医学部受験の理科・社会の選び方|2027年度の科目と判断基準

2026年10月11日更新:センター試験時代の私の科目選択の経験を残し、2027年度共通テストの科目名と確認手順を更新しました。

医学部受験をするにあたり、まず最初に決めなければいけないのが選択科目です。自分が苦手な科目を選んでしまっては後悔しますよね。

選ぶ順番は、志望校で使える科目を調べる→これまでの学習経験と過去問を比べる→必要な勉強時間を見積もる、です。

医学部受験の選択科目は、大学・方式ごとに確認する

国公立医学部を目指す場合も、共通テストと個別試験で必要な科目は大学・選抜方式によって異なります。「理科は必ずこの組合せ」「社会はこの科目ならどこでも出願できる」と決めつけず、入学年度の募集要項で確認してください。

  • 共通テストで必要な理科・地歴公民の科目と科目数
  • 個別試験で選べる理科と、共通テストとの組合せ条件
  • 第1解答科目の指定、配点、必要な数学・外国語・国語・情報
  • 前期・後期や併願先に変更しても出願できるか

この確認を先にしてから、得意不得意や学習量を比べると選びやすくなります。

理科は物理・化学と生物・化学をどう比べる?


元の記事では、「物理と化学」「生物と化学」の2パターンを中心に紹介していました。ただし、化学が一律に必須という意味ではありません。使える組合せは志望校の要項を優先してください。

私が選んだのは生物です。私は文系出身で数学が不得意でしたので、自分には順当な選択だと考えていました。覚えた内容を積み上げていく勉強が合っていたことも、生物をすすめていた理由です。

一方で、現在の生物を「知っているか、知らないかだけで解ける暗記科目」と考えるのは適切ではありません。2027年度の問題作成方針でも、理科では実験結果や資料を分析し、考察する力が重視されています。

物理も、数学が得意という理由だけで決めず、現象を理解し、式を立てて解く過程が自分に合うかを確認しましょう。すでに物理を十分勉強している方が、今から生物に変える必要があるとは限りません。

判断の目安
物理:現象を式で表し、計算して確かめる学習との相性を見る。
生物:知識の理解・整理に加え、実験や資料の考察に取り組めるかを見る。
共通:過去問を複数回分確認し、現在の得点と残り期間を比べる。

医学部受験では、選択科目で安定して得点できるようにしておきたい、という元の記事の考え方は変わりません。ただし、どちらの科目が安定するかは人によって異なります。

社会(地歴公民)は現行の科目名で確認する


2027年度共通テストの地歴公民には、次の6科目があります。

  • 地理総合,地理探究
  • 歴史総合,日本史探究
  • 歴史総合,世界史探究
  • 公共,倫理
  • 公共,政治・経済
  • 地理総合/歴史総合/公共(3つの出題範囲から2つを選択解答)

共通テストにある科目を、すべての医学部で利用できるわけではありません。2科目を受験する場合には組合せの制限もあります。大学の指定と大学入試センターの受験案内を両方確認しましょう。

元の記事で私が「倫理政治経済」をすすめていたのは、センター試験当時の科目構成で、学習量と出願先の選択肢を考えていたからです。旧科目「倫理,政治・経済」を、現在の「公共,倫理」や「公共,政治・経済」と同じものとして選ぶことはできません。

状況によって志望校を変更する可能性もあります。第一志望だけでなく、後期や併願先の指定も確認しておく、という点は今も大切です。

私は当時、限られた期間で多くの科目を勉強する必要があったため、日本史や世界史の学習量を重く見ていました。ただし、すでに歴史を十分学んだ方まで一律に避ける必要はありません。得意科目を生かせるか、現行課程で追加の学習がどれだけ必要かを比べてください。

科目と志望校はセットで決める

科目選択が決まったら、受験校ごとの配点に合わせて勉強時間を配分しましょう。私は夏までに主な志望校を決めることをすすめていますが、8月は出願の公式期限ではありません。詳しくは志望校を夏までに決める理由と見直し方で説明します。

あわせて読みたい

確認した公式資料:大学入試センター・2027年度試験情報 / 大学入試センター・2027年度受験案内「試験概要」(2026年10月11日確認)