(この記事は2017年2月9日に更新しました)
目次
滋賀医科大学の情報
大学名 | 滋賀医科大学 |
設立年 | 1974年設立 |
住所 | 〒 520-2192 滋賀県大津市瀬田月輪町 |
大学ホームページ | http://www.shiga-med.ac.jp/ |
6年間の学費 | 3,496,800円 |
医師国家試験合格率 | 94.7% |
学生数 | 947人【男性:48%・女性:52%】 |
再受験寛容度 | かなり寛容(医学部一発合格のコツ調べ) |
進級難易度 | かなり厳しい(医学部一発合格のコツ調べ) |
交通アクセス | JR東海道本線(琵琶湖線)「瀬田駅」下車。「滋賀医大」行のバスに乗車。「滋賀医大前」下車。 |
滋賀医科大学は再受験生が多いことで有名です。
再受験生にもまったく年齢差別がないので、
経歴が悪かったり、面接が苦手という方におすすめです。
滋賀医科大学の入試・受験情報
偏差値 | 東進ー・河合65・駿台65・代ゼミ67・平均65.7 |
募集人数 | 前期75名・推薦25名 |
学士編入試験 | あり |
試験日 | 17/2/25・17/2/26 |
受験料 | 17000円 |
出願期間 | 17/01/23~17/02/01 |
調査書点数化 | なし |
推薦の募集人数が25名と他の地方医大に比べると、少なめです。
だから、前期の募集人数が75名と多いので、再受験生にねらい目の大学です。
滋賀医科大学 配点
数学 | 理科 | 英語 | 国語 | 地歴公民 | 面接 | 合計 | |
センター試験 | 100 | 100 | 100 | 200 | 100 | – | 600 |
2次試験 | 200 | 200 | 200 | – | – | – | 600 |
滋賀医科大学の配点は、典型的な国立大学医学部の配点ですね。
センター試験国語と地歴公民が圧縮されていないので、文系科目の
配点比率が全体の25%と高いです。
ここまで配点が高いと、文系科目が合否のカギを握ることになります。
2次試験で理科が2科目あるのは大変ですが、面接が点数化されないのでいいですね。
再受験生にとっては、かなり公平に受験ができる大学です。
滋賀医科大学 配点比率
センター試験 | 2次試験 | 面接 |
50% | 50% | – |
滋賀医科大学のセンター試験の比率は、50%とかなり高いです。
センター試験で高得点をとるのが合否を決するといえるでしょう。
かなり早い時期からセンター対策にとりくむことをおすすめします。
滋賀医科大学 合格者成績情報
2015前期試験 | 合格者最高点 | 合格者最低点 | 合格者平均点 |
センター試験(600) | – | – | – |
2次試験(600) | – | – | – |
合計(1200) | 939.0 (78.3%) | 838.0 (69.8%) | 870.1 (72.5%) |
2016前期試験 | 合格者最高点 | 合格者最低点 | 合格者平均点 |
センター試験(600) | – | – | – |
2次試験(600) | – | – | – |
合計(1200) | 880.0 (73.3%) | 768.5 (64.0%) | 802.4 (66.9%) |
滋賀医科大学では、センター試験、2次試験の合格者の成績の情報はありませんでした。
合格者最低点が64%~70%であること、センター試験のボーダーが85%前後であることから、2次試験は45%~55%とれれば、合格できるということがわかりますね。
合格者でも、2次試験で5割くらいしかとれないということは、相当難しい試験であることがうかがえます。
滋賀医科大学 センター試験ボーダー 推移
年度 | 注意(%) | ボーダー(%) | 濃厚(%) |
2013年 | 78 | 83 | 88 |
2014年 | 78 | 84 | 88 |
2015年 | 84 | 87 | 90 |
2016年 | 84 | 86 | 90 |
※注意は合格可能性20%以下。
ボーダーは合格可能性50%、不合格可能性50%。
濃厚は合格可能性80%以上を示す。
センター試験のボーダーは、のきなみ上がっていますね。
医学部受験自体が人気なのか、それとも滋賀医科大学が再受験差別がないと
有名になったからなのか、どうしてでしょうね。
近年の傾向では、センター試験で8割後半をとらないとボーダーを超えるのは難しそうです。
滋賀医科大学の受験生の方は、まずはセンター試験で8割後半をとることを目指しましょう。
滋賀医科大学 前期 倍率推移
年度 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 実質倍率 |
2012年 | 75 | 405 | 369 | 5.4倍 |
2013年 | 75 | 588 | 536 | 7.8倍 |
2014年 | 75 | 357 | 308 | 4.8倍 |
2015年 | 75 | 529 | 478 | 6.9倍(合格者77名) |
2016年 | 75 | 518 | 455 | 4.5倍 |
※倍率は志願者数の合格者数に対する割合
滋賀医科大学も”医学部の倍率が増減を繰り返す”という法則に完璧に当てはまっています。
