文系から理転して医学部へ|合格経験と国語の配点・志望校選び

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文系から理転して医学部を目指すことは可能です。ここでは、ぼく自身の理転経験をもとに、数学・理科の準備と、国語などの得意科目を志望校選びに生かす考え方を紹介します。大学の配点・試験科目は、2027年度の公式資料を踏まえて見直しました。

私立文系から理転して医学部って受かるの?

結論からいうと、可能です。ぼく自身、理転して医学部に合格しました。他にもうちの大学では、理転して合格した方が何人かいます。

もちろん、理転するのは楽なことではありません。数学は分量が多く、理解するのに時間がかかる科目ですからね。理科も含めて、今どこまで学んでいて、どこから勉強し直す必要があるかを確かめることが出発点になります。

しかし、本当に医者になりたいのなら、高校生のときに文系を選んだからもう医者になれない、という考えだけであきらめる必要はありません。人生いつ何になりたいと思うかなんて、分からないものです。

理転して医学部を目指したいという人は、ぼくと同じ出発点を持っています。必要な期間や勉強量は人によって違いますが、ぼくの勉強法や参考書の使い方が参考になるかもしれません。よければ以下の記事も読んでみてください。

文系で学んだ国語は、医学部受験でも生かせる?

「せっかく文系の科目を勉強してきたのに、今までの苦労が水の泡なのか」と思うかもしれません。ちょっと待ってください。医学部でも、共通テストの国語の配点などを見れば、得意科目を生かせるかどうかを考えられます。

ただし、国語が得意だから、その大学に受かりやすいと決まるわけではありません。数学・理科・英語の必要な学力、共通テストと個別試験の配点全体まで比べることが大切です。

国語の配点が高い医学部を探すときの注意点

2016年の旧稿では、山梨大学・神戸大学・島根大学・愛媛大学・熊本大学を挙げ、神戸大学について「センター試験375点中、国語125点」と紹介していました。これは現在の大学選びにそのまま使える一覧・配点ではありません。センター試験当時の情報を、共通テストの情報として読み替えないようにしてください。

2027年度入試を調べるときは、大学公式の入学者選抜要項で、医学部「医学科」の、受験する選抜方式・日程を選び、国語の換算後の配点と総合点に占める割合を確認しましょう。共通テスト内の割合だけでなく、個別試験を合わせた総点に対してどのくらい重いかまで見るのがポイントです。

公式資料の例:神戸大学・2027年度入学者選抜要項

名古屋大学の「2次試験に国語」は現在の医学科には当てはまらない

旧稿にあった「名古屋大学は唯一、医学部の2次試験に国語を課す」という説明も見直しました。2027年度の名古屋大学医学部医学科・前期日程の個別学力検査等は、数学・理科・外国語と面接で、国語は含まれていません。

同年度の前期日程では、国語は共通テストの950点中200点です。個別学力検査の配点は1,800点で、合計は2,750点になります。国語だけで大学を選ばず、数学・理科・外国語を含む全体で判断する必要があると分かります。

出典:名古屋大学・2027年度入学者選抜要項(冊子28ページ)。2026年10月時点では概要の選抜要項が公開され、一般選抜の学生募集要項は11月下旬公開予定です。出願前には公式の一般選抜ページで最終の募集要項と変更情報も確認してください。

理転を決めたら、まず取り組みたいこと

  1. 数学の現在地を確認する:未習単元を書き出し、基礎の計算や典型問題から学び直す。
  2. 理科の選択条件を調べる:志望校で使える科目・必要な科目数を確かめ、学習計画を立てる。
  3. 得意科目を維持する:国語・英語など、これまでに身につけた力を生かしつつ、必要科目全体をそろえる。
  4. 配点と過去問を比べる:大学名や「文系に有利」という言葉だけで決めず、自分の得点との相性を見る。

おわりに

高校生のときに文系に進んだという理由だけで、医者になることをあきらめるのはもったいないと思います。ぼく自身も理転して合格し、同じような経歴の方に出会いました。

そのままあきらめる前に、一度きりの人生で挑戦したいことなのかを考えてみてください。必要な勉強と期間、費用を確かめながら、まずは数学・理科の基礎を始めるところから進んでみましょう。

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