病院やクリニックが潰れる理由は?なぜ?

ネコ医者
病院やクリニックをやっと開業できたぞ!

という開業医の方は多いのではないでしょうか?

でも、実は病院やクリニックも潰れることがあるんです。

医学生
医者は儲かるから潰れるなんてありえない

という間違ったイメージがありますが、それはひと昔前のことです。

今の時代、開業しても潰れるクリニックや病院は普通にあります。

では、病院やクリニックが潰れる理由は何なのでしょうか?

医学と経営学に精通する私が病院が潰れる理由について紹介します。

これから開業を考えておられる先生方は同じ過ちをふまないようにすることでリスク回避が可能になるでしょう。

1. コミュニケーション能力が低い

潰れる病院の医者はコミュニケーション能力が低いと考えられます。

医師になるには膨大な勉強量が必要でコミュニケーションを学ぶ機会が少ないですからね。

中々コミュニケーションについて学ぶ場がないので仕方ないかもしれません。

小児科なら病院を選ぶのはお母さんなので、女性受けするように身だしなみを整えるのはもちろんですし、子供を安心させるために笑顔で優しい口調で話しかけるのも大切です。

医者も客商売なので、病院やクリニックを開業するなら患者さんに選んでもらえるような接客スキルを身につけなければ潰れてしまうことも普通にあります。

コミュニケーション能力に自信がない方は以下の本を読むのがオススメです!

2. ネットに悪い口コミを書かれる

病院やクリニックが潰れる理由で最近怖いのがネットに悪い口コミを書かれることです。

口コミを書くのは患者さんである可能性もあますが、同業者が嘘の口コミを書く場合もあると考えられます。

ネット上の口コミを完全に消すのは難しいですし、まずは患者さんに悪い印象を与えないように意識するのが大切です。

患者さんが不安や心配を感じているならそれを解消できるように不安を聞いて、要望を聞き入れる傾聴の姿勢が大切となります。

特に、患者さんに強い感情が見られる場合は、他の患者さんが並んでいても時間をとって対応することが大切です。

実際に私の知り合いで病院のコンサルをしているときに聞いた話ですが、ネット上に悪い口コミを書かれたことで新患が激減したということも聞きました。

まずは、悪い口コミがかかれないようにして、万が一書かれてしまった場合は、丁寧に口コミに返信しておくべきだと思います。

実際に私の知り合いの病院では悪い口コミが書かれても丁寧に返信をしたことで病院が軌道に乗ったという事例もあるのです。

3. 開業する際に借金をしすぎる

開業する際に過剰に設備投資をしすぎたりするのも病院が潰れる理由の一つです。

ほとんど使わないのに高価なCTなどの医療機器を導入してしまうと採算がとれません。

無理やり元を取るために不必要な検査を繰り返してしまうと、患者さんに対して悪い印象を持たれる場合もあります。

また、開業する場所も大切です。

田舎と都会では地価が全然違いますからね。

田舎で病院を開業した方が初期投資が少ないので、早く借金を返すことができるのです。

4. 診療報酬の引き下げ

病院やクリニックへの診療報酬は年々下がっています。

診療報酬が下がると同じ医療行為を行っても収入は減少してしまうのです。

なので、クリニックレベルでも時代に応じた変化が求められるようになってきています。

最近では在宅医療を国が推進しているので、在宅医療も行っている開業医が増えているのです。

このように、国の政策に応じて臨機応変に変化していかなければ病院やクリニックも生き残っていけない時代となっています。

5. 開業の際、悪徳コンサル業者に騙される

医師は経営の素人です。

開業するときに開業する方法を何も知りません。

なので、簡単に悪徳コンサル業者に騙されてしまいます。

コンサル料金として膨大なお金を中抜きされてしまうのです。

それに気づくならまだいいのですが、全部コンサル業者に丸投げしてしまい、騙されたことにすら気づかない医師もたくさんいます。

医療機器のリースの相場すら知らない医師はコンサル業者から見たらいいカモなんです。

開業するときは、必ず自分で病院経営について学ぶことをおすすめします。

6. 都会の病院は競争が激しいので差別化しないと潰れる

都会は病院が密集しています。

同じ診療科を標ぼうするクリニックが何軒も近くにあることも珍しくありません。

すると、差別化をして選んでもらう努力をしなければ病院が潰れるのも当然です。

他のクリニックとの差別化としては以下がおすすめ。

・予約システムを導入して待ち時間をなくす

・夜間休日診療により仕事終わりでも病院にいける

ただ開業しただけで医者が儲かる時代は終わりました。医師も経営やビジネスを学ばないと病院は潰れる時代です。

7. 受付の愛想がない

受付は、病院の顔です。

初めて来た患者さんがその病院に入って最初に話すのが受付の人となります。

なので、受付の人の印象でその病院のイメージが決まってしまうのです。

私も以前新しいクリニックに行ったときに受付の人が無愛想で不快に思ったことがあります。

また通おうとは思いませんでした。

医師は経営者として、受付の人に愛想をよくするように指導する必要があるのです。

接客をマニュアル化するのがいいでしょう。

事務や看護師のマネジメントができていないことも病院やクリニックが潰れる理由で多いのではないでしょうか。

8. ネットからの集客ができていない

今の時代病院を探すのにまずはネットで調べるのが普通です。

なので、ネットからの集客ができていない病院もこの先厳しいといえるでしょう。

ひどい医院なんかはホームページすらありません。

昔からある病院はそれでいいのでしょうが、これから開業する先生方は、病院のサイトを作って情報発信をしつつ患者さんを確保していくというスキルも必要となのはいうまでもないことです。

9. 医師が犯罪に手を染めてしまうことで潰れる

医師が犯罪に手を染めてしまうといったニュースも最近は少なくないです。

医師の倫理観がなくなってきているのか、それとも医師の不祥事が昔よりも報道されやすくなったのかはわかりません。

とにかく病院が潰れる理由の一つに医師の不祥事というのもあることは確かです。

保険料の不正請求やさまざまな犯罪行為などには絶対に関わらないにしましょう。

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