歯学部偏差値低いランキングは?
歯学部は、全国に29あります。
国立が12、私立が17です。
歯学部はどの大学に入っても国家試験に合格すれば歯科医になることができます。
なので、どこでもいいから歯学部に入りたいという方がいるのではないでしょうか?
今回は、歯学部偏差値低いランキングをテーマにお話をさせていただきます。
歯学部偏差値低いランキング|私立大学
全国17の私立歯学部の偏差値低いランキングがこちらです。
河合塾、東進、ベネッセと大手の予備校の最新データから算出した平均偏差値でランキングを作成しました。
なので、かなり信頼性のある歯学部偏差値低いランキングといえます。
順位 | 私立大学歯学部 | 河合塾 | 東進 | ベネッセ | 平均 |
1位 | 松本歯科大学 | 40 | 35 | 48 | 41 |
2位 | 北海道医療大学 | 40 | 37 | 48 | 41.7 |
3位 | 岩手医科大学 | 37.5 | 42 | 48 | 42.5 |
4位 | 鶴見大学 | 35 | 45 | 48 | 42.7 |
5位 | 奥羽大学 | 37.5 | – | 49 | 43.3 |
6位 | 朝日大学 | 40 | – | 50 | 45 |
7位 | 神奈川歯科大学 | 45 | 41 | 49 | 45 |
8位 | 福岡歯科大学 | 42.5 | 47 | 48 | 45.8 |
9位 | 愛知学院大学 | 45 | 43 | 52 | 46.7 |
10位 | 日本歯科大学 新潟生命歯学部 | 40 | 53 | 51 | 48 |
11位 | 日本大学 松戸歯学部 | 45 | 51 | 52 | 49.3 |
12位 | 明海大学 | 50 | 50 | 52 | 50.7 |
13位 | 日本大学歯学部 | 50 | 56 | 54 | 53.3 |
14位 | 大阪歯科大学 | 55 | 55 | 53 | 54.3 |
15位 | 日本歯科大学 | 55 | 57 | 54 | 55.3 |
16位 | 昭和大学 | 55 | 57 | 58 | 56.7 |
17位 | 東京歯科大学 | 57.5 | 57 | 60 | 58.2 |
※小数第2位以下は四捨五入
※2018年12月時点の最新データより算出
歯学部偏差値低いランキング1位は、松本歯科大学です。
松本歯科大学は、長野県塩尻市という田舎にある私立大学なので、偏差値が低いと考えられます。
2位の北海道医療大学も北海道石狩郡当別町、3位の岩手医科大学も岩手県盛岡市と偏差値が低い歯学部は田舎にある大学が多いです。
田舎には娯楽が少ないので、18歳からの若いうちの6年間を田舎で過ごすのは嫌な人が多いのでしょう。
その結果、田舎の歯学部は人気がなく、偏差値が低いと考えられます。
田舎での生活が苦にならない方や、学生時代を田舎で過ごしても歯科医になりたいという方にはおすすめといえるでしょう。
4位の鶴見大学は横浜市鶴見区と割と都会にあるので、都会に住みたい歯学部受験生には鶴見大学は穴場ですね。
5位の奥羽大学は福島県郡山市、6位の朝日大学は岐阜県瑞穂市と歯学部は田舎にある大学がほんとに多いんです。
一方、偏差値の1番高い歯学部である東京歯科大学、2番目に高い歯学部である昭和大学、3番に高い歯学部である日本歯科大学はすべて東京都にあります。
やはり都会にある歯学部は人気が高く、偏差値も高くなっているといえるでしょう。
都会に住みたい歯学部受験生は頑張って勉強して偏差値を上げるしかないですね。
ただし、歯学部は偏差値だけを元に選ぶことはできません。
私立の歯学部は学費が大学によって全然違うのと、国家試験の合格率が大学によって異なるからです。
なので、学費が安い大学や国家試験の合格率が高い歯学部ほど人気が高くなっています。
歯学部を卒業しても国家試験に合格できなければ意味がありません。
また、卒業するまでの学費を払うことができなければ卒業できないでしょう。
そのため、親の経済力なども考慮して大学選びが大切になるのです。
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歯学部偏差値低いランキング|国立大学
全国12の国立歯学部の偏差値低いランキングがこちらです。
河合塾、東進、ベネッセと大手の予備校の最新データから算出した平均偏差値でランキングを作成しました。
なので、かなり信頼性のある歯学部偏差値低いランキングといえます。
順位 | 国立大学歯学部歯学科 | 河合塾 | 東進 | ベネッセ | 平均 |
1位 | 九州歯科大学 歯学部歯学科 | 57.5 | 56 | 62 | 58.5 |
1位 | 鹿児島大学 歯学部歯学科 | 57.5 | 58 | 60 | 58.5 |
3位 | 新潟大学 歯学部歯学科 | 57.5 | 58 | 62 | 59.2 |
4位 | 長崎大学 歯学部歯学科 | 60 | 59 | 60 | 59.7 |
5位 | 徳島大学 歯学部歯学科 | 60 | 57 | 62 | 59.7 |
6位 | 九州大学 歯学部歯学科 | 57.5 | 59 | 63 | 59.8 |
7位 | 東北大学 歯学部歯学科 | 57.5 | 59 | 63 | 59.8 |
8位 | 広島大学 歯学部歯学科 | 60 | 57 | 63 | 60 |
9位 | 北海道大学 歯学部歯学科 | 60 | 59 | 62 | 60.3 |
10位 | 岡山大学 歯学部歯学科 | 60 | 59 | 63 | 60.7 |
11位 | 東京医科歯科大学 歯学部歯学科 | 60 | 60 | 65 | 61.7 |
12位 | 大阪大学 歯学部歯学科 | 62.5 | 61 | 64 | 62.5 |
※小数第2位以下は四捨五入
※2018年12月時点の最新データより算出
国立歯学部で偏差値低いランキング1位は、九州歯科大学と鹿児島大学です。
低いといっても偏差値58.5もあるので、かなり難しいといえるでしょう。
学費が安い国立歯学部しかいけない方には、九州歯科大学と鹿児島大学がかなりおすすめです。
3位は新潟大学、4位は長崎大学、5位は徳島大学。
国立の歯学部も偏差値が低い大学は地方にありますね。
一方、偏差値が1番高い大阪大学、2番目に高い東京医科歯科大学、3番目に高い岡山大学はかなり都会です。
歯学部は6年間ありますから、都会で過ごしたい方が多いんでしょうね。
なので、田舎で過ごすのが苦にならない方にとっては、偏差値の低い田舎の歯学部はかなり穴場といえるでしょう。
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偏差値が低い歯学部には入らない方がいい?
