という方のために偏差値、難易度、学費、倍率、進学率、就職率などのさまざまな視点から音大ランキングを作りました。
日本には、音大が40校もあります。
40校について一つひとつデータを調べ上げて作成した音大ランキングです。
音大に進学を検討している方がどの音大に行くべきかを決めるときに参考にしていただければ嬉しいです。
✅ 音大は就職率が悪いです。しかし、使い方次第で音大卒という経歴は武器にもなります。音大への進学を考えている方に断トツでおすすめの本です。
偏差値でみた音大ランキング
偏差値でみた音大ランキングはこちらです。
順位 | 音大ランキング | 偏差値 |
1位 | 同志社女子大学学芸学部音楽学科(京都府) | 55.5 |
2位 | 東京芸術大学音楽学部(東京都) | 54.5 |
3位 | 京都市立芸術大学音楽学部(京都府) | 54.5 |
4位 | フェリス女学院大学音楽学部(神奈川県) | 52 |
5位 | 愛知県立芸術大学音楽学部(愛知県) | 50.5 |
1位は、同志社女子大学学芸学部音楽学科となりました。
同志社女子大学は音大としてそれほどレベルが高くないようなのですが、総合大学なので、他の勉強もできるということで人気があるのかもしれません。
偏差値でみた音大ランキングには上位5校に3つも国公立大学がランクインしています。
2位の東京芸術大学、3位の京都市立芸術大学、5位の愛知県立芸術大学がどれも国公立大学なんですよ。
国公立大学の音大は、授業料が年間53万5,800円しかかかりません。
そのため、人気が高く偏差値が高い傾向があるのです。
✅ 全国40校の音大偏差値ランキングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事 音楽大学偏差値ランキングと一覧 東京、広島、福岡、関西
倍率でみた音大ランキング
倍率でみた音大ランキングはこちらです。
順位 | 音大ランキング | 2017倍率 |
1位 | 東京芸術大学音楽学部(東京都) | 3.7 |
2位 | 京都市立芸術大学音楽学部(京都府) | 2.6 |
3位 | 愛知県立芸術大学音楽学部(愛知県) | 2.4 |
4位 | 東海大学教養学部芸術学科音楽学課程(神奈川県) | 1.7 |
5位 | 同志社女子大学学芸学部音楽学科(京都府) | 1.7 |
全国の音大の中で、倍率1位はダントツで東京芸術大学でした。
やはり国立大学だから授業料が安いからなのでしょう。
2位京都市立芸術大学、3位愛知県立芸術大学も公立大学なので、授業料が安い国公立大学の音大は倍率が高い傾向があるのですね。
どちらの音大も倍率が2倍を超えています。
全国の音楽大学の中で倍率が2倍を超えているのは、東京芸術大学・京都市立芸術大学・愛知県立芸術大学の3校だけです。
国公立の音大がいかに人気が高いかがわかるでしょう。
ちなみに、沖縄県立芸術大学も公立大学なのですが、沖縄県にあるので、倍率は1.5倍と低めになっているので、かなりの穴場だといえますね。
✅ 全国40校の音大倍率ランキングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
参考記事 音楽大学倍率ランキングと一覧 東京、広島、福岡、関西
学費でみた音大ランキング
学費でみた音大ランキングはこちらです。
順位 | 音大ランキング | 学費(初年度) |
1位 | 京都市立芸術大学音楽学部(京都府) | 81万7800円 |
1位 | 沖縄県立芸術大学音楽学部(沖縄県) | 県内81万7800円 県外104万7800円 |
3位 | 愛知県立芸術大学音楽学部(愛知県) | 88万2360円 |
4位 | 東京芸術大学音楽学部(東京都) | 99万8860円 |
5位 | 桜美林大学芸術文化学群 音楽専修(東京都) | 151万4000円 |
6位 | 広島文化学園大学学芸学部音楽学科(広島県) | 152万円 |
7位 | 名古屋音楽大学(愛知県) | 170万円 |
7位 | 平成音楽大学(熊本県) | 170万円 |
9位 | 大阪芸術大学芸術学部音楽学科(大阪府) | 175万円 |
10位 | 札幌大谷大学芸術学部音楽学科(北海道) | 175万6960円 |
※短期大学は除く
音大学費ランキングベスト4は、すべて国公立大学です。
国公立大学といっても大学によって微妙に学費は違いますが、すべて初年度の学費が100万円以下とめちゃくちゃ安くなっています。
国公立大学以外で一番学費が安いのは、桜美林大学です。
安いといっても初年度の学費は151万4000円となっていて、国公立大学の2倍近くになっています。
4年間通うことを考えると、国公立の音大に行くか、私立の音大に行くかで学費が500万円以上変わってくるのです。
家庭がお金持ちでないなら、勉強を頑張って国公立の音大を目指しましょう。
✅ 全国40校の音大学費ランキングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
参考記事 音楽大学学費安いランキング 国公立は安いが私立は高い?
