センター試験で失敗したけど、医学部いきたい。
どこか穴場の医学部がないかなっていう方に向けて
穴場の医学部を探す方法を紹介します。
前年に倍率が高かったところは穴場になりやすい
国立医学部の出願は、センター試験の後にありますよね。
だから、センター試験の結果を見て、どこに出願するかを決める受験生が多いんです。
すると、人間の心理的に前年倍率が多かったところは避ける傾向があるんです。
また、センター試験のずっと前から志望校を決めるときも同じなんですが、
前年の倍率が高いと心理的に志望校にしづらいんですよ。
実際、合格最低点もぐんと上がってしまうので、過去問を解いてみても最低点にいたらないことも多くなりますよね。
そしたら、他の大学に出願するかってなっちゃうんです。
それでは、徳島大学医学部の倍率を例にみてみましょう。
徳島大学医学部の実質倍率の推移
2013年 | 4.1倍 |
2014年 | 3.0倍 |
2015年 | 8.1倍 |
2016年 | 1.8倍 |
2017年 | 3.6倍(志願者数ベース)2/1時点 |
※実際に受験した受験者数に対する倍率
徳島大学医学部では、2015年の倍率が8.1倍とかなり高かったんです。
その影響があって2016年の倍率が1.8倍とかなり下がっています。
実際、2016年のセンター試験の合格者最低点は81.1%と例年よりガクッと落ちてるんです。
2016年は、徳島大学医学部が穴場でした。
その前の年を見ても、倍率が前年よりも上がって、前年よりも下がってを繰り返しています。
この法則は、毎年使えるんです。
だから、成績が伸び悩んでいて、穴場の医学部を探している方は、前年の倍率がかなり
高かった医学部を志望するといいですよ。
・前年の倍率が高い医学部は穴場になりがち
地方の医学部が穴場になりやすい
地方の医学部は穴場になりやすいです。
理由は、単純に人気がないからです。
人気がなければ、倍率が低くなるので、必然的に合格者最低点も下がって穴場となるのです。
多くの受験生は、大学のまわりに娯楽が多い都会の医学部に行きたいと考えています。
だから、学力の高い受験生は、東京、大阪、福岡、広島、札幌、名古屋などの
都会にある医学部を志望する傾向があります。
なので、単純に地方の医学部では、受験者層の学力が都会の医学部に比べて相対的に低い
ので、穴場になりやすいんです。
やはり、18歳~24歳という多感な時期に都会で暮らしたいと考えるのは若者として当然のことだと思います。
だから、地方の医学部が穴場になるという傾向は、今後もずっと続くものと思います。
科目数が少ない医学部が穴場
科目が少ない医学部も穴場になりやすいです。
科目が多ければ多いほど、実力勝負になりやすいからねんです。
2次試験が面接だけ、数学と英語だけと科目が少なければ少ないほど、テストによる
差がつきにくいからです。
一般的に、長年勉強していて実力がある人ほど、理科などの暗記科目が強いと考えられます。
また、心理的にもせっかく2次試験のために理科を勉強してきたんだから、2次試験で理科のない医学部を受けるのはもったいないというふうに考えてしまうんです。
なので、実力がある受験生ほど、2次試験で理科があって、科目数が多い医学部を受験する傾向があるのです。
おわりに
理想をいえば、ちゃんとした実力をつけて、どこの医学部にでも合格できるようにしたいものです。
しかし、人生は限られていますし、受験のチャンスも限られています。
やはり、1年でも早く医学部に入学するにこしたことはありません。
なので、少しでも穴場な医学部を探すというのは、戦略的に当然すべきことだと思います。
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