人間は、心理的に”前年の倍率が高いところには出願したくない”と考えるからなんですが、
穴場の医学部を探している方にはこの法則の利用をおすすめします。
おそらく、2017年は倍率が高くなって、2018年は倍率が低くなると予想されます。
2018年、2020年に医学部を受験する方には、滋賀医科大学の受験をおすすめします。
滋賀医科大学 医師国家試験合格率推移
2013年 | 92.9% |
2014年 | 89.1% |
2015年 | 91.4% |
2016年 | 92.7% |
※データは新卒・既卒の合計
滋賀医科大学 面接試験について
面接形式 | グループ討論(6人) |
面接時間 | – |
面接官 | – |
再面接の有無 | なし |
受験生6人でグループ討論をする形式となっています。
テーマは、最近の医療ニュースについてのテーマがあたえられます。
面接は形だけといわれていますし、点数化もされませんから、気楽に受けれますね。
もちろん、グループ討論という形式なので、個人的な経歴などについては何も答える機会がありません。
面接が苦手だったり、経歴が悪い再受験生におすすめです。
滋賀医科大学 2次試験出題傾向 数学
2次試験数学 出題分野の分析
大問が4つで、各大問に小問が3~4個あります。
2013年度 | 出題分野 |
第1問 | 整数、極限 |
第2問 | 証明 |
第3問 | 行列 |
第4問 | 直線で囲まれた部分を一回転した立体の体積の不等式の証明 |
2014年度 | 出題分野 |
第1問 | 確率 |
第2問 | 空間ベクトル |
第3問 | 導関数、三角関数、指数関数、数列 |
第4問 | 不等式の証明 |
2015年度 | 出題分野 |
第1問 | 対数関数、曲線と直線で囲まれた部分を一回転した立体の体積 |
第2問 | 放物線、ベクトル、不等式の証明 |
第3問 | 三角関数、極限 |
第4問 | 確率 |
2016年度 | 出題分野 |
第1問 | 平面ベクトル |
第2問 | 集合、整数(証明) |
第3問 | 双曲線、極限 |
第4問 | 逆関数、2つの曲線で囲まれた面積 |
※管理人が実際の過去問を見て調べています。
滋賀医科大学は、単科大学です。
すべて医学部専用の問題となっていて、かなり難易度が高いです。
しかし、出題分野にはかなりの偏りがみられます。
頻出分野を重点的に対策することで、短期間で合格点をとることができるようになります。
最も出題頻度が高いのが、証明問題です。
証明問題は毎年出題されていますが、特に不等式の証明が頻出です。
次は、直線や曲線で囲まれた部分の面積を求める問題が頻出です。
面接を求めてから、さらに一回転させて体積を求めるところまで問われますのでしっかりと
対策しておきましょう。
ベクトルもかなりの頻度で出題されています。
他の分野にからめて出題されることもあれば、大問1つがすべて空間ベクトルだった
こともあります。
平面ベクトル、空間ベクトルは得意にしておくといいですね。
極限も高頻度で出題されています。
極限は、他の分野とからめて出されることが多いです。
極限に関する融合問題を解いて練習しておくといいでしょう。
関数からみの問題が多いのも、滋賀医科大学の数学の特徴です。
三角関数、対数関数、双曲線、逆関数とあらゆる関数の出題実績があります。
関数分野は得意にしておくべきですよ。
整数、確率も50%の頻度で出ています。
これらの分野は、苦手な人も多いと思いですよね。
ここが合否の分かれ目かもしれません。
頻出分野のまとめ
毎年でる分野 | 証明問題(とくに不等式の証明) |
75%でる分野 | 直線や曲線で囲まれた部分の面積、ベクトル、極限、関数 |
50%でる分野 | 整数、確率 |
滋賀医科大学を志望する方は、これらの分野はきっちり勉強しておきましょう。
むしろ、これらの分野だけ確実に得点できれば合格点に届くはずです。
なにしろ、50%ちょっとあればいいんですからね。
確率対策には、ハッとめざめる確率がおすすめです。
僕は、この一冊でセンター試験と2次試験の確率が得意になりました。
結構、ボリュームありますが、確率を得点源にしたい人にやってほしい参考書です。
2次試験英語 出題分野の分析
大問3つで、試験時間は90分だが、英文量がかなり多いです。
2015年度 | 出題分野 |
第1問 | 選択肢、説明問題 |
第2問 | – |
第3問 | 自由英作文(120~150語) |
2016年度 | 出題分野 |
第1問 | 説明問題 |
第2問 | – |
第3問 | 自由英作文(130語) |
滋賀医科大学の英語の特徴は、ほとんどが説明問題で構成されていることです。
また、大問3が100語以上の自由英作文となっているのも注目すべきポイントです。
説明問題、自由英作文の徹底的な対策が必要ですね。
英語の説明問題対策には、国公立大医学部の英語がおすすめです。
僕も、志望校の説明問題の対策用にやったおかげで合格できました。
問題をすべて解く必要はないと思います。
説明問題だけをピックアップして解いていきましょう。
時間内に簡潔に要点をまとめることができるように練習しておきましょう。
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