(この記事は2017年2月15日に更新しました)
・センター試験よりも難しい2次試験が得意
・2次試験対策を重視する
・再受験生は面接対策もしっかり
目次
和歌山県立医科大学医学部の情報
大学名 | 和歌山県立医科大学 |
設立年 | 1948年設立 |
住所 | |
大学ホームページ | http://www.wakayama-med.ac.jp/ |
6年間の学費 | 3,496,800円 |
医師国家試験合格率 | 99% |
学生数 | 623人【男性:65%・女性:35%】 |
再受験寛容度 | 厳しい(医学部一発合格のコツ調べ) |
他県出身寛容度 | ー |
進級難易度 | 厳しい(医学部一発合格のコツ調べ) |
交通アクセス | JR和歌山駅もしくは南海和歌山市駅から和歌山バスに乗車。「医大病院」または「医大病院前」で下車。 |
※超かなり厳しい>かなり厳しい>厳しい>寛容>かなり寛容
和歌山県立医科大学は管理人の地元の大学です。
しかし、再受験に厳しいとのことで志望校から外しました。
面接が100点に点数化されるうえ、2次試験が難しいので、文系から理転した私にとっては
短期での合格は厳しいと考えたからです。
安易に地元だから受験するという考えは医学部受験では通用しません。
全国から自分が1番合格しやすい大学を探しだして受験するのがおすすめです。
大学周辺の地図
和歌山県立医科大学医学部の入試・受験情報
偏差値 | 東進ー・河合65・駿台65・代ゼミ66・平均65.3 |
募集人数 | 前期79・地域枠15・推薦21 |
学士編入試験 | なし |
試験日 | 17/2/25・17/2/26 |
受験料 | 17000円 |
出願期間 | 17/01/23~17/02/01 |
調査書点数化 | なし |
前期の一般枠の定員が79名とかなり多いのが特徴です。
なので倍率がかなり低くなっています。
単科大学特有の難しい問題を解くのが得意という方にはおすすめの大学ですね。
和歌山県立医科大学医学部 前期 配点
数学 | 理科 | 英語 | 国語 | 地歴公民 | 小論文 | 合計 | |
センター試験 | 100 | 150 | 150 | 100 | 100 | – | 600 |
2次試験 | 250 | 250 | 200 | – | – | 50 | 750 |
センター試験の国語が100点に圧縮されていて、割合がかなり低くなっています。
その分、数学や理科の割合が高くなっています。
なので、国語が苦手だけど、数学、理科が得意だという受験生におすすめです。
和歌山県立医科大学医学部 センター試験・2次試験配点比率
センター試験 | 2次試験 | 小論文 |
45% | 52% | 3% |
和歌山県立医科大学では、センター試験の配点は、たった43%しかありません。
その分、2次試験が50%の割合とかなり高くなっています。
和歌山県立医科大学の志望者の方は、センター試験よりも2次試験重視の勉強をするべきですね。
マーク模試も受ける回数を少なくした方がいいでしょう。
その代わり、難易度の高い駿台全国模試(第1~3回)を受験した方がいいですね。
こういうふうに、志望校の配点比率によっては、受験する模試の種類も変えることをおすすめします。
センター試験の配点が高い⇒マーク模試をたくさん受験
2次試験の配点が高い⇒記述模試をたくさん受験
和歌山県立医科大学医学部 合格者成績情報
2016前期試験 | 合格者最高点 | 合格者最低点 | 合格者平均点 |
センター試験 | ー | ー | ー |
2次試験 | ー | ー | ー |
合計 | 1091 (80.8%) | 857 (63.5%) | 905 (67.0%) |
センター試験のボーダー(84%)と合計の合格者最低点から予想すると、2次試験の合格最低点は44.1%くらいですね。
面接の平均点は、50%以上あると考えられるので、2次試験(面接除く)の合格最低点はさらに低くなると考えられます。
2次試験の合格最低点が40%ちょっとってどれだけ難しい2次試験なんですか?!
