私立医学部と国立医学部はどっちが入りやすい?
私立医学部と国立医学部のどっちが入りやすいかというと圧倒的に私立医学部が入りやすいと思います。
なので、医学部に入れたらどこでもいいと思っている人は、私立医学部を目指すのがおすすめです。
今回は、私立医学部が国立医学部よりも入りやすい理由についてお話させていただきます。
目次
私立医学部と国立医学部はどっちが入りやすいか?
私立医学部と国立医学部のどっちが入りやすいかというと圧倒的に私立医学部だと思います。
私立医学部の難易度が低い理由について解説していきましょう。
私立医学部より国立医学部が難しい理由
私立医学部は国立医学部より科目が少ない
私立医学部は国立医学部よりも試験科目が圧倒的に少ないです。
国立医学部を受験するには、センター試験で5教科7科目、二次試験で2~4科目受ける必要があります。
さらに、面接も受ける必要があるでしょう。
一方、私立医学部は、英語、数学、理科、小論文だけで済みます。
科目数がこれだけ違うという差は大きいです。
また、センター試験は二次試験とまったく出題形式が違うので、対策にかなりの時間がとられます。
なので、センター試験と二次試験で科目がかぶっているから楽ということにはなりません。
私立医学部には小論文がありますが、小論文の対策にかかる時間の何十倍以上の時間が、センター試験や社会科目、英語リスニングなどにはとられるのです。
科目が少ないということはそれだけ特化して勉強することができるので、経験上かなり楽といえるでしょう。
私は早稲田大学受験時は3科目だけしか勉強しませんでしたが、国立医学部受験ではセンター試験5教科7科目と二次試験で数学と英語を勉強しましたが、大変さが全然違いました。
私立医学部は学費が高いので参入障壁がある
私立医学部は学費が高いということは、大きな参入障壁となっているのも私立医学部が国立医学部よりも入りやすい理由の一つです。
つまり、学力が高くても、学費が払えない人は私立医学部を受験することができないということです。
そのため、私立医学部受験はかなり競争が緩和されています。
お金がないために、国立医学部を受験するが、落ちてしまい医学部をあきらめる人はたくさんいますが、その中に私立医学部なら受かるという人がたくさんいるのです。
私立医学部の学費を払える家庭は、社長や自営業、医師など限られた家庭だけになります。
そのため、私立医学部受験は相当に競争が抑えられているといえるのです。
私立医学部は何校でも受けれるのでチャンスが多い
私立医学部は何校でも受けれるのも入りやすい理由の一つです。
国立医学部は前期と後期の2回しかチャンスがありません。
それに比べて、私立医学部は10校受けることもできます。
何度も受ければ、試験慣れもできるし、もしかしたら得意な分野が出る可能性もあるので、合格する可能性が高くなるのです。
「下手な鉄砲数うちゃ当たる」
というように、やはり試行回数は結果を出すために重要です。
国立医学部の場合は、試験当日にたまたま体調を崩しただけで、1年を無駄にするということもありますからね。
10校も受けて、全部落ちるというのは実力がなかったとあきらめるしかないといえます。
私立医学部はセンター試験を受けなくてもいい
私立医学部はセンター試験を受けなくていいです。
センター試験の国語などは運の要素が強くなっています。
しかも、選択肢なので、勘で点数が大きく変わってきます。
なので、運で点数が上下するセンター試験を受験しなくていいのは私立医学部を受験する大きなメリットといえるでしょう。
私立医学部は国語や社会がいらない
私立医学部はセンター試験を受けなくていいので、国語や社会を勉強しなくていいです。
国語や社会が苦手な人は多いですし、国語の現代文は点数を安定化させるのが難しい科目となっています。
そのため、国語や社会を受ける必要がない私立医学部は国立医学部よりも入りやすいといえるでしょう。