偏差値が低い歯学部には入らない方がいいです。
国立歯学部はどこも難易度が高いですが、私立歯学部には偏差値40以下の大学があります。
しかし、偏差値の低い歯学部には入らない方がいいでしょう。
偏差値の低い歯学部に入らない方がいい理由は、国家試験合格率が低いからです。
歯科医師国家試験の合格率は全体で64.5%(2018年)しかありません。
特に私立が国立よりも低くなっています。
私立大学で1番合格率が低いのは奥羽大学歯学部で、第111回では、合格率が24.3%しかありませんでした。
以下が歯科医師国家試験合格率低いランキングになります。
第111回 歯科医師国家試験合格率低いランキング
国立歯学部 | 新 卒 | 既 卒 | 総 数(%) |
東北大学歯学部 | 80.8 | 25 | 70.3 |
鹿児島大学歯学部 | 72.7 | 63.2 | 70.3 |
長崎大学歯学部 | 79.2 | 54.5 | 71.4 |
新潟大学歯学部 | 81 | 52.9 | 72.9 |
徳島大学歯学部 | 84.4 | 60 | 76.9 |
広島大学歯学部 | 88 | 50 | 77.1 |
北海道大学歯学部 | 83.6 | 28.6 | 77.4 |
九州歯科大学 | 90 | 41.7 | 79.8 |
大阪大学歯学部 | 83 | 76.9 | 81.7 |
岡山大学歯学部 | 93.9 | 60 | 85.9 |
九州大学歯学部 | 95.2 | 58.3 | 87 |
東京医科歯科大学歯学部 | 96.1 | 50 | 92.7 |
私立歯学部 | 新 卒 | 既 卒 | 総 数(%) |
奥羽大学歯学部 | 36 | 20.9 | 24.3 |
鶴見大学歯学部 | 73.6 | 34.5 | 44.9 |
福岡歯科大学 | 58 | 37 | 45 |
松本歯科大学 | 76.3 | 19 | 50.4 |
岩手医科大学歯学部 | 69.8 | 35.1 | 53.8 |
朝日大学歯学部 | 72 | 43.6 | 56.7 |
日本大学松戸歯学部 | 59.8 | 51.7 | 57.9 |
北海道医療大学歯学部 | 81.6 | 42.9 | 61.3 |
大阪歯科大学 | 82.2 | 43.6 | 62.5 |
日本歯科大学 | 65 | 59.3 | 63.1 |
明海大学歯学部 | 85.7 | 44.7 | 63.2 |
日本歯科大学新潟生命歯学部 | 80.4 | 37.5 | 63.9 |
日本大学歯学部 | 71.1 | 59.3 | 67.2 |
神奈川歯科大学 | 69.5 | 61.1 | 67.5 |
昭和大学歯学部 | 73.8 | 61.5 | 70.8 |
愛知学院大学歯学部 | 77.3 | 62.5 | 73 |
東京歯科大学 | 96.1 | 81.8 | 95 |
歯学部の受験生も偏差値が低い大学ほど歯科医師国家試験の合格率が低いのをわかっていて、少しでも合格率の高い大学を志願しています。
すると、大学側としては、学生を確保するために、なんとしてでも国家試験の合格率をあげようとしますよね。
すると、受かる見込みのない学生は進級させないようにするのです。
その結果、国家試験合格率の低い大学は進級が厳しくなります。
医学部も同じように、偏差値の低い医学部ほど進級が厳しい傾向があります。
進級できないと莫大な学費がかかりますし、学費が払えないと卒業すらできません。
なので、偏差値があまりに低い歯学部に入るのはおすすめではないです。
歯学部は6年もあり、卒業も大変ですが、卒業して国家試験に合格できなければただの人になります。
歯学部志望の方は、頑張って勉強して、できるだけ偏差値の高い歯学部に入るのを目指したほうがいいでしょう。
平均偏差値の平均を取られていますが、分散についてはそれぞれの足し合わせのため寧ろ分散が大きくなってしまいます。信頼性がより高くなるというのは如何なものでしょうか。