病院敷地内の全面禁煙化が全国の病院で導入されています。
健康増進法に基づいて受動喫煙防止の観点から敷地内禁煙化が行われているとのことです。
病院敷地内の全面禁煙化が行われた理由は?
病院敷地内の全面禁煙化が行われた理由は、健康増進法の第二十五条に受動喫煙防止の措置に努めなければならないと規定されているからです。
第二節 受動喫煙の防止
第二十五条 学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない。引用元:健康増進法
2020年の東京オリンピックに向けて先進国に比べて対策が遅れている日本の受動喫煙防止の環境を整備しようという考えもあるでしょう。
とにかく大のたばこ嫌いの私にとってはめちゃくちゃうれしい流れです。
居酒屋に行くと受動喫煙を有無をいわせずしいられますからね。
禁煙の居酒屋やバーなんて無いですから。
世の中にはお酒は好きだけど、たばこが嫌いな人がたくさんいて、そういう人もじっくりとお酒だけを味わえる環境が整うべきだと考えています。
病院敷地内の全面禁煙化はまだ不十分?
私が通う某大学病院も病院敷地内の全面禁煙化は行われています。
はじめは、喫煙ボックスや一部の区域のみでのみ喫煙が可能であるように制限が行われ、どんどん場所が限定されていき、最終的に病院敷地内の全面禁煙化が行われました。
しかし、どんなことにも抜け道はあります。
悲しいかな、病院敷地内の全面禁煙化が行われても敷地内を出てすぐのところ(敷地の入口付近)や近くのコンビニの前で喫煙をしている人がたくさんいるんです。
「いやいや、みんな病院に入るのに、敷地の入り口付近通りますよ?」
「近くのコンビニ利用しますよ?」
めちゃくちゃ受動喫煙くらっています。笑
近くを通るときは30秒くらい息を止めて通過しているのが日常です。
ほんま笑いどころではない!
これだったら喫煙ボックスを置いてくれていたときの方がマシでした。
(喫煙ボックスは避けられるが、入り口を通らないのは無理なので)
一見、受動喫煙が減少したように見えるが、実は実質的には悪化しているともいえるのではないでしょうか?
正直たばこを吸っている人は楽しんでいるのだろうが、周りにいる自分は臭いだけで何も得していないことで、将来健康リスクが確実に上がるというのが理不尽で仕方がないです。
対策としては以下のようなことを考えています。
1. 病院の敷地外半径500mも禁煙にすべき
病院に来る人は、敷地外の近辺も確実に通過します。
なので、病院の敷地外半径500mくらいは禁煙にすべきです。
病院内の空気がきれいになるのと引き換えに病院の周りに住んでいる人が受動喫煙の害にさらされるというのは本末転倒ではないか?と思います。
見かけだけの受動喫煙防止ではなく、実際の効果を重視した対策の方が価値があるはず。
効果だけを重視するなら喫煙ボックスを設置したほうがまだマシですよ。
2. コンビニ前喫煙を禁止すべき
できれば、コンビニの前の灰皿はなくしてほしい。
というか、日本全国のすべてのコンビニの前が受動喫煙スポットになっているので、コンビニは灰皿を置くくらいなら喫煙ボックスを設置すべきではないか?
コンビニは、小さな子供から高齢者までさまざまな人が日常生活で利用する場所。
居酒屋などの屋内よりもまずはコンビニの入り口前の受動喫煙を率先して防止することが大切ではないかと思います。