難しい2次試験が得意な方なら受験をおすすめしますが、苦手な方にはおすすめしません。
難しい試験が苦手だけど、それでも和歌山県立医科大学を受験したいという方はセンター試験で少しでも点を稼いでおくのが合格のカギとなりますね。
和歌山県立医科大学医学部 センター試験ボーダー 推移
一般枠 | 注意(%) | ボーダー(%) | 濃厚(%) |
2013年 | 79 | 83 | 87 |
2014年 | 82 | 86 | 99 |
2015年 | 83 | 86 | 89 |
2016年 | 82 | 84 | 88 |
※
注意⇒合格可能性20%以下
ボーダー⇒合格可能性50%
濃厚⇒合格可能性80%以上
センター試験のボーダーは85%前後を推移しています。
医学部の平均くらいではないでしょうか?
ただし、和歌山県立医科大学は2次試験の配点割合が高いので、センター試験のボーダーはあまりあてにならないでしょう。
参考程度にみておくことをおすすめします。
和歌山県立医科大学医学部 前期 倍率推移
一般枠 | 募集人数 | 志願者数 | 受験者数 | 志願者の合格倍率 |
2014年 | ー | ー | ー | 3.0倍 |
2015年 | 79 | 309 | 243 | 3.5倍 |
2016年 | 79 | 292 | 235 | 3.3倍 |
※倍率は志願者数の合格者数に対する割合
倍率は、例年3倍程度とかなり低くなっています。
募集人数が多いからでしょうね。
倍率だけ見ると、穴場の医学部といえるかもしれません。
ただし、2次試験がかなり難しいので、学力がないと数学で0点なんてことに
なりかねないんですよ。
それもあってか、記念受験をする人や2次試験の逆転を考える人が受験してこないんだと考えられます。
だから、一見、倍率は低いですが、受験層はかなりハイレベルなのではないでしょうか?
合格を勝ちとるには、かなりの高い学力が求められるでしょう。
和歌山県立医科大学医学部 医師国家試験合格率推移
年度 | 出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2013年 | 64 | 64 | 61 | 95.2% |
2014年 | 83 | 83 | 77 | 92.8% |
2015年 | 87 | 83 | 80 | 96.4% |
2016年 | 113 | 109 | 108 | 99.1% |
※データは新卒・既卒の合計
※合格率は受験者数に対する合格者数
2016年の医師国家試験合格率は、なんと99%です。
近年で最高の合格率になっています。
しかし、2013年~2015年までは出願者全員が受験しているのに対して、2016年は
4名受験していない人がいます。
おそらく受験させてもらえない人がいたんじゃないでしょうか?(管理人の私見です)
でも、和歌山県立医科大学に限らず、医学部の医師国家試験合格率はどこも
出願者数ベースでなくて、受験者数ベースで計算されているんですよ。
だから、実際の合格率は、ほとんどの大学が数%低くなるんです。
でも、毎年出願者全員が受験している(させてもらえる?)大学もあるので、仕組みを統一すれば、大学ごとの合格率はかなり変わってくるでしょう。
なので、あまり合格率はあてにならないと思います。
参考程度にみておくといいですね。
和歌山県立医科大学医学部 面接試験について
一般枠 | |
面接形式 | 個人面接 |
面接時間 | 15分 |
面接官 | ー |
採点 | 100点満点 |
再面接の有無 | 再受験生、多浪生(4浪以上)は可能性あり |
再受験生でも合格実績はあります。
各学年に10人以上は在籍しているという情報もありました。
再面接がある場合、面接が2回になるので、面接対策もかなりしっかり練っておく必要がありますね。
再受験生の方は、普通の受験生よりも人生経験が長い分、求められるレベルも高くなっています。
なので、何科に入って、どこで研修して、どの病院に入って、どのような医師を目指すのかという計画を具体的に考えておいた方がいいですね。
さらには、自分が今まで他の大学で勉強した学問をどう医学にいかしていくのかというのも明確に語れるといいでしょう。
僕も今入っている医学部の面接できかれましたが、具体的な計画までは考えていなかったので答えられませんでした。
おそらく、こういうような質問に適切に明確な答えをできる方は面接で高得点をもらえるのではないかと考えています。
・再受験生は具体的な将来プランまで考えておく
・再受験生は面接で求められるレベルが高い
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医学部の面接の選考においては、まだまだ不透明な部分が多いのが現状だと思います。
他の大学を受けていたら合格していたというような高い学力を持ちながら、受験校の選択を誤ってしまったがために、面接で落とされてしまったというような事態に陥る人がないようにしたい!
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面接点ないですよ