医学部来て後悔している人は結構います。
普通の人は、医学部で後悔するなんて贅沢な悩みだし、理解できないでしょう。
だって、医学部なんて中々入ることができないし、将来は医者になれるという約束された未来が待っていると思っているんですから。
今回は、なぜ医学部で後悔をしている人が少なくないのかをテーマにお話をさせていただきます。
目次
医学部で後悔する理由は、医学部は想像以上に大変だから?
医学部で後悔する1番の理由は、医学部は想像以上に大変だからです。
授業は全部必修だし、一つでも落とすと留年してしまいます。
留年のプレッシャーが想像以上にストレスになるのです。
しかも、テストに合格するためには友人を作って過去問を手に入れたりといった情報戦まで必要になります。
友達がいて、さらに頑張って勉強してやっと進級できるといったところです。
医学部を卒業すると、医師になり人の命を扱うようになるので、医学部に入る人もある程度の覚悟はあるでしょう。
しかし、身近に医学生がいない多くの人は、医学部がどれだけ大変かも知らずに入ることになります。
すると、想像以上に勉強が大変だということで、医学部へ来たのを後悔をすることになるのです。
医学部で後悔する人は医学部の特殊な環境が合わないから?
医学部で後悔する人は、医学部の特殊な環境が合わないのが理由でしょう。
医学部は他の大学と違い特殊な点がたくさんあります。
いくつか医学部の特殊なところを紹介させていただきます。
医学部では全員部活に入らないといけない雰囲気がある
医学部では、全員部活に入る雰囲気があります。
1年のときにほとんどの人は体育会系の部活に入るのです。
部活は体育会系なので、上下関係も厳しいですし、部活に入らないと試験対策の過去問や資料が手に入らないので、ほとんどの人が入ることになります。
中には週4〜5回も練習があって、勉強ができずに留年する人もいるほど厳しい部活もあるのです。
また、部活に入ると、西医体、東医体などの大会にも参加しなければいけません。
部活に入って、練習をして大会に出るといったことに興味がない方にとっては、苦痛でしかないでしょう。
医学部は田舎にあることが多く学外の人と関わることがない
医学部は田舎にあるので学校以外の人と関わることがありません。
勉強が忙しいので、バイトをする時間もあまりないですから、付き合う人が偏っています。
そういった閉鎖的な人間関係に窮屈さを感じる人が医学部来て後悔しているのです。
医学部は友達を作らないと進級できない
医学部では、友達がいないと進級できません。
めちゃくちゃ勉強しても、過去問や資料がないと合格できない科目があるのです。
なので、友達を作って、資料をもらう必要があります。
重箱のすみをつつくような内容のテストに合格するには、過去問がないと不可能と言えるでしょう。
それくらいに医学部では教授の力が大きいのです。
客観的に、習熟度を測るためのテストとしてふさわしくない問題でも教授が出すのならば、誰も文句は言えません。
医学部は全ての科目が必修なので、1科目だけを落とし続けて何年も留年を続けている人がいるほどです。
他の大学だと、嫌な科目は履修登録しなければ済むのですが、医学部ではそれができないんですね。
医学部で後悔している人は、他にやりたいことが見つかったから?
医学部で後悔している人は、他にやりたいことが見つかった人です。
高校生のときよりも大学に入ってからの方が様々な経験をします。
すると、実は自分は医学には興味がなかったとか、デザインに興味があったとか想う人が出てくるのです。
このように、やりたいことが見つかった人は、医学部に来たことを後悔するでしょう。
しかし、医学部に入って3年生くらいになると、多くの人は、21〜23歳くらいになります。
21歳だと、今さら他の大学に入り直しても新卒ではもはや企業に就職することができない年齢です。
だから、医学部に入った以上、医師になるしかないという現状があります。
そして、結局はやりたいことをできないまま後悔だけを抱えるということになるのです。
隣の芝生は青く見えるという心理的な効果もあるでしょう。
しかし、医学生は時間がないため、自分がやりたいと思ったことに挑戦すらできないのは、とても後悔するものだと思います。