儀の仕方
面接でお辞儀をする場面は4つあります。
・着席前いすの横で
・面接終了後立ち上がり椅子の横で
・退室直前ドアの前で
お辞儀のやり方は、45°の角度(最敬礼)で行います。
起立姿勢から面接官の顔を見た後、上半身を倒します。
上半身を倒した状態で一呼吸停止してから、ゆっくりと上半身を持ち上げるときれいな
お辞儀となりますよ。
・上半身を倒したままで一呼吸止める
・他の動作と同時にしない
自分でちゃんとできていると思っていてもできていないのがお辞儀です。
必ず鏡の前で見てみるか、他の人に確認してもらいましょう。
大学・高校・専門学校入試面接 台本
(必ずドア側を向いて両手でドアを閉めた後、面接官の方を向いて、起立姿勢をとり、元気に「失礼します!」といった後、45°の深いお辞儀をします。そして、いすの左側までいきましょう。)
(自己紹介をした後、お辞儀をします。)
(着席します)
(「はい」と返事をしてから、会釈をし、立ち上がり、いすの横に立つ)
(入口のドアの前に立って、起立姿勢をとります。)
(ドアを両手で開け閉めして退室します。)
おわりに
この記事に書いていることを全部読めば面接対策は完璧です。
あなたが志望校に合格できることを心よりお祈り申し上げます。