防衛医科大学医学部は難易度や偏差値、倍率から入りやすいのか?をテーマにお話しをしたいと思います。
防衛医科大学医学部は入学できれば授業料が無料ですし、月11万円程度のお金をもらいながら勉強ができる最高の環境が整っています。
ただし、寮生活をしなければいけないという大変さもあるでしょう。
そんな防衛医科大学医学部について調べてみました。
防衛医科大学医学部とは?
防衛医科大学で学べば、将来幹部自衛官になることができます。
全寮制での集団生活をしなければいけないのが他の医学部との大きな違いです。
しかし、それでも月11万円程度のお金をもらいながら勉強できるというのはとても魅力で医学部志望者にとても人気があります。
なんと6年間で952万円もお金をもらうことができるんです。
防衛医科大学は試験日程が、10月下旬にあるというのも特徴的。
そのため、国立大学医学部と併願が可能になっています。
併願する人も多いため、募集人数より合格者数は多めです。
ただし、試験科目が多く、受験には制限が多くあります。
年齢制限があり、18歳以上21歳未満の者だけが応募可能です。
身体検査もあり、男子は155cm以上、女子は150cm以上必要となっています。
試験科目は、一次試験が国語、数学、理科2科目選択、英の5科目で配点は公表されていません。
二次試験が、口述試験(面接)、小論文試験、身体検査となっています。
合格するには独自の対策が必要でしょう。
[the_ad id=”7323″]防衛医科大学医学部は偏差値や倍率から難易度は高い?
防衛医科大学医学部の偏差値は67.5です。
倍率は、2017年18.1、2016年18.0、2015年22.7と例年20倍近くあります。
偏差値、倍率ともにかなり高いので、難易度はめちゃくちゃ高いといえるでしょう。
といっても、国立大学医学部と併願が可能ですし、国立大学医学部に受かった人はそっちに行く人が多いので、国立大学医学部よりは難易度は低いといえるでしょう。
センター試験もありませんから、科目数も国立医学部より少ないので、意外と穴場といえるかもしれませんよ。
防衛医科大学医学部の生活とは?
防衛医科大学医学部はお金がもらえますが、ほぼ自衛官扱いです。
寮に入って集団生活もできなくてはいけません。
よほどの覚悟がある人でないとやっていけないと思います。
一日のスケジュールはこんな感じです。
06:30 起床・5分以内に身支度
06:35 宿舎前に整列・日朝点呼・トレーニング・清掃
06:45 朝食
08:00 国旗掲揚・朝礼
08:20 課業行進で授業へ
08:30 午前の講義
11:50 昼食
12:40 午後の講義
17:00 講義終了
17:00~ 部活・夕食など
21:00 自習
24:00 消灯
防衛医科大学医学部生の生活はこの動画を見るとわかりやすいです。
防衛医科大学医学部は学費が無料?デメリットは?
防衛医科大学は学費が無料で、さらに月11万円、6年間で952万円のお金がもらえます。
これだけ聞くとめちゃくちゃ美味しい話のように思えますが、デメリットもあるのです。
学費が無料になるのは卒後9年間自衛隊で働くという条件を満たす必要があります。
もし、途中で辞めるなら最大5000万円もの費用を支払わなくてはいけません。
防衛医科大学の在学中から自衛隊に入隊した9年間もの間集団生活をしなくてはいけないので、集団生活が苦手な人は無理でしょう。
完全に自由はないと思います。
卒後の進路も制限されてしまうので、自分が本当にやりたいことはできないかもしれません。
そういった自由の代償として授業料が無料になるのが安いどうかは人それぞれだと思います。