富山大学医学部に合格するにあたり、学力だけでなく、様々な情報が必要となってきます。
今回は富山大学医学部を受験するにあたって必要となる情報を簡単にまとめて紹介してみました。
目次
富山大学医学部とは?
富山大学医学部は医学科と看護学科の二つに分けられ、富山県富山市に大学キャンパスや附属病院を構えている国立大学医学部です。
地方国立大学ということもあり、地域医療に力を入れている面もあり、富山県内からの推薦入学してくる人も少なくはありません。
定員は105名で前期日程60名、後期日程20名、推薦枠25名という割り当てになっています。
カリキュラムとしては、他の国立大学医学部と同様に低学年の時は全学部共通の教養科目を履修し、高学年になるにつれて専門科目である医学の授業が増え、5,6年では実際に現場に出て実習を行います。
富山大学医学部の偏差値は高い?
富山大学医学部の偏差値は67.0となっています。
この偏差値は医学部の中では真ん中に位置する医学部となっています。
真ん中と聞くと油断する人もいますが、大学入試全体では非常に高い偏差値となり、旧帝大学の医学部以外の学部とほぼ同様と考えてよいでしょう。
富山大学医学部の倍率は高い?
富山大学医学部の倍率は以下の表の通りです。
年度 | 富山大学医学部医学科倍率(前期) |
2018 | 4.1倍 |
2017 | 4.6倍 |
2016 | 4.3倍 |
年度 | 富山大学医学部医学科倍率(後期) |
2018 | 4.3倍 |
2017 | 16.8倍 |
2016 | 5.0倍 |
年度 | 富山大学医学部医学科倍率(推薦) |
2018 | 4.2倍 |
2017 | 6.1倍 |
2016 | 5.9倍 |
この表から前期日程の倍率はやや高めだと判断できます。
後期日程は2016年に跳ね上がっていますが、基本的には4~5倍程度と考えてよいですが、稀に跳ね上がることがあるということをしっかり覚えておきましょう。
富山大学医学部の難易度は偏差値、倍率から考えると?
富山大学医学部の難易度を偏差値、倍率から考察してみると、医学部の中では平均的な難易度だと考えられます。
偏差値も倍率もそこまで高くはないですが、前述した通り大学入試全体で捉えるとかなり難易度は高いので注意しましょう。
富山大学医学部の入試概要
富山大学医学部は浪人生や再受験生にかなり寛容な医学部となるので、現役生はライバルが多いということを意識して勉強しましょう。
次の表は入試科目と配点に関する表です。
前期日程
入試科目 | 数学、英語、理科二科目、面接 |
センター試験:二次試験 | 900:800 |
後期日程
入試科目 | 小論文、面接 |
センター試験:二次試験 | 1200:500 |
上の表から、センター試験の配点が大きいですが、前期日程では二次試験の配点も無視できないほど大きいので、二つの試験対策をいかにバランスよく行うかがカギとなります。
後期日程では点数のほとんどがセンター試験の配点なので、センター試験の結果に自信がない人は出願しない方がよいでしょう。
富山大学医学部の各科目の対策
英語
試験時間も考慮するとかなり難しく、英語がかなり得意な人と苦手な人でも差がつきにくいと言われています。
合格者平均を狙って勉強し、他の教科に時間を割いた方が得点効率が良いです。
対策としては、過去問をしっかり研究し、難易度の高い問題に動揺しないようにしまsしょう。
数学
問題の難易度は標準~やや難程度で、差がつく教科となっています。
英語で差が殆どつかない分、数学で周りに差をつけないと合格への道は見えません。
対策としては、重要問題集や青チャートを完璧にした後過去問演習に移り、余裕がある人は大学への数学シリーズなどで高得点を目指すと良いです。
物理
標準問題が多く高得点を狙えます。
他の受験生も高得点を狙ってくるので少しでもミスをすると致命的になります。
対策としては、学校で使われている問題集などを完璧に解けるようになったら過去問演習に移っても大丈夫でしょう。
化学
標準的な問題が多く、有機分野の問題が中心的に出題されます。
傾向がつかみやすい問題なので、過去問研究を怠らないようにしましょう。
物理同様に高得点が狙える代わりにミスが許されないので知識の抜け漏れがないように注意してください。
対策としては、重要問題集等の問題集をしっかりやりこんだあとに過去問演習を行いましょう。
生物
他の理科科目同様に標準問題が多いですが問題数が多く、論述も多めに出題されるので減点対象が多く、物理選択者よりも若干不利になります。
幅広い範囲から出題されるので万遍なく勉強していくことが大切になってきます。
過去問研究によって幅広い範囲から出題範囲をある程度絞り込むことも学習の効率化には必要です。
対策としては、教科書と資料集の用語を覚え、参考書などで記述の練習を行った後に過去問演習を行いましょう。
面接
面接前に自己紹介書を書く必要があり、そこに記載する内容に関しては質問されてもしっかり回答できるような内容にしましょう。
集団面接なので、周りの人達の応対が上手に見え、動揺するかもしれませんが自分に自信を持って、自分の番の時のために集中を乱さないようにしましょう。
自己紹介書は受験票と同時に送付されるので、早めに書き上げて先生などに協力してもらいながら練習を行いましょう。