音大進学率ランキング
進学率でみた音大ランキングはこちらです。
順位 | 音大ランキング | 進学率 |
1位 | 沖縄県立芸術大学音楽学部(沖縄県)公立 | 42.9% |
2位 | 徳島文理大学音楽学部(徳島県) | 35.7% |
3位 | 東京芸術大学音楽学部(東京都)国立 | 31.8% |
4位 | 愛知県立芸術大学音楽学部(愛知県)公立 | 31% |
5位 | 東京音楽大学(東京都) | 26.6% |
6位 | 武蔵野音楽大学(東京都) | 23.7% |
7位 | 桐朋学園大学音楽学部(東京都) | 23.1% |
8位 | 京都市立芸術大学音楽学部(京都府)公立 | 22.5% |
9位 | 東邦音楽大学(埼玉県) | 21.7% |
10位 | エリザベト音楽大学(広島県) | 18.8% |
基本的には、進学する人は音楽で食っていこうと考えている人だと考えられるので、進学率が高いほど音楽のレベルが高い音大であると考えられます。
実際、東京6音大のうち4つの大学がトップ10にランクインしているのです。
進学率の高さを参考にして音大を選ぶのもいいでしょう。
また、国公立大学は、学費が安いので進学したときの学費の負担が小さいため、進学率が高くなる傾向にあります。
2位に徳島文理大学がきている理由は、徳島文理大学は卒業者の人数が少ないからでしょう。
14人中5人が進学と母数が少ないので進学率が大きくなりやすいと考えられます。
✅ 全国40校の音大進学率ランキングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
参考記事 音楽大学進学率ランキングと一覧まとめ
音大就職率ランキング
音大は音楽のレベルが高いほど就職率が低くなっています。
これは、音楽一本で食っていくと考える人は進学したりするので、就職しないからです。
そのため、音大では、就職率が低い大学ほど進学率が高くなっています。
音大に行くからには、就職ではなく音楽を仕事にして生きていきたいと考えるのが普通でしょう。
普通に就職するのなら普通の大学に行った方が高い確率で就職できますからね。
なので、今回は、就職率が低い音大から順番にランキングにしました。
就職率でみた音大ランキングはこちらです。
順位 | 音大ランキング | 就職率 |
1位 | 東京芸術大学音楽学部(東京都)国立 | 16.8% |
2位 | 京都市立芸術大学音楽学部(京都府)公立 | 16.9% |
3位 | 沖縄県立芸術大学音楽学部(沖縄県)公立 | 25.7% |
4位 | 桐朋学園大学音楽学部(東京都) | 30.1% |
5位 | 東京音楽大学(東京都) | 30.2% |
6位 | 愛知県立芸術大学音楽学部(愛知県)公立 | 35.0% |
7位 | 神戸女学院大学音楽学部(兵庫県) | 42.0% |
8位 | 国立音楽大学(東京都) | 46.6% |
9位 | 桜美林大学芸術文化学群 音楽専修(東京都) | 47.7%(学部全体) |
10位 | 昭和音楽大学(神奈川県) | 48.8% |
1位はやはり東京芸術大学です。
2位京都市立芸術大学、3位沖縄県立芸術大学と国公立音大が続きます。
4位は桐朋学園大学、5位は東京音楽大学と東京6音大も就職率が低いことがわかるでしょう。
6位に愛知県立芸術大学ときて、国公立音大が上位6校中4校を占める結果となりました。
