(この記事は2017年2月7日に更新しました)
目次
徳島大学医学部の情報
大学名 | 徳島大学医学部 |
設立年 | 1948年設立・旧制医科大学 |
住所 | 〒770-8503 徳島市蔵本町3丁目18-15 |
大学ホームページ | http://www.tokushima-u.ac.jp/med/ |
6年間の学費 | 3,496,800円 |
医師国家試験合格率 | 91.7%(2017年) |
学生数 | 1,439人【男性:44%・女性:56%】 |
再受験寛容度 | 寛容(医学部一発合格のコツ調べ) |
進級難易度 | かなり厳しい(医学部一発合格のコツ調べ) |
交通アクセス | 徳島駅から「阿波池田」「穴吹」行に乗車、「蔵本駅」で下車、そこから徒歩約5分。徳島大学蔵本キャンパス内にあり。 |
徳島大学医学部の入試・受験情報
偏差値 | 東進68・河合65・駿台63・代ゼミ68・平均66 |
募集人数 | 前期72名・推薦42名 |
学士編入試験 | なし |
試験日 | 17/2/25・17/2/26 |
受験料 | 17000円 |
出願期間 | 17/01/23~17/02/01 |
調査書点数化 | なし |
推薦での募集人数が多めの医学部です。
後期試験はありません。
徳島大学医学部 配点
数学 | 理科 | 英語 | 国語 | 地歴公民 | 面接 | 合計 | |
センター試験 | 200 | 300 | 200 | 150 | 50 | – | 900 |
2次試験 | 200 | – | 200 | – | – | – | 400 |
徳島大学医学部 配点比率
センター試験 | 2次試験 | 面接 |
69.2% | 30.8% | – |
センター試験の配点が、国立大学医学部の中でもトップを争うほどの高さを誇ります。
また、面接が点数化されない医学部であるというのも徳島大学医学部の特徴の1つです。
再受験生にとっては、魅力的ですね。
徳島大学医学部 合格者成績情報
2015前期試験 | 合格者最高点 | 合格者最低点 | 合格者平均点 |
センター試験(900) | 846.0 (94.0%) | 769.7 (85.5%) | 805.1 (89.5%) |
2次試験(400) | 348.0 (87.0%) | 260.0 (65.0%) | 300.0 (75.0%) |
合計 | 1173.9 (90.3%) | 1077.8 (82.9%) | 1105.0 (85.0%) |
2016前期試験 | 合格者最高点 | 合格者最低点 | 合格者平均点 |
センター試験(900) | 852.9 (94.8%) | 729.8 (81.1%) | 792.7 (88.1%) |
2次試験(400) | 294.0 (73.5%) | 166.0 (41.5%) | 221.5 (55.4%) |
合計 | 1130.6 (87.0%) | 954.8 (73.4%) | 1014.3 (78.0%) |
医学部受験生にとって、注目すべきなのは、センター試験の合格者最低点です。
これは、合格者の中での最低のセンター試験の点数ですから、この点数をとれていなければ
合格するのは難しくなります。
なので、再受験生が絶対にとらなければいけない点数ですね。
2016年なんて81%で合格している人がいるんです。
センター試験で失敗しても、2次試験で逆転できる可能性はあるということです。
徳島大学医学部 センター試験ボーダー 推移
年度 | 注意(%) | ボーダー(%) | 濃厚(%) |
2013年 | 85 | 88 | 90 |
2014年 | 85 | 88 | 92 |
2015年 | 85 | 89 | 93 |
2016年 | 84 | 86 | 88 |
※注意は合格可能性20%以下。
ボーダーは合格可能性50%。
濃厚は合格可能性80%以上を示す。
センター試験ボーダーとは、合格可能性が50%、不合格可能性が50%となる
センター試験の点数のことです。
最低でもセンター試験ボーダー以上の得点は欲しいところです。
濃厚以上の点数が取れれば合格可能性が80%以上になりますので、かなり安心して受験できることになります。
徳島大学医学部 倍率推移
[visualizer id=”2865″]2013年 | 4.1倍 |
2014年 | 3.0倍 |
2015年 | 8.1倍 |
2016年 | 1.8倍 |
2017年 | 3.6倍(志願者数ベース)2/1時点 |
※実際に受験した受験者数に対する倍率
倍率は、前年が高ければ次の年は低く、前年が低ければ次の年は高くなるという傾向があります。
徳島大学医学部もまったくその傾向に当てはまっています。
なので、志望校を決めるときは、あえて、前年に倍率がぐんと高かったところを志望すると
穴場になりやすいですよ。
ちなみに、医学部一発合格のコツでは、実際に受験した人数に対する倍率を表しています。
というのは、私立大学に合格した、あきらめたなどの理由で出願したけど受験しない人が結構いるんですよ。
受験しなかった人の人数を含めても意味がないですからね。
徳島大学医学部 医師国家試験合格率推移
2013年 | 89.6% |
2014年 | 87.3% |
2015年 | 89.1% |
2016年 | 91.7% |
※データは新卒・既卒の合計
医師国家試験合格率のデータも示しておきます。
徳島大学医学部 面接試験について
面接形式 | グループ面接(5人) |
面接時間 | 20分 |
面接官 | 4~5人 |
過去にあった質問
- 1分で自己紹介
- 医師になりたい理由は
- 今までの経歴について
- 入学後、勉強以外にしたいこと
- どんな医師になりたいか
- 自分が医師に向いている点
- 10年後の自分
