
医学部のつらさは、勉強量だけでなく、地方での暮らしや人間関係から感じることもあります。筆者の体験をもとに、負担を整理するヒントをまとめました。
制度・出典確認:2026年10月11日。学生生活の描写は筆者の在学当時の体験です。
医学部は本当につらいのか? 勉強だけでなく、生活環境や人間関係も含めて、私が在学時に感じたことを振り返ります。
医学部の勉強がつらいと感じた理由
医学部はつらいのでしょうか?
私の経験では、試験が続くことと、授業・実習の出席が必要なことが負担でした。前に通った大学での自分の生活より、自由に使える時間が少ないと感じました。
でも、文系・理系という区分だけで、ほかの学生の苦労や就職を決めつけることはできません。また、医学部を卒業すれば自動的に医師になったり、高収入が保証されたりするわけでもありません。
医師を目指すために学び続ける必要がある、という元の記事の考えは変わりません。ただ、そのために今のつらさを全部我慢しなくてはいけない、という意味ではありません。
試験が重なるのか、理解が追いつかないのか、出席や実習で休めないのか。負担の中身を分けると、教員に質問する、予定を調整する、相談するなどの行動を考えやすくなります。
医学部は田舎にあるからつらい
私は早稲田大学を卒業してから医学部に入ったので都会の学生と田舎の医大生を両方経験しています。
やはり田舎にある医学部はつらいと感じますね。
どうつらいかというと
- お店が少ない
- 遊ぶところが少ない
- バイト先も少ない
などたくさんあります。
田舎だとご飯食べるお店や遊ぶ場所、バイト先とすべてにおいて選択肢が少ないのです。
なので、いつも同じ店ということになりますね。
そうすると、飽きるのでつらいということになってきます。
一方、都会だと何でもありますからね。
都会には選択肢が多いと感じていました。ただ、暮らしやすさの感じ方は人それぞれです。
これは医学部だけの問題ではなく、自分に合う生活環境かどうかという話でもあります。
自分で選んだ大学でも、入学して初めてわかることはあります。「自分で選んだのだから、つらいと言ってはいけない」と責める必要はありません。
受験前なら、通学手段、買い物、飲食店、学外活動の場も見ておくとよいと思います。在学生なら、無理のない範囲で行動範囲や気分転換の選択肢を少し増やせないか、考えてみてください。
医学部は閉塞的でつらい
医学部は閉塞的でつらいです。
私の場合は、地方で学内中心の生活になり、同じ人間関係が続くことに窮屈さを感じました。
他学部と別のキャンパスだったこともあり、私の生活では他学部との交流が少なかったのです。大学の立地や活動によって環境は変わります。
でも、バイトをしたり、学校以外の人と知り合うチャンスも行動すればありますよ。
余裕があるときは、学外の趣味やボランティア、友人との時間を作るのも一つの方法です。忙しいときに、活動を無理に増やす必要はありません。
学内だけですべてを完結させなくてもよい、というのが今伝えたいことです。
医学部はつらいが楽しいこともある
医学部の勉強は楽ではありません。 もちろんつらいこともあります。
でも、それだけ価値のあるものを目指していると私は思うのです。
人の役に立つ医師を目指し、わからなかったことが理解できるようになる。その積み重ねには、私なりのやりがいを感じました。
ただ、苦労の大きさがそのまま価値になるわけではありません。体調を崩すほどの負担や、合わない人間関係まで美化する必要はないと思います。
医師という仕事に魅力を感じる気持ちと、今の生活がつらいという気持ちは、両方あってよいのです。
つらいけど目指す価値があるのではないでしょうか。
考え方を変えることで楽になる部分もあるかもしれませんが、それだけで解決しない負担もあります。
勉強、活動量、人間関係、体調のどこに困っているかを整理し、必要な助けを借りながら続け方を考えてほしいと思います。
つらさが続くときの相談先
- 試験・進級:担当教員、学年担当、教務・学務窓口へ。再試験や履修条件を確認します。
- 部活・人間関係:学生相談窓口へ。活動を減らすことも含めて相談できます。
- 体調や生活への支障:大学の保健管理センターなどへ。一人で抱え続けないでください。
島根大学の公式ページでは、松江・出雲それぞれの保健管理センターが案内されています。他大学の方は、所属大学の窓口と利用方法を確認してください。