国公立の音大は学費が安いため、進学率が高いので、就職率が低くなるのでしょう。
さらに、8位に国立音楽大学、10位昭和音楽大学と、東京6音大のうち5校がトップ10にランクインしています。
就職率という観点から音大の音楽レベルを考えると、東京6音大と国公立音大の2つの大学カテゴリのレベルが高いことが考えられるでしょう。
音楽レベルの高い音大に行きたいなら、東京6音大と国公立音大を軸に音大を検討してみるのもいいでしょう。
✅ 全国40校の音大就職率ランキングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
参考記事 音楽大学就職率ランキングと一覧まとめ
ネット上の音大ランキング
ネット上の音大ランキングがこちらになります。
2018《最新音大実技ランキング》
Aa:【東京芸術大学】(合格倍率4倍)
Ab:【愛知県立芸術大学】
【京都市立芸術大学】(合格倍率3~2倍)
【沖縄県立芸術大学】
Ac:【東京音楽大学】(合格倍率2~1.6)
Bc:(ヴァイオリンだけレベルが高い)
【桐朋学園大学】(不合格者は僅か10名)
C :(人気はあり定員割れしていない)
【昭和音楽大学】(不合格者51名)
【洗足学園音楽大学】 (合格者600名マンモス化)
D:(レベルは低いが人気はあり定員割れしていない)
【尚美学園大学】(合格者446 不合格者7名マンモス化)
【名古屋音楽大学】
E:(かろうじて定員割れはしてない)
【大阪音楽大学】
Fランク:(定員割れ)
【エリザベト音楽大学】(63名合格。不合格者3名)
【くらしき作陽大学】(60名の募集に46名しか集まらず定員割れ。不合格者0)
【国立音楽大学】(定員割れ。受験220不合格たった5、ヴァイオリン応募4、合格3、ヴィオラ、チェロ志願0)
【聖徳大学】 (募集75 受験48 合格44定員割れ。不合格4)
【フェリス女学院大学】(定員に1名足りず)
【武蔵野音楽大学】 (募集310 志願246 合格221 姑息にも受験者数だけ公表せず。受験者と合格者ほぼ同等だから公表出来ない引用元:5chの音大ランキング
国公立大学4校(東京芸術大学・愛知県立芸術大学・京都市立芸術大学・沖縄県立芸術大学)
が上位にランクインされています。
これには誰も異論はないでしょう。
実際、国公立の音大は私立に比べて偏差値や倍率がかなり高くて難易度が高いからです。
その次に、東京音楽大学、桐朋学園大学、昭和音楽大学といった東京6音大がきています。
私立の音大の中では、東京6音大のレベルが高いと考えていいでしょう。
後は、定員割れしている大学は人気がなさすぎて、音楽のレベルとしてもどうなのかなと考えざるをえないですね。
参考程度にしてみてはどうでしょうか。
音大に偏差値という概念を持ち込んで考える事自体不適当です。合否の殆どが決まる実技やソルフェージュ、音楽理論等を計ってくれる模試がどこにあるのでしょうか。音大生ですが同志社女子に音楽学科なんて初めて聞きました。
就職率を気にして入った人も聞いたこともありません。
難易度も専攻によって大学のランクは全く変わってきます。引用されている掲示板のスレも実態とは乖離しているように感じます。
音大受験生が受験先を選ぶ上で一番重要になる教員や試験の内容等には一切触れずに気にする意味のない情報に憶測でコメントするのは良くないと思います。このページを見る音大とは無縁の人に誤解を与えかねません。
もっと深く調べてから記事にして下さい。