- 何科の医師になりたいか
- 再受験の理由
- 徳島大学を志望する理由
- 気になる医療ニュース
- 挫折の経験とえられたこと
- 卒業後地元に帰るか、徳島に残るかとその理由
- 協調性のエピソード
- チーム医療で果たす自分の役割
- 理科の選択科目
- 高校時代の成績
- 自分が詳しいことの素晴らしさを科学的に説明
- 研究に対するイメージ
- 部活について
過去にあった質問はたくさんあります。
この他にもまだまだあります。
しかし、おそらく、経歴に応じた質問をしていると考えられます。
志望書に経歴を書く欄があるので、そこに記載した内容にもとづいて質問されるのでしょう。
例えば、再受験生について、部活や高校時代の成績についてたずねることはまずないと思うからです。
逆に、現役生に対して、研究についての考えをきくのはちょっと酷かなと思いますし。
徳島大学医学部 2次試験出題傾向 数学
2次試験数学の注意事項
表紙を除いて、問題・解答用紙は4枚、計算用紙は1枚配布されます。
- 問題・解答用紙、計算用紙は、指示があるまで開いてはいけない
- 解答は、問題と同じ紙面の指定された解答箇所に書く
- 指定された解答箇所に以外に書いたものは採点しない
- 裏面に解答したものは採点しない
- 各問題・解答用紙の「受験番号」欄に受験番号を記入する
- 計算用紙以外にも、表紙や問題・解答用紙の裏面を計算のために用いてOK
- 配布した用紙はすべて回収
以上の注意事項があります。
今のうちに把握しておきましょう。
2次試験数学 出題分野の分析
大問が4つで、各大問に小問が2,3個あります。
医学部医学科、歯学部歯学科、薬学部の共通問題です。
2014年度 | 出題分野 |
第1問 | 行列の一次変換、数列の一般項、極限 |
第2問 | 曲線、 |
第3問 | 場合の数 |
第4問 | 数列 |
2015年度 | 出題分野 |
第1問 | ベクトルの内積、四面体の体積 |
第2問 | 微分法、積分法、関数の最小値 |
第3問 | 数列、不等式の証明、極限 |
第4問 | 場合の数 |
2016年度 | 出題分野 |
第1問 | 微分法、積分法、関数の最大値・最小値を求める |
第2問 | 平面のベクトルの演算 |
第3問 | 集合と命題・整数の性質 |
第4問 | 確率・数列、条件付き確率を求める |
※管理人が実際の過去問を見て調べています。
過去3年分の過去問の出題分野を調べてみました。
すると、面白い傾向がわかりました。
場合の数・確率は毎年出てますね。対策が必須だということがわかります。
数列も毎年出ています。苦手な人は重点的に対策をしましょう。
微分法・積分法、関数の最小値、ベクトルの演算は2年連続で出題されています。
しっかりと対策が必要ですね。
極限も他の分野と絡めて出ることが多いです。
2016年は出題されていませんが、対策が必要でしょう。
頻出分野のまとめ
毎年でる分野 | 場合の数・確率、数列 |
よくでる分野 | 微分法・積分法、関数の最小値、ベクトルの演算、極限 |
たまにでる分野 | 集合と命題、整数の性質、不等式の証明、四面体の体積 |
徳島大学医学部の再受験生の方は、上記の表を参考にして、よく出る分野から優先して対策をしていくといいと思います。
確率が毎年でていますから、確率対策の問題集を必ずしておくべきですよ。
ハッとめざめる確率がおすすめです。
結構、量がありますが、これ1冊でどんな確率の問題にも対応できるようになります。
2次試験英語 出題分野の分析
大問は3つで、2問が日本語で説明する問題、1問が80語程度の英作文を書けという小問が4つあります。
2016年度 | 出題分野 |
第1問 | 事実、反論を説明 |
第2問 | 下線の説明、具体的に説明 |
第3問 | 環境問題についての自分の意見の英作文(80ワード程度) |
徳島大学医学部の英語で特徴的なのが、大問1つがまるまる英作文だということです。
80ワード程度の英作文を1つ条件に沿って書かなくてはいけません。
徳島大学医学部を再受験する方は、しっかりとした英作文対策が必要です。
後の2問は、すべて説明問題です。
本文の内容をきちんと把握できているかが問われています。
しかし、本文の内容把握をするために、鍵となる文には、分子構文などの重要な構文が使え割れていることが多いです。
結局は、構文把握力の有無、英単語力などの総合的な英語力がとわれているでしょう。
また、把握した内容を文章としてまとめるための英語力も間接的にとわれているといえますね。
徳島大学は説明問題が頻出ですから、国公立大医学部の英語の説明問題だけを解いて練習をしておくのがおすすめです。
英作文が4問もでているので、自由英作文対策が必須となります。
大矢復 英作文講義の実況中継がおすすめです。
講義形式で書かれているので、どんどん読み進めることができますよ。
情報提供をお待ちしております
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医学部の面接の選考においては、まだまだ不透明な部分が多いのが現状だと思います。
他の大学を受けていたら合格していたというような高い学力を持ちながら、受験校の選択を誤ってしまったがために、面接で落とされてしまったというような事態に陥る人がないようにしたい!
そんな思いで「医学部一発合格のコツ」では、医学部受験に関する情報を発信していきたいと考えております。
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徳島大学の英語を赤本で調べてみたのですが、英作についてです。
これは4つの条件の下で80ワードの英作を一つ書け一つ書け、という事だと思います。
さすがに試験時間70分で長文二つに英作四つは困難極まりないと思